【岐阜柳ケ瀬】記事になった「書かないでしょ?」ってこと。
こんにちは。
沖縄石垣島で朝を迎えています。
今日は、マラソン大会があり、朝6時ごろからキャビン型のホテルはザワザワしてました。
予想してたので、夜は早めに就寝の、朝は早起きで、気持ちがいいです。
年末に、岐阜柳ケ瀬では、民間まち会社「柳ヶ瀬を楽しいまちにする株式会社」ってのを設立しました。
資本金1000万円の小さな会社の設立に、記者発表などと大層なことをしたのですが、発表が終わってなお、地元紙の記者さんがたくさん質問をしてきました。
行政は出資していない、大手企業が関係していない、有名人や芸能人も関係ない。規模も別に大したことじゃない。
「随分、熱心ですね。でも、一般読者は感心持つような派手なことじゃないから、記事にできるところは少ないと思うんだけんどね」
そう、割と冷めて話す私の予想を裏切り、企画記事にしてしまっています。
まれに、ライフワークとして、まちに関わろうという記者さんもいるんですよね。
わかりやすい結果が出てくるまで、じっくり追いかけてくれるとうれしいな。
※岐阜新聞の記事を転載させていただきます。長いですが、関心のある方はどーぞ。
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起業希望者に「夢」を
まちづくり会社 柳ケ瀬を楽しいまちにする株式会社
岐阜市の柳ケ瀬商店街の商店主らが14日に設立したまちづくり会社「柳ケ瀬を楽しいまちにする株式会社」。
毎月の路上市「サンデービルヂングマーケット」(サンビル)がもたらした上昇気流を、本格的な”柳ケ瀬再生”につなげられるか—。
民間会社として商店街で目立つ遊休不動産を活かそうとする取り組みの今後に期待がかかる。
「まちづくり会社は、サンビルを始めた当初から温めていたこと。ついに踏み出せる」と社長についた岡田さや加・岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会(柳商連)副理事長は力を込める。
柳ケ瀬の空き店舗は「面積で半分近い」と同社役員。
だが出店者の増加に特効薬はない。柳商連が主体となり有志の商店主らが地道に進めてきたのは、イベントで柳ケ瀬での商売を体感した起業希望者を常設店舗開店へとつなげることだった。
土台となるイベントとして2014年にスタートさせたのがサンビルだった。
”何でも市”にせず、感度の高い女性たちをターゲットに絞り、手作りの1点ものを手掛ける人など出店者をえりすぐった。
コンセプトに合わない出店希望者は断る姿勢を、顧客も支持。20〜40代の女性を中心に毎回4千人以上が集まるイベントにまで成長した。
その流れをくみ、まちづくり会社も柳ケ瀬再生のコンセプトのラインアップを図っていく考えだ。
ただ、柳ケ瀬全体で空き店舗が多い中、リノベーション後のテナント入居者は集まるのか。
そんな疑問に「楽観視している」と話すのは、タウンプロデューサーとして当初から関わる古田篤司さん。
「サンビルに集客力があり、イベント時の収益だけで家賃などの固定費が賄えてしまうと考えれば、常設店のハードルは下がる」と分析している。
柳ケ瀬を創業の地として選ばれるまちへ。かつてのにぎわいを取り戻す柳ケ瀬の挑戦が進行している。(古家政徳)
ー記者のひとことー
まちづくり会社は市や商工会議所など公的機関が主導したり出資したりするケースも多いが、今回は民間が主導し、資本金1千万円も商店主や地権者、十六銀行など民間のみ12個人・法人で出し合った。「柳ケ瀬で志を持つ人たちが働くことで、柳ケ瀬の地域としての価値を上げることにもつながる」という古田さん。今の柳ケ瀬を憂い、柳ケ瀬を愛する人たちの挑戦を応援したい。