免疫力
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まだ終わりが見えない新型感染症の流行の中、免疫力について関心を深めた方は多いのではないでしょうか。
感染する人、しない人。無症状の人と重症化する人。そこにどんな差があったのかといえば「免疫力」の差がありました。
免疫力とはなにか
免疫には2つの役割があります。
①感染を予防する「防御免疫」
鼻や口、気道などの粘膜に存在し、ウイルスが体内に侵入するのを防ぐ。IgA抗体が担当
②発症を予防する「攻撃免疫」
血液とリンパ液に乗り全身をパトロール。防御免疫を破って侵入したウイルスの増殖を防ぐ。キラーT細胞やNK細胞などが担当する
ウイルスは、口や鼻などの粘膜から侵入し、気管支や肺、小腸などで増殖します。
ある一定数以上にウイルスが増えると咳や発熱、下痢といった症状が出ます。
免疫とウイルスの関係
① 防御免疫が強ければ、ウイルスの侵入を許さないのでそもそも感染しません。
② しかし、防御免疫の働きが弱いと、ウイルスの侵入を許して感染してしまいます。
③ ウイルスの増殖を攻撃免疫が止めることができれば無症状または軽い症状で済みます。
④ 攻撃免疫が負けてしまうとウイルス由来の病気を発症します。
⑤ 例え発症しても、免疫細胞の力が強ければ、ウイルスの増殖に抗い重症化を防ぎます。
感染したくない!
新型インフルエンザ新型ウイルス未知のウイルス肺炎レンサ球菌ライノウイルス(風邪)結核菌ノロウイルス大腸菌HIV
グローバル化に伴い、変異したウイルス、新型インフルエンザ、未知のウイルスなどが、これからも海外から持ち込まれます。
国内に限っても、死因の第3位である肺炎を引き起こす肺炎レンサ球菌、冬になると毎年流行するインフルエンザ、ノロ、ロタウイルス、O-157などの大腸菌、HIVを始めとする性感染症、風邪の原因であるライノウイルスなど、病気を引き起こすウイルスや細菌は、眼には見えなくとも常に私達の周りに潜んでいます。
まとめ
ここまで説明した、免疫力とは何かについてまとめます。
① 免疫力には2種類ある
ウイルスや病原菌に感染するのを未然に防ぐのが「防御免疫」。IgA抗体が担当する。感染した後に重症化を防ぐのが「攻撃免疫」。キラーT細胞やNK細胞などが担当する。
② ウイルスは常に身の回りに
これからも、未知のウイルスや変異したウイルスなどが海外から持ち込まれる。
国内に限っても、ウイルスや病原菌は常に身の回りに潜んでいる。
免疫力が低下する原因
原因① 加齢
若ければ免疫力が高いので、病気にかかりづらく、感染しても寝ていれば大抵は治ります。
しかし、年齢とともに免疫力は下がるので、風邪をひいて体力が下がっているときに肺炎レンサ球菌に感染して肺炎にかかったり、インフルエンザが重症化するなどしやすくなります。
年齢が上がれば上がるほど免疫力は下がる
[ 年齢と免疫力の関係 ]
年齢と免疫力の関係
参考:「からだと免疫のしくみ」上野川修一 著 日本実業出版社
免疫力は20歳前後をピークに下がり続け、その結果、感染症に罹患しやすくなります。
加齢とともに体を守るIgAが減少する
感染から体を守っている防御免疫のIgA抗体も加齢ととも減ってしまいます。だから高齢になるほど感染しやすくなるのです。
原因② ストレス ストレスアイコン
ストレスが続くと体調を崩しやすくなるなど、ストレスが免疫力を下げることは、何となく体感している方が多いのではないでしょうか。 事実、ストレスが強くなると防御免疫のIgA抗体が減少することがわかっています。
ストレスにより体を守るIgAが減少する
大学生のlgA値を1年間測定したところ、試験などで高いストレスを受ける時期にlgAが減少したという研究結果があります。
若くてもこれだけ影響を受けるのですから、ストレスは免疫の大敵です。
原因③ 睡眠不足 睡眠不足アイコン
睡眠不足も免疫力を低下させます。睡眠時間が短ければ短いほど、風邪のウイルスに感染して発症しやすくなります。
睡眠が足りないと免疫力が低下する
睡眠時間と風邪の発症率の関係
睡眠時間と風邪の発症率の関係
出典:Prather et al. Behabiorally Assessend Sleep and Susceptibility to the Common Cold, SLEEP, Vol.38, No.9, 2015
睡眠時間だけではなく、眠りの深さも免疫力と関係します。年齢とともに眠りが浅くなってしまうのも免疫力が下がる原因です。
その他の原因
●冷え性・低体温症
免疫細胞は36.5℃~37.0℃で正常に働きます。冷え性や低体温(36℃以下)になると免疫力は格段に下がってしまいます。
●食べ過ぎ
食べ過ぎにも要注意。糖や脂質で血流が悪くなると、血液の中の免疫細胞が身体の隅々までパトロールするのが難しくなります。
まとめ
ここまで説明した、免疫力が低下する原因についてまとめます。
① 免疫力は加齢で低下する
加齢とともに、防御免疫のIgA抗体の数が減り、NK細胞、キラーT細胞の活性も弱まる。
② ストレスでも免疫力は低下する
ストレスが強くなると、防御免疫のIgA抗体の数が減少する。
③ 睡眠不足も免疫力低下の原因
睡眠時間が少ないのはもちろん、眠りが浅いと免疫力が低下する。
免疫力は目に見えませんし、血圧や血糖値のように基準値があるわけでもないので、自分の免疫力が強いのか弱いのかをはっきりと意識することはできません。
しかし、年齢とともにどうしても下がってしまうことは事実。
ここからは、その対策方法を見ていきましょう。
免疫を高める方法は?
免疫の2つの役割「防御」と「攻撃」をおさらいします。
感染しないようにガードする
「防御免疫」
ウイルスや細菌を体内に入る前に排除するのが、IgA抗体が担う防御免疫です。
防御免疫の力が強ければ、感染のリスクそのものが低くなります。
防御免疫が弱ければ裸に近く、強ければ高性能のマスク+防護服を着ているイメージでしょうか。
感染したウイルス攻撃する
「攻撃免疫」
防御免疫が侵入を許して感染したウイルスに対して、キラーT細胞やNK細胞があわてて駆けつけて攻撃を仕掛けます。
一度感染したことがあるウイルスなら攻略法を覚えているので勝つことができますが、初めて感染するウイルスにはなかなか勝てません。
ワクチンは、ウイルスを少しだけ投与して攻撃免疫に戦う練習をさせておくのが目的です。
より重要なのは「防御」です
ウイルスに感染してから攻撃免疫が対処するよりも、防御免疫を増やしてはじめから感染しないほうが安全です。
防御免疫が侵入を許さなければ、発症も重症化もありません。
感染してしまうと…
・耐性菌で薬が効かない
-イラスト⑦
・感染を拡散してしまう
-イラスト⑨-
・重症化のリスクがある
-イラスト⑧-
全身を防御している「IgA抗体」
防御免疫とはIgA抗体のこと。口や鼻はもちろん、身体の中の粘膜でもウイルスや細菌の侵入を防いでいます。
カラダの外も中もIgAがすべてを守っています。
-イラスト⑩
IgA抗体は赤ちゃんを守る「初乳」に含まれる
母親の胎内からウイルスや細菌だらけの外界に出てくる赤ちゃん。それでも半年前後は病気知らずです。 理由は、分娩後数日間のみ分泌される初乳にIgA抗体がたくさん入っているから。
-イラスト⑪
初乳のIgA抗体の力が切れる半年前後から、風邪やノロ、ロタウイルスなどさまざまな病気にかかってしまうようになります。
IgA抗体は年齢とともに減少する
防御免疫のIgA抗体は、20歳前後をピークに減少します。ウイルスや細菌から身を守るためには、IgA抗体を外から摂取する必要があります。
唾液中分泌型IgA分泌速度(μg/分)
唾液中分泌型IgA分泌速度(μg/分)
参考:Oral Microbiol Immunol. 1995:10:202-7
IgA抗体を増やす「デカン酸」
熊本大学などの研究により デカン酸 という脂肪酸がIgA抗体の産出を促すことが、世界で初めて解明されました。
IgA抗体を増やす「デカン酸」
・試験内容
グループを2つに分け、片方のグループに抗原を1mg、別のグループには抗原1mgとデカン酸含有ローヤルゼリーを摂取させ、1、12、20日目の糞便を採取した。
・試験結果
糞便中のIgA抗体の反応性を分析したところ、抗原のみを摂取したグループでは変化がなかったが、抗原とデカン酸含有ローヤルゼリーを同時に摂取したグループでは著しく増加した。
参考:Kai H et al., Food Sci Nutr, 1(3), 222-227 (2013)
IgA抗体を増やす「デカン酸」2
・試験内容
グループを2つに分け、インフルエンザ抗原を週2回摂取させ、片方のグループはデカン酸を20日毎日投与。試験開始から12日後、21日後の糞便中からインフルエンザ抗原に対応するIgA抗体の量を測定した。
・試験結果
デカン酸を投与したグループは、抗原に対する糞便中のIgA抗体が増加した
参考:Biol Pharm Bull. 2020;43(8):1202-1209
「デカン酸」の新たなチカラ
また、同じ研究により デカン酸 に免疫力の中核を担う「M細胞」を増やす働きがあることも確認されています。
M細胞が増えると、キラーT細胞、NK細胞などの攻撃免疫が活性化することがわかっています。
デカン酸 は、防御免疫のIgA抗体を増やすだけではなく、攻撃免疫の力も高めることができるのです。
参考:Biol Pharm Bull. 2020 ; 43 (8) : 1202-1209
まとめ
ここまで説明した、免疫力を高める方法についてまとめます。
① 重要なのはIgA抗体の数
攻撃免疫は新型のウイルスや変異したウイルスなどを倒すのが苦手。防御免疫のIgA抗体を増やして、はじめから感染しないようにするのが大切。
② 「デカン酸」がIgA抗体を増やす
いくつかの研究データにより、「デカン酸」が防御免疫のIgA抗体を増やすことがわかっている。
③ 「デカン酸」は攻撃免疫も活性化する
「デカン酸」は、攻撃免疫の中核であるM細胞を増やすことで、キラーT細胞やNK細胞などの攻撃免疫も活性化させる。
Facebook・竹元 久了さん投稿記事 ♦ワクチンが効かない免疫学的理由!
免疫学的にみてもワクチンは効果がない!
免疫の仕組みを知ると、その異常さに気づきます。
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医師が教える新型コロナワクチンの正体
本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン
以下引用開始。
獲得免疫は一般人には重要なように思われるでしょうが、先ほど免疫細胞の働きは免疫機能のほんの一部だと言いました。理由としては最後の砦なので実際には防いでいる病原菌の数は少ないこと、最後の砦なので働かせたくないこと、逆に免疫やウイルス対策における主戦場は粘膜である、というのがもっとも重要だからです。
免疫としては鼻毛にさえその機能があり、鼻水、鼻、口内の常在菌、ムチンなどの免疫物質を含む粘液、咳、痰、くしゃみ、下痢、発熱など、すべてが免疫機構であり、それらのほうが圧倒的に病気を防いでいるわけです。その粘膜上では絶えず細胞同士の繊細な情報交換が行われています。リンパ球だけなくマクロファージも樹状細胞も頑張っています。ウイルスや細菌のほとんどが粘膜を通って入ってくるので、粘膜がもっとも大事で、ここには全身の優れたシステムが結集し、情報伝達が行われ、常に城の守りが行われているわけです。
🔷鼻腔内にウイルス、細菌が付着しやす、そのウイルスなどが脳内に入り全身に広がり免疫力を下げます。
簡易式鼻腔洗浄器で洗い流すのも一つ方法です。
ところが、ワクチンはこれらの感染経路をすっ飛ばしてしまいます。通常の感染であれば、たとえばコロナウイルスのような気道の感染症の場合、鼻や喉が第一関門であり、そこで一度免疫とウイルスは戦っています。この戦いによって、ウイルスの情報を体に伝えているわけで、胃腸系の感染症の場合であっても、胃酸や腸内細菌でウイルスを殺すわけですが、それでも生き残るウイルスはいて、胃腸内で戦い続けます。ここでも学習して、排除システム作動、免疫を獲得します。
ワクチンの考え方は、少量の病原体を体内に入れることによって免疫が獲得でき、その病気にかかりにくくなるというものです。
ここまで読んでいただいた方は察しがつくと思いますが、免疫を獲得できるのは、自然に感染して体の免疫機構が戦ったからです。それに対してワクチンは「人工的につくられたウイルスを」「途中の経路をすっ飛ばして」「粘膜を介さずに」「繊細な本来の情報交換をせずに」体内に注射することにより、中途半端は抗体だけがつくられることになります。そのためこの抗体には実は感染予防効果がないのです。
インフルエンザを例にとってみると、インフルエンザウイルスは、鼻や喉から感染することがほとんどですが、鼻水や唾液にも免疫の一つであるIgAが働き、学習するわけです。
ところが、ワクチンを注射することで、細胞や血液に直接入ってきますから、つくられる抗体は血中の抗体のみで、免疫の仕組み全体が働くわけではありません。しかもこの抗体は通常のインフルエンザウイルスが入ってきてできた抗体とは違う抗体であり、にもかかわらず検査では同じような抗体と認識されてしまうのがポイントです。
ワクチンを接触したからといって、感染を防げるわけではない免疫学的理由というのはこういったことです。普通に考えて、ウイルスがいきなり血液中に入り込むことはありません。その異常な状態をわざわざつくっているのがワクチンなのです。