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がんぐのマルミ

おかえりモネ見ています。

2021.07.01 00:46

皆さま こんにちは。いかがお過ごしでしょうか

今日は連続テレビ小説『おかえりモネ』について書こうと思います。

ほとんどテレビ見ない私が、なぜビデオに撮って毎日見ているかというと…

宮城県登米市の森林組合で新人として働くモネ、木材のことや林業の現状や、それにかかわる職人さん達などがリアルにえがかれていて、わたしが15年間過ごした木材加工の会社での日々と、とてもリンクする部分があったからです。


そんな中で組合長の、さやかさんがモネに言います。「山には広葉樹が使われずに余っている、何か商品を開発して公共の事業として成立させなさい」


モネは悩んだ末に、小学校の机を地元の木で作ろうと思い立ち、計画を練り進めていきます。教育委員会の方々と打ち合わせをして、値段のことや生産できる数や、納期のことなど、たくさんの壁を乗り越えて、たくさんの人の手を借り、ついに小学校に納品するというシーンがありました。


私は木のおもちゃを作っています。使用する木材は主に杉桧といった針葉樹です。木の種類こそ違いますが、とても共感できるシーンでした。

日本の山の状況は過疎化が進み人出が足りず、ほったらかされて間伐さえされず、戦後の拡大造林の時に植えられた針葉樹も多く残されています。私の地元三重県では、数年前に映画の影響もあり、林業をやりたい若者が増えましたが一時的なもので定着はしなかったようです。

いろんな問題を抱える日本の山。一つ言えることは今は木を使わなければなりません。日本は国土の67%が森林でたくさんの木材資源を持っています。なのに供給されている木材の8割は外国産であるのが現状です。とにかく国産材を使わなければなりません。エコと称して割り箸を使わないようにと、数年前my箸がブームになりました。ものの見方や立場が変われば、物事の正しさもまた変わってしまうものなのでしょう。


でも今大切なのは日本人が日本の木を使うこと。そうすることで人が山に入り手入れをする。山は生き物なのでお世話をされると生き生きとしてくる、そのエネルギーは川や海に流れてみんな生き生きとしてくる。

これからも「おかえりモネ」かかさずに見ます笑


組合長のさやかさんがモネに言った言葉をもう一つご紹介。

木は何にだってなる、家にもなるし燃料にも船にもなる。人は全てを失ってもまた木で何かを作りはじめるんだ。


なんかいいな~