嫌い嫌いも好きの内は、実在しますか。
2017.01.19 16:02
生まれ育った町を出て五年が経った。
そう遠くもなかった分、最初はよく帰っていた。
時が経つに連れてどんどん帰る回数は減り。
今年は正月も帰らなかった。
親もその土地を離れたので文字通り
「帰る家」もないのだが。
高校生までの全ての時間を過ごし
沢山の思い出がある。
しかし僕は、地元が大嫌いだった。
友達も多く楽しく、何不自由なく過ごしていたけれど
どうしようもなく田舎で閉鎖的に感じ
当たり前が永遠に続くあの日々が
僕はどうしても好きになれなかった。
いつもの居酒屋に行けば知り合いが沢山いる。
彼女ができれば元カレはだいたい顔ぐらいは知ってて
あーーー。やだやだ。
って
高校卒業以来出たまま
出て正解だと思ってるけど、
今でもそんな場所が本当は大好きで
帰ろうとすれば
お前のためならと沢山の人が集まってくれる。
今、またタイミングで
その
いつまでも変わらない場所
いつまでも変わらない友達
に挨拶の時期が巡ってきた。
新しいスタートの前の儀式。
そろそろ帰ろ
写真は愛媛県新居浜市の夜景
何も無いけど夜景はかなり綺麗だったりする。
欠けてるものがあるから綺麗な部分もあるのかも。
人間も多分一緒