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羆 有害駆除

鉄砲の寿命

2021.06.30 23:12

 先日、射撃場へ行った際に、主がお客さんの鉄砲の寿命が来たと言うのだ。

詳しく聞いてみると、今まで纏まっていた弾痕が ”ぱ” と的いっぱいに散らばったと言うのである。

 世に言う命数が尽きた現象であるが、それを経験する猟師は、決して多くはない。

日本の猟師の現状を言うと、狩猟・有害駆除等で無許可譲受(無料)を受けられるのは、夫々の許可に付きライフル弾は、50発、 狩猟と有害駆除両方の許可を行ったとしても100発。本当に限られた数ではないか? 

この程度ならば新品の銃で20~30年毎年撃ってもそんな機会に巡り合う人は少ないだろう。

 格安中古を手にしたならば別の話だが。

では、いったい何発撃ったら命数が尽きるのか? 物の本によると(旧軍兵器関係者の著作)によると自衛隊で使用していた64式小銃の場合1万~1.2万発は撃てると記されていたが(銃身内にメッキ処理を施してある)私の実感では、 競技用の小容量の実包を使う場合で、3千~3.5千発・中容量のもので2.5~3千発程度であろう。 大容量のものなら更に短くなる。 

 色々と条件はあるが概ねそんな処であろう。 私の場合競技用の銃に関しては2シーズンごとに銃身を交換し、4~5シーズン程度で機関部のオーバーホールをしていた、競技射撃をする者は、練習記録を付けるので、正確な数字が出る。(私の場合は、全ての作業を自分で行うので経済的負担は、他の人から見れば凡そ半分ほど) 

 銃身の寿命は、通り抜けたガスの量・作用時間とガスの温度により大きくかわる。 同じ口径の銃身でも薬莢の容積と形状によって大きく差が出る。(例えば6.5-285は2千程度 6.5-47は、3.5~以上撃てる)

 では、寿命が来るとどの様な状態になるのか? 銃身が傷むのは銃身内のほんの一部だけ、薬室から2cm程度の部分が高温の火薬ガスでいわば焼けただれるのである。 しかるにその部分を除去すれば再生ができるのだが、 すべての銃でそれが出来る訳では無い。

 最後まで見届ける機会はめったいにない事、最後まで使いきった喜びを噛みしめ新しい銃を買っては如何かな。