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#NHK #BS1 - #Z世代 #DJapanese の覚悟

2021.07.01 10:33

「energy shift」様より

シェア、掲載。


ありがとうございます。

感謝です。


"SDGsネイティブ" なZ世代。トップ・インスタグラマー「D」のニャン公に見るしなやかな覚悟。


小川直美 - 2021/01/14


インスタグラム245万人フォロワー、Z世代を代表するトップ・インスタグラマー、ブレないDが体現する、デジタルネイティブなSDGsとの関わり方とは。


デジタルネイティブなZ世代は、“SDGsネイティブ”か


近代以降、時代の転換は常にテクノロジーの発展と共にあったが、インターネットが一般に普及し始めた1995年以降、もっとも個々人の日々の在り方を変えたのは、SNSだといっても過言ではないだろう。比較的年齢層が高いといわれるフェイスブック、今やアメリカ大統領選のゆくえにまで影響をあたえるツイッター、そして、「真デジタルネイティブ」ともいわれる1995年以降生まれのZ世代がお気に入りのSNSがインスタグラムだ。


ここに紹介する「D」氏(アカウント名「d_japanese」/文中以後D)は、現在インスタグラムで245万人以上のフォロワーを持つ、Z世代を代表するトップ・インスタグラマー。245万人という数字がどのくらい凄いかというと、国内トップを誇るタレントの渡辺直美のフォロワー900万人を筆頭に、木村拓哉やローラ等の芸能人、及び著名人全てをカウントしても、フォロワー200万人超の個人アカウントは日本中にたった50程度だという事実を見れば納得いただけるだろう。その中で、「無名」の一般男性の存在感が煌めく秘密は何なのかを探ってみた。


Dを最初に訪ねたのは昨年11月、渋谷パルコの向かいに建つhotel koé tokyoのイベントスペース「コエ シブヤ」。そこでは本人と株式会社レバーン代表取締役匹田絵人氏による初展覧会『ニャン公(Nyan Co.)』渋谷展が開催されていた。


ハチ公ではなく、ニャン公。猫好きのDの「なぜ、犬ちゃんはハチ公として渋谷のシンボルになっているのに、猫ちゃんのシンボルはないのだろう?」という素朴で素直な発想からニャン公は生まれ、会場ではDが実際使ってみてオススメ出来ると思った企業のサービスとのコラボレーションによる、“廃棄問題”と“猫の殺処分問題”に考慮したオリジナルの服や靴、また八女茶の玉露などが、燦然と輝く「ニャン公」像と共に展示販売されていた。


さて、「チーム ニャン公」プロデュースのこだわりの品をいくつかご紹介していきたい。


まず、一点物のハンドワークウェアで人気のブランド「ONEMADE」と作る、12種の布から自分の好みの絵柄を選んだ後に完全受注生産する『Life wear』。こちらは受注生産だから当然売れ残りがない。即ちアパレルメーカーの課題である供給余剰分の焼却処理や処分等で地球に負担をかけない仕組みとなっている。


一方『トラベルスニーカー』では、ミリタリーバッグを丁寧に洗濯し解体したパーツの再利用や、ペットボトルを再生することで、それぞれカーキとブラックの、実用的で洒落たスニーカーが誕生している。


そして何よりも特筆すべきは、それら全ての売上の12パーセントを使って、殺処分されている猫たちの救出を支援しているという点だろう。


昨年から、ますます顕著になってきたSDGs(持続可能な開発目標)を踏まえた世界の潮流のなかで、“デジタルネイティブ”であるZ世代が空気を吸うかのごとくデジタルに馴染んでいるのと同様に、同世代のDは、“SDGsネイティブ”とでも呼びたくなるような自然さで、地球環境への配慮や動物への愛護を気負いなく語り、行動に移していた。


「インフルエンサー」ではない、インスタグラマー


展示会場で一点一点を丁寧に説明してくれる、髪をプラチナホワイトに染め、不思議な透明感を纏っているDの第一印象は、さながら惑星に落ちたスタイリッシュな“星の王子さま”である。しかし、話を始めると、彼の内面に隠された骨太な男らしさや芯の強さ、そしてしっかりとした熱とこだわりが垣間見えてくる。


昨今、インスタグラムで100万以上のフォロワーを獲得していたら、芸能人やモデルでなくとも立派に「インフルエンサー」として認められ、外部から頼まれた商品等を発信することが「仕事」となり、その影響力の対価として収益を得ることもできる世の中だ。しかし、彼はそれを良しとしない。自らを発信し、そのファンとして多くの人々が彼のフォロワーとなってくれた。しかし、そこは純粋に楽しむための媒体であって、実際には愛用もしていない商品の宣伝等で収入を得ることは、Dにとっては「何か違う」し、「性に合わない」からだという。


もともとDは、高校時代に打ち込んでいたテニスの県大会予選直前の練習で靭帯を切るという負傷に見舞われ挫折。道を閉ざされ落ち込んでいたときに、笑顔を取り戻してくれたファッションに救われ、地元の福岡大村美容ファッション専門学校へ進学したという経緯をもつ。そこからファッション界のヒエラルキーの頂点とも言える、パリ・コレクションに招待されるようになるまでのいきさつは、彼の著書、『僕のインスタが200万フォロワーになった理由~Instaguramで人生が変わる~』に詳しく書かれているので興味が湧いたらぜひ読んで欲しい。


インスタグラムに最初のストリートスナップをアップしてから、フォロワーが徐々に増えていき、ついには200万超となるまでの流れも、彼の来歴をたどれば、そのストイックなまでの姿勢と日々の積み重ねは、トップを目指したことのあるアスリートならではの、ひたむきな努力としっかりとした戦略あってのものだろうと腑に落ちてくる。


Z世代とは、皆こんなにもしっかりと地に足を付けて、しかし軽やかに、素敵に世界と向きあっているのだろうか? 取材後に筆者が抱いた感想だ。前もって抱いていたイメージを良い意味で裏切られ、いままでぼんやりとしていたZ世代の輪郭が姿を現し、嬉しくも頼もしいものに思えてきた。


中略


また、新しい取り組みとして殺処分予定の猫の受け入れ先、兼、猫と触れ合いたい人々が宿泊もできる施設の設営に向けて邁進中。一級建築士と共に、設営場所の選定から施設の在り方まで、ネコもヒトも居心地の良い空間で満足してもらえる場の提供を目指し、前に進んでいるという。施設への協賛企業も絶賛募集中とのこと。どんな施設が生まれるのか引き続き注目していきたい。


コロナ禍で何かと生きにくい世の中になっても、しっかりとした軸と覚悟を感じさせるZ世代の牽引者、ブレないDの、しなやかなる挑戦は続いてゆく。


(Text:小川直美)


小川直美

株式会社afterFIT クリエイティブ・ディレクター

過去○十年、文藝春秋勤務。

週刊誌のファッション&ライフスタイル・ディレクター、旅行誌アドバタイジング・エディター、雑誌マーケティング、文藝誌編集等、多岐に亘る雑誌メディア業に従事。

心の本業はダンサー。



続いて「dairlymotion動画」です。


8 か月前|230回視聴

BS1スペシャル「“Z世代”דコロナ”」20201025

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"SDGsネイティブ" なZ世代。トップ・インスタグラマー「D」のニャン公に見るしなやかな覚悟。

小川直美