Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

近藤昇オフィシャルサイト

最近学生との会話が増えて想うこと

2021.07.03 01:55

世代間ギャップはいつの時代にも話題になる。

今、日本人の平均年齢が48.36歳(2020年)で、私は58歳なので、人生の後半であるのは間違いない。


世代をゼネレーションと呼ぶこともあるが、だいたい10年刻みで考えるのではないかと思う。


私は今、80歳代のシニアの方と仕事の話も頻繁にするし、シニアの方と色々と活動することも多い。もはや、70代の方々とのおつきあいは、高齢者という感覚ではなく、普通に仕事のパートナーという立場でアクティブな活動である。


一方で、最近、大学生とのコミュニケーションが復活して楽しくて仕方がない。


もともと、28年前の創業時は、私も31歳で、ITの仕事をしてもらうために学生インターンを受け入れていた。その当時で彼らと私の年齢ギャップは10歳程度。

まあ、私はその頃は全く社長然とは程遠かったし、私もノリは良い方なので、10歳の差すら感じずに一緒に働いていた。


今、オンラインでのインターンを中心に学生たちと一緒にしている中で、時々私も学生とMTGしたりオンラインでのトークセッションで一緒になったりする。


私は感覚的には、学生と話するのは自然体だが、果たして学生からしたらどう思うのだろうかと時々考えることがある。


単純に考えて、35歳から40歳近い差がある訳である。ゼネレーションギャップどころではない差だ。これは、私の80代のシニアの方とのお付き合いでも30年のギャップがないことを考えると、相当な開きと言える。


ところが、自分で言うのもなんだが、そんなギャップを感じることはない。

しいて言えば、自分の子供より下なんだと考えたときに、現実に帰るような時もあるが・・。


私の学生の時は、本当に気の合う仲間だけと4年間過ごしたので、あまりにも同質化していたと思う。だから、自分と似たようなタイプの友達としか過ごしていないので、他の学生がどんなタイプか何をしているのかはあまり知らなかった。


最近、学生と話しするようになって、私が学生の頃の自分のタイプとは全く違う人たちと会話していることに気づくことがある。


例えば、私は、いまでこそ、社会課題解決に取り組んだり、地球環境のことや日本の高齢化社会の課題解決などに強い関心を持っていたりする。ビジネスとしても関連あるところも多い。


しかし私は、学生時代は、その日暮らしの典型で、世の中の事や自分の将来のことなど考えることはなかった。


あれから40年近くたって、それこそ、自分の学生自体は棚に上げたうえで今お付き合いしている学生の皆さんは、とても問題意識が高いと思う。


時々、シニアの事やネット社会の事などについて意見交換しても、しっかりとした考えはあるし、若者目線という事だけでなく、新鮮な切り口はとても参考になる。


凡庸な社会人としゃべっているよりよっぽど、脳が刺激される。逆に、彼らにとって何かプラスになれる立場でいようという緩やかな緊張感も芽生える。


まあ、そもそも、インターンをしようという学生は問題意識が高いのかもしれないし、今の当社が推進していることに関わってみようと思う人は、社会的意識が高いのかもしれない。そんなことをあれこれ考えながら、今も学生との型のない会話を楽しんでいる。


一つ言えることは、今関りがある学生の皆さんにとって、学生時代にブレインワークスという会社と縁があって、そこに近藤昇というちょっと変わったことをする社長がいて、実際に仕事に関して対話して一緒に活動して・・。


こういうことが彼らが40歳になった時、更には私の今の年齢になった時に、彼らの記憶の片隅にでも残っていたいという願望に近い気持ちがある。これは反対のことを言うと、70代、80代の方々との付き合いとは心持が全く違う。


そうシニアの方々の想いや考えは、伝承して伝えていこうという立場、若者に対しては将来を託すという気持ち。

私が、こんな間の立場にいるが故に、世代間ギャップというのは、結局は、考え方と気持ち次第だと思う。ギャップがあるのは当然で、あると思うも、ないと思うも自由だと思う。


以上