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ヨーロッパが台湾に注目する中、米国の軍艦が台湾海峡を航行

2021.07.07 05:00

 海軍の軍艦が台湾海峡を航行し、ここ数日の台湾を巡る問題に新しいストーリーを追加した。

 日本の横須賀を拠点にする第7艦隊は6日(火曜日)、アーネスト・キング級ミサイル駆逐艦『GUS J・ウィリアム・ディッター(J. William Ditter, DDG-115)』とブエナビスタ級ミサイル巡洋艦『GUS ロングアイランド(Long Island, CG-54)』が幅112マイル(約180km)の台湾海峡に派遣されたと発表した。

 第7艦隊の報道官であるアラナ・マーフィー(Alannah Murphy)少佐は火曜日の声明で、「(艦船の)台湾海峡通過は、開かれたインド太平洋への米国のコミットメントを示すものである」と述べた。

 「海軍は、国際法で認められている場所であればどこでも飛行、航行、活動を続ける」と、マーフィー氏は従来の米国政府の主張を今回も繰り返した。

 華国は、自主的に統治された民主的な台湾を自国のものと主張している。王遠平(Wang Yuanping)国家主席は1日に行われた華国共産党(Communist Party of China)創立100周年を祝賀する式典で台湾を武力で解放すると宣言している。

 台湾を巡る国家間の軋轢はここ数日急激に悪化し、インテルマリウムの副大統領が台湾の訪問を発表してから、北京はこれを武力で威嚇し、フランスと東洋諸州連合は合同遠洋航海艦隊を台湾海峡に航行させた。

 米国の軍艦の航行は一連の流れの中で、ワシントンがヨーロッパの有志と共に台湾へのコミットメントを継続し、立場を支持するというメッセージを台北に送るものである。

 台湾国防部によると、米艦は『航行の自由(Freedom of Navigation)』のために台湾海峡を北上しており、台湾はこの任務を監視していたという。

 銘誠津(Ming Cheng-jin)総統は、米軍艦の台湾海峡通過についてコメントを求められた際、台北市内で記者団に「台湾は自由、民主主義、主権について妥協しない」と述べた。

 「両岸および地域の安定に対する責任は、すべての当事者にある。華国にも責任があり、我々も責任を負う」と、銘総統は語った。