ビル カニンガム という生き方
『最高のファッションショーは常にストリートにある』と、50年以上ストリートでファッションスナップを撮り続けているビル カニンガム。
現在84歳。
トレード・マークはパリの清掃員の制服だという青いジャンパー。
ストリートスナップを撮ること以外は無頓着で、食事も質素。アパートにはベッドもなくて、何十年も撮り貯めたフィルムを入れているボックスの上で寝ています。
そんな彼に撮ってもらう事こそ
ニューヨーカーのステイタス!なんて言われているようですが
2010年に10年がかりで完成された彼のドキュメンタリー映画でファッション界の女王
『アナ ウィンター』も
私達はビルの為に服を着るのよ‼︎
と言っているので満更ではないかも。
何十人もいるパパラッチに脇目もふらず通り過ぎるアナが青いジャンパーを着たビルを見つけた瞬間、一瞬だけ立ち止まりビルに向かってポーズを取る姿は鳥肌モノです。
大女優だろうとファッションが気に入らなければカメラを向けない。バカだと言われようが、それでいい。
彼のドキュメンタリー映画にはこんな沢山の言葉が詰まっており
自分の生き方に迷ったり、情熱が薄れてしまった時に見返す私のバイブル的映画です。
周りや状況に流されず自分の信念だけで吐き動く彼にきっと周りが振り回されてしまうことも多いと思います。
それでも彼が皆んなから愛されているのはなんでだろう。と思いながら映画を見ていると
彼がどんな時も誠実なことが見えてきます。
謙虚で嘘がなくお金なんかじゃどうしたって動かない、自分の生き方に誠実で信念がある情熱的な人。
映画を観終わった時には彼の大ファンになり
今では何度も見返す大切な映画になりました。
今回のNY旅行の3つある目的の1つは
ビルに会うこと。
一目でいいからこの目で見たい‼︎
可能なら
最高にカッコいい生き様を
見せてくれてありがとう‼︎
と伝えたい。
まだビル カニンガムのドキュメンタリーを
観たことがない方がいらっしゃったら
是非観ていただきたい1本です。
猛烈にオススメ♡
追試
毎週日曜のNew York Times には彼のテーマに沿ったスナップが掲載されていますので
Webでチェックすれば今のNYのトレンドが
一目瞭然。