彼らが選んだ20年後の未来。『トレインスポッティング』再び
90年代のポップカルチャーを語る上で欠かせない映画『トレインスポッティング』。リアルタイムでは知らなくたって、あのオレンジのロゴのポスターや、便器から這い出てくるユアン・マクレガー、エンディングで流れるアンダーワールドの曲は知っているはず。
そして今年、20年の時を経て、続編『T2 トレインスポッティング』が公開される。主演のユアン・マクレガー演じるマーク・レントンをはじめ、シック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)、スパッド(ユエン・ブレムナー)、ベグビー(ロバート・カーライル)が帰ってくるのだ。監督はもちろん、ダニー・ボイル。前作同様、ジョン・ホッジが脚本を手掛けた。
舞台はおなじみ、スコットランド・エディンバラ。大金を持ち逃げし、20年ぶりにオランダからこの地に舞い戻ってきたマーク・レントン。表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ。家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド。刑務所に服役中のベグビー。想像通り? モノ分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来とはー。
先日はエディンバラでワールドプレミアが開催され、スタッフやキャストが大集結。“オレンジカーペット”を歩いたそうな。ユアンは「続編をつくるってことには、やっぱりナーバスにはなったよ。前作の評価を落としたくはなかったしね。でもジョン・ホッジの脚本を読んで『これはいける』って思ったんだ」とコメントしている。
音楽を手掛けたのは、アンダーワールドのリック・スミス。彼らは今週、映画の公開を記念して超限定12インチを公式サイトのみでリリースすることを発表した。前作のエンディングで起用された「Born Slippy NUXX」の最新ヴァージョン「Long Slow Slippy」と新曲「Eventually But」の2曲入り。とはいえ速攻で売り切れちゃったから、予告編をどうぞ……。
さらに、オリジナルサウンドトラックに3曲を提供しているヤング・ファーザーズが、その中から初出しとなる新曲「Only God Knows ft. Leith Congregational Choir」を公開した。他にも彼らの楽曲が3曲起用されているらしく、音楽的にも最高に楽しみだ。
『T2 トレインスポッティング』
監督:ダニー・ボイル
脚本:ジョン・ホッジ
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
4月8日(土) 丸の内ピカデリーほかにてロードショー