漢字 象形文字
「漢字を読めて書けるように練習しましょう」だけでは、単調で面白味がなく、渋々やるだけになりがちです。
漢字に少しでも興味を持ってもらえたらと思い、色々な切り口で漢字を扱っていますが、今回は漢字の成り立ちを少し紹介しました。
漢字の練習をする時には、頭を空っぽにしてただ手を動かしマス目を埋めるのではなく、その漢字の形と意味と音を同時に記憶するのが、おぼえるコツと言えばコツなのですが、漢字の成り立ちを知ることも記憶の手助けの一つになればと思います。
漢字には、その成り立ちから
象形(しょうけい)
指事(しじ)
会意(かいい)
形声(けいせい)
の4種類がありますが、まずは、一年生の漢字にも多くあり、理解しやすい象形文字を選びました。
どのようにして現在の漢字の形になったのかを動画や図解で見てもらい、最初は絵だった物が段々と線描になり、簡素化されて漢字になったことを実感してもらいます。
動画を見るだけでは受け身になりますので、絵を見ながら「これはどんな漢字になると思いますか?」とクイズ形式で当てっこすると子ども達も盛り上がります。
まとめとして、それぞれの学年相当の漢字の中から象形文字を選んでおき、「この中から5つほど選んで象形文字の絵を描く」という宿題を出しました。
家庭で市販ドリル等を使って漢字の練習をしますから、また漢字を書くのか〜と思わないように「漢字を書いてくる」のではなく「絵を描いてくる」とした所がささやかなポイントです。
2011年生まれ 女児
「鳥」のくちばしの描き方に鳥らしさが出るように気をつけてみたと言っていました。
「心」は心臓の形だけど、心臓って本当にこんな形してるのかなぁ?ちょっと違うと思うんだけど。と疑問も話してくれまました。
2014年生まれ 女児
上段左から時計回りに、月、人、目、肉、川、火
特に「肉」の絵がいい、本当のお肉みたい、これは豚肉だよねと感想が出ました。