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PANDORA

自己満足でいいのだ

2015.09.25 09:42

もうすっかり秋の気配ただよう時節だけど、私はまだ夏休み中だから夏の気分で自由に過ごしてます。(大学生バンザイ。)


自由な時間を与えられると、不思議と何をやったらいいか分からなくなるものだと思う。特に私のように、家が大好きで腰の重いタイプの人間は。

けれど、時間が有り余って「なんでも好きなことをやったらいいよ~。やるべきことも何にもないよ~。(本当はたくさんある。)」という状況になったときに没頭できるものや自分に充足感を与えてくれるものこそ、本当に大好きなものなのだと思う。


この一週間、いつもは「やらなきゃ!」って思ってる資格の勉強や卒論の研究から離れて、好きなことだけやってゆるゆる過ごしてみた。

最初は「やっぱり勉強しようかな…問題集解かないとやばいかな…」とそわそわしたけど、友達と遊んだり美味しいものを食べていたら少しずつそんな心配は頭のすみっこに追いやられ、今はメリハリの「メリ」の部分をめいっぱい楽しもう!という気分で好きな本を読んだり映画を見たり、美術館へ行ったり話題のカフェへ行ったりして楽しい時間を過ごせた。


特に友達と美術館で絵画を見てから、買ってきた小説を読んでいたときはすごく満たされた気持ちだった。

自分で思っている以上に私は芸術や文学が大好きなんだなぁと思ったし、それに触発されてずっと止まっていた筆を再び動かす気にもなって、そのやる気はお腹の底からむくむくと湧いて溢れだしてきたのだ。


どうやら私は日ごろやらなくてはいけないことや人からの評価を気にして、本当にやりたいことにピントを合わせられずにいるらしい。

芸術も文筆も私より優れた人なんて星の数ほどいるし、私はただの平凡な大学生で書いたところで自己満足だし、資格の勉強でもして会社員としての成功を目指した方が無難だし…そんな具合に。

やらない理由なんて上げだしたらきりがない。だけど好きなことをやる「楽しい!」という充実感にはやはり理論では勝てない。

世間的なしがらみややるべきタスクから離れ、素っ裸の自分が時間を費やしたいこと…。

やっぱりそれこそ、私たちが大事にすべきものなのだ。


まぁだからと言って「小説家を目指します!」とか「会社員にはなりません!」なんて言うつもりはなく、現実的で平凡な私は今後もバランスを取って生きて行こうと思っているんだけど、この一週間で学んだことには大きな意味があったと思う。

職業にできなくても、将来のためにならなくても、平凡な才能でも、好きなことなら自己満足で楽しめばいいじゃない。って、ある意味吹っ切れたような気もする。

効率主義で損得勘定で物事を考える自分の悪い癖にも気づけたし(笑)、本当に有意義な一週間だった。

来週からはまたいろいろとやらなくちゃいけないことがあるけど、効率と満足、やるべきこととやりたいこと、それぞれのバランスを取りながら軽やか~に生きていきたいなと思った次第です。かしこ。