サブモダリティー・チェンジ
https://www.nlp.co.jp/000039.php 【サブモダリティー】より
人は外界を五感を通じて認識する際、視覚、聴覚、体感覚などで感じた様々な構成要素を組み合わして記憶しています。これらの構成要素のことを、NLPではサブモダリティー(従属要素)といいます。
視覚のサブモダリティー...色、形、明るさ、彩度、動き、距離、位置
聴覚のサブモダリティー...音の大きさ、音程、音のスピード、リズム、音の聞こえる位置
感覚のサブモダリティー...温度、湿度、感触、重さ、圧力
何か楽しかった記憶を思い出してみてください。
音や映像、明るさ、温かさなどのサブモダリティーが浮かんできたのではないでしょうか。
私たちの記憶はサブモダリティとセットになって記憶されています。
このサブモダリティを変化させることで、過去の記憶の印象を変化させ、過去の記憶から受ける影響を変えることができます。
例えば、過去の怖かった体験を思い出してみましょう。
次に、過去の体験のサブモダリティを変化させます。
大きさを小さくしたり、近くから遠くへと移動させたり、カラーの映像は白黒に、大きな音は小さな音へ変化させてみましょう。いかがででしょうか?
過去の怖かった体験に対する印象が、変化しているのではないでしょうか。
記憶に付随しているサブモダリティーを変化させることで、記憶に対する印象や反応を変化させることができます。
https://www.nlpjapan.org/nlpwork07.html 【サブモダリティー・チェンジ】より
私たちは、さまざまな記憶を、五感を通しサブモダリティ-の要素と共に記憶しています。
そのサブモダリティ-を変化させることで、記憶自体を変化させることを、サブモダリティー・チェンジと呼びます。
具体的なワークの手順は下記の通りです。
うまくいっている状態を思い出す。
1の状態のサブモダリティーを確認します。
・視覚であれば、見える位置・距離、大きさ、明るさ、カラーor白黒などを観察し言語化します。
・聴覚であれば、音の聞こえる位置や距離、音の大きさ・高低などを観察し言語化します。
・身体感覚であれば、感じる位置や温度、強弱、重さ・軽さ、硬度などを観察し言語化します。
2で確認したサブモダリティーのそれぞれの項目を反対の状態に変化させ、「もっといい状態」になるかを確認します。
一度、ブレイクステートをし、今ある状態をリセットします。
今度は、「うまくいっていない状態」をイメージします。
5の状態のサブモダリティーを確認します。2で確認したものと同じ項目を確認します。
「うまくいっていない状態」のサブモダリティーを、うまくいってる状態のサブモダリティーに変化させます。うまくいってる状態で「カラー」がいい状態であったとしても、うまくいっていない状態で「カラー」に変化させたことで状態がよくなくなった場合は、「白黒」のままにしておく。
一度、ブレイクステートをし、今ある状態をリセットします。
7でサブモダリティーを変化させたことで、「うまくいっていない状態」をもう一度イメージし、それに対する印象がよく変化したか観察します。
確認するサブモダリティーは視覚、聴覚、身体感覚などに複合的に行います。
人によっては、よく感じられない感覚もあるかと思います。
その場合は、一番よくサブモダリティーを感じられるものを中心に行うとよいでしょう。
NLP (神経言語プログラミング)のサブモダリティー・チェンジのワークは大変効果が高く、日常の感情のコントロールから、過去の嫌な記憶の感じ方などを一瞬にして変えることができる強力なテクニックです。
サブモダリティー・チェンジのワークの解説・体験は、NLPプラクティショナー認定コースで行っています。