タイトルリストってどうしています?
ボクがゲームソフトを集め始めたのは1994年。
最初のターゲットはファミリーコンピュータのソフトだけでした。
当時はインターネットが普及していないため、現在のような情報収集をする手段はありません。
ゲームで遊ぶ友達はいてもゲームを収集する友達はいなかったため、自分流のやり方を見つけて収集活動をしていました。
現状、ゲームをコレクションしている人はたくさんいると思いますけど、考え方は人それぞれ、集め方も人それぞれでしょう。
ほかの人のやり方はわかりませんけど、ボクが個人的にやっていたことについてはうっすらと覚えているので、忘れる前に書いておきます。
最初は手に入れたソフトをリスト化するところから始めました。
発売時期にリアルタイムに買っていたゲームがすでにありますが、何を持っているか確認するためのタイトルリストを作るだけなので、所有するソフトが100タイトル程度であっても1枚の紙で納まります。
購入順とか、発売日順とか、いろいろと順番はありますけど、個人的には、というか、普通に考えて、あいうえお順にするのがベストでしょう。
この時点でパソコンは使っていて、家にプリンターもあったので、結構早い時期にワープロソフトを使用するようになっていました。
当時はまだまだアプリケーションソフトが高い時期でしたし、Windowsも3.1の時代ですので、MS-DOS対応のアシストワードあたりのソフトを使っていたと思います。
ファミコンのタイトルがそこそこ集まってきた頃が次世代機戦争の時期でした。
中古ソフトを扱うゲームショップではPCエンジンやメガドライブが安売りになっていることが多かったため、コレクションの範囲を広げました。
この際、複数のハードのリストを別々に作って、持ち歩いていました。
ゲームショップに行くと、ファミコンの棚を見るときはファミコンのリスト、PCエンジンの棚を見るときはPCエンジン、というように、対応するリストを取り出しては調べていたのですが、リストがそれぞれ複数枚になってしまい、かなり効率が悪くなってしまいました。
そこで、2つの決断をしました。
1.現在どんなタイトルが発売されているかすべてを網羅するリストを作る
2.持ち運ぶリストはすべてのハードを混ぜたうえであいうえお順のリストにする
これらの条件を効率よく行うために、Microsoft Accessを使い始めました。
当時はすでにMicrosoft Windowsがあたりまえになっていましたし、Microsoft Officeを使っていたので、比較的手に入れやすい環境だったんですね。
まぁ、いまだにMicrosoft Accessを使いこなせていないのですが……。
リストを作る際のデータは、アスキーのゲーム年鑑と徳間書店の大技林をベースにしました。
他にも当時発売されていたいくつかの書籍を参考にしています。
その後もいろいろとリストの手直しをしていますが、このときに作ったリストが現在使っているリストのベースになっています。
このあたりで収集のターゲットになったタイトルが一気に増えたのは、あえて気にしないことにしましょう。
ちなみに、最近はAmazonをベースに情報を追加しています。
この時に整っていたのはデータを管理する環境だけで、そのデータを持ち出す方法は紙しかありませんでした。
そのため、両面印刷した何十枚もの紙を蛇腹のようにして持ち運んでいました。
それゆえ、リストを見ながらワゴン品を見ているときに、店員さんから「業者の方ですか?」と聞かれたこともありました。
確かに変な状態なので、怪しがられても仕方がありません。
しかし、ほかにベターなやり方が見つからなかったため、しばらくは蛇腹のリストを持ち運ぶ日々でした。
蛇腹のリストは「こんなにたくさんのゲームソフトを集められるんだ」と実感できてよかったですよ。
紙のリストを持ち運んでいた頃の話はここまでですかね。
その後の話はまた気が向いたら書きます。