コムロテツヤ
2017.01.19 12:24
先日…いつだったかTVに小室哲哉氏が出演しておられました。
90年代に数多くのヒット曲を飛ばし、一世を風靡したコムロテツヤ氏が、歌い手の選び方の基準にしていた事。
「好かれる声もあるんですけれど、極力(万人に)嫌われない声の歌手を選んでいた」
「がんばればそこ(歌手の世界)にいけるんじゃないか?」と誰もが思えるように。
歌手に対しも「(ビブラートなど)うまく歌う部分は止めてもらったりしていた。」
誰かに好かれる「コア層」狙いではなく、多くの人に聞いてもらいやすい「マス層」を狙う。
ヒットを作るには当然の選択。…との事。
美容師においてモチロンどちらの価値観も大切ではあると思います。
美容師それぞれのウリがあり、自分にしかできない仕事にこだわるからこそ支持していただけるケースもあるのは当然。
…がしかし。
それ以前に多くの人に受け入れてもらえる仕事を意識していく事が出来なければ、その個性はただの自己満足で終わる事になる。
表情、ファッション、立ち方、歩き方、話し方、声のトーン、爪はキレイか?
コームの当て方、ダッカールの留め方、シャンプーの指のあたりはどうか?
店のBGM、清掃、ディスプレイのセンス。
圧倒的に好かれる事と、客観的に認められる事。
どちらも出来て1流。