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「宇田川源流 日本万歳!」 コロナウイルス禍の中でもどうしても祭に焦がれる日本人の心

2021.07.04 22:00

「宇田川源流 日本万歳!」 コロナウイルス禍の中でもどうしても祭に焦がれる日本人の心


 月曜日は「日本万歳!」をお届している。日本はあまり良くない、他の国の方が素晴らしいというような事ばかりを言っている人々やマスコミが多い中で、日本のすばらしさを再発見し、日本のすばらしさを改めて残しておこと思うのである。

 今まで何回も書いていて、日本のすばらしさというのは、誰か一人が素晴らしいことをいsて、それを回りが支えるというような「ヒーロー型」ではない。多くの人が自分はヒーローではないと思い、そして自分は普通であるというような感覚になっており、そしてその中で多くの人が「普通の事」をしていうと、いつの間にか様々な良い結果が生まれてくるということになる。

 まさに、我々にとっての「普通の事」が、実は「すごいこと」なのである。何がすごいことなのか、そのことは、我々は「普通の事」しかしていないのであるから全くわからない。しかし、その普通の事、もっと言えば我々の日常の中に、他の国の人々では信じられないような素晴らしいことが隠されているということになる。しかし、それが日常であるということから、実は「何がすごいのか」ということはわからない。

 そこで、この連載では何か日本人特有の事象、それも日本の素晴らしい内容を見つけ、その中から「日本人の日常」でそれを分析し、そして日本人のすばらしさを化粧しようという試みである。

 その内容は「日本語で話す」ということかもしれないし「挨拶をする」ということかもしれない。困っている人を助けることも、また、一日三回箸を使ってで食事をする(パンなどの人もいるが)ことなのかもしれない。それが人間の体に関することかもしれないし、また、思考に関することかもしれない。とにかく日本人ならば「あたりまえ」ということが多分須郷いことなのかもしれない。

 日本人にとっても、初めはすごいことであったのかもしれない。しかし、それを毎日繰り返すことによって、いつの間にか当たり前になてしまっている。まさに「継続は力なり」なのだ。

岸和田だんじり 2年ぶり開催

 大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」について、旧市街・岸和田地区の運営組織は規模を縮小して9月に実施することを決めた。代表者が2日、永野耕平市長に面会し、新型コロナウイルス対策を徹底して行う方針を説明。2020年は新型コロナの影響で75年ぶりに中止しており、2年ぶりの開催となる。

 約300年の歴史を持つ秋の祭礼で、市内各地でだんじりが「ソーリャ、ソーリャ」の掛け声とともに引かれ、街を勇ましく疾走する。岸和田地区は祭りの中核でだんじり22台が参加する。

 関係者によると、感染対策として、集団での練習を禁止▽参加者のうち希望する人へのワクチン接種の推進▽2週間前からの検温――などを行う方針。当日はだんじりの間隔を広げ、見物客を極力抑制することも検討する。実施を巡って賛否両論があるが、運営組織は「2年連続中止になると、文化、伝統を継承するうえで痛手となる」と判断したという。【上野宏人】

2021年07月02日 10時21分 毎日新聞

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-0702m040051/

 そのような日本人の心の中に「祭り好き」というのがある。

 祭りというのは、日本人が「神をまつり、そしてその神を自分たちの身近な所にいるものと認識し、そしてともに歩む」これが祭りの内容である。そして日本の人で祭りが好きでない人が少ない。ほとんどの人は祭りといえば血が騒ぎ、そしてなんとなく楽しくなる。それが祭りである。

 それだけではない、日本の多くの人にとって、「祭り」というのは「ハレの日」というような特別な人ということになる。これは「晴れ着」などという言葉で見えるが、喜ばしい特別な日ということになる。

 「晴れ」という天気の用語が日本人にとって良いということは、やはり「日本」において「太陽」というものがどれくらい素晴らしいものであるのかということになる。もちろん日本の神話の天照大御神の影響ということもあるのかもしれない。しかし、そうでなくても「雨の日には気分が落ち込み、晴れるとなんとなく気分が良くなる」のである。

 コロナウイルス禍は、そのまま「晴れの日でも太陽の下に出ることができない」ということが大きな内容になっていた。まさに「外にでる」「他の人と会う」ということが大きな内容であり、それが今の日本人のストレスの原因の一つであろうと思われる。夜であっても同じで「花火」などを見たいと思う。その風物詩ということが大きな日本人の精神的な支えになっているのではないか。

 さてこれも地域によって異なるものである。岸和田ではだんじりである。浅草の三社祭などもあるし、青森のねぶたというのもある。そのような地域の祭りがありその祭りを「皆で祝う」ということの重要性が大きな内容になるのではないか。単なる祭りなのかもしれないが、日本人にとってはそれが最も大きな内容である。精神的に満たされれば、他の日常は我慢できる。次のハレの日を期待して毎日を耐えることができるのである。

 関係者によると、感染対策として、集団での練習を禁止▽参加者のうち希望する人へのワクチン接種の推進▽2週間前からの検温――などを行う方針。当日はだんじりの間隔を広げ、見物客を極力抑制することも検討する。<上記より抜粋>

 まさにこのような感染対策が必要である。片方で「ハレの日」の重要性がありながら、もう一つで「現在の安心」を求める。そのようにすることが日本人なのではないか。