『ラサへの歩き方〜祈りの2400㎞』

2017.01.20 01:30

映画『ラサへの歩き方〜祈りの2400㎞』を観た@ユジク阿佐ヶ谷。

《チベットの小さな村から聖地ラサ、そしてカイラス山へ。

はるか2400kmを“五体投地ごたいとうち”で、

ほぼ1年かけて歩く11人の村びとのチベット巡礼旅。》


最初ドキュメンタリーかと思ったんだけど、なんでこんな綺麗なカット撮れてるんだろうと思ってたら、フィクションだった。けど実際のチベットの家族が演じていて、すごく純朴で敬虔なのでドキュメンタリーのような映画だ。素晴らしいロードムービー。

宗教は異なるのにサンティアゴ・デ・コンポスティーラへの巡礼を描いた大好きなロードムービー『星の旅人たち』にすごく共通するものを感じた映画だった。

それにしても這いつくばって進む”五体投地”が凄まじい。

巡礼にはものすごく興味があるのだが、これはできないと思った。

ここまでして2400㎞も先の聖地を這いつくばって進むことのできる”信仰”ってのは何なのだろう?

幸せになるためだろうか?

でも行程の途中で亡くなる方もいる。

それって幸せになるための途中で、結果的に幸せを無くしてしまっているのではないか?

・・・いや、幸せとは結果ではなく、プロセスなのだ。

・・・ならば、いちいちそんな苦しい修行しなくても良いのではないか?

・・・いや結局、幸せとは自分自身がどう思うか?なのだ。

とか何とか、頭の中をぐるぐるぐるぐる巡礼しながら見た。


ところで、この信仰的な映画が北京の監督とプロダクションが作ってる(作ることができている)ところも驚いた。僕らの知らないところで、中国も変わっていってるのだろう。

通り一遍の先入観で彼の国を見ていると、世界の変化に置き去りにされるとも思った。