テンプラニーリョ種【ミティカ】グラス形状違いで楽しむ
グラスの形状違いで、ワインを飲み比べてみました。
カウンター9席のワイン食堂Chezとし さんにお邪魔し、
オンリストされている赤ワイン「ミティカ」をボトルで注文。
※以前書いたコチラのお店の訪問記「脱皮伊勢海老、、、」→https://7nichi.themedia.jp/posts/1538139?categoryIds=45949
今回二人で飲むので、グラスは一人一脚ですが、
相方とそれぞれ違う形にしてもらいました。
相方は、大振りのボルドー型グラス。
私は、写真右の細長い形状のグラス。
これは、とあるグラスメーカーさんの赤ワイン用グラス。
私は最初、このワイングラスのシリーズを見た時、
スパークリングワインや軽い白ワインならまだしも、
フルボディの白や赤ワインにこれ?!ありえない!っと、驚きました。
ところが、今の時代、この形が人気らしいですね。
スマートで都会的なデザインというのが
今時のレストランにはカッコイイと人気だそうです。
私は見た目ではなく、この形状で飲むワインの味わいに、
体感して新たに気がついたことがあります。
この二つのグラスの違い、気がつかれましたか?
二人で交互にグラス違いを試してみました。
私達は、フルボディ―の赤ワインが苦手で、
酸がエレガントなワインが好みです。
それでも今回、この美味しい「ミティカ」というワインを選びました。
一般的なテンプラニーリョ種のドカンと濃縮した果実味のフルボディと違って、
ボルドーのような上品なフルボディワインで、美味しいことを知っていたからですが、
それでもこの大振りのボルドー型グラスだと、
そのフルボディ―感が香りも味わいもタッチもダイレクトに出て、
私達には苦手。
でも、コクある力強いワインが好きというお客様が多いので、
やはりこの大振りのボルドー型グラスが人気あるらしいです。
ところが、底が尖っているシャープな形状のグラスで飲むと、
ボワッとダイレクトに伝わる濃さがキュッと絞まって、
シャープな形状と共に酸味がシャープに出てきます。
よって、同じフルボディの赤ワインなんですけれども、
伝わり方が、
キュッとシャープに、、、濃さが絞まって、、、
ストレートに現れず、クールになって表現されたというか、、、
酸がキレイに出てて、私達には飲みやすくなりました。
以前も何かに書いたことがあるのですが、
テンプラニーリョ種は、フルボディ、果実味が濃いタイプで、
田舎っぽい力強さ、、というイメージではなく、
実はとてもエレガントな赤ワインを造る品種なのかと、あらためて感じます。
テンプラニーリョ種のワインを、どう飲むかにもよりますが、
エレガントに感じたいのであれば、
グラスを、ボルドー型ではなく、
このように底を絞ったシャープな形状のグラス。
ボウル部分は膨らんでいていいと思います。
底辺の部分が絞られた形状。
フルボディで熱くボテッと濃く感じたい、というのであれば話は別ですが、
せっかくなのでテンプラニーリョの可能性を色々引き出してみたいと思って、
色々体験してみました。
まだ結論づけてはいませんので、
これからもトライして、またリポートあげてみたいと思います。
今のところの体験経過報告、メモ兼ねて、、、。