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古畑星夏らの才能を開花させた監督の綾部真弥|映画『人狼ゲーム ラヴァーズ』

2017.01.30 03:10

【芸能ニュース】 平成二十九年一月二十八日に東京・新宿にて、映画『人狼ゲーム ラヴァーズ/AMGエンタテインメント』の初日舞台挨拶が行われた。登壇者は初主演の古畑星夏(丙子、写真上)や前田航基(戊寅)、森高愛(戊寅)、池田純矢(壬申)、綾部真弥(庚申)監督ら計十二名。演者は劇中衣裳での登場となった。


人狼シリーズは五作目で、過去に土屋太鳳(乙亥)等が主役を演じた。第五代の人狼ガールとなった古畑は「今迄、主演を張ってきた女優さんのレベルが高くて。物凄く爆発力があったので、それを超える位に頑張ろうと思ったんですね。」と零から百のバースト演技に集中した。共演者は古畑の主演としてのプレッシャをシェアし癒しの空間を現場に創っていた。演出にも絡んだ池田は「一日一日どころじゃない。毎分、毎秒位で芝居がどんどん上手になっていった。」と古畑を褒め称えた。




<締め付けでは無く、どう伸ばすか>

 綾部監督(写真上)は人狼シリーズで満席二回は初と喜んだ。本作では細かな指示は出さなかった。「なるべく、こうゆう風に動いて欲しいとか、こうゆう気持ちでとか、締め付けるのではなくて、皆の中で自由にやらせながら、どういう所を伸ばしていくか。」と若手の才能を育んだ。これを受けて古畑は「私達の感情を優先して撮って下さった。私達の感情を引っ張って下さった。」と美しい言葉遣いで、綾部監督が演者達の精神的な支柱になっていた旨を伝えた。


舞台挨拶では興味深い発言が綾部監督からあった。「実践になるべく任せて、簡単に答えを渡さないで、兎に角、自分で悩んで来いと。しっかり悩んで自分がどうしたいのか、この状況でどうしたいのか、って事をより優先した。」と、役者にとって不可欠な自我の認識と確認を本作を通してコーチングした。凝縮(ゆとり)世代のポテンシャルを惹き出す手法で、ビジネスシーンにおいても参考になる発言であった。

古畑に対し、日毎に印象が変化し、それに応じて台本・脚本に手を加え、綾部監督は感謝した。


自身でゲーム内の役職を選べるとして、古畑は殺されるのを待つ恐怖心を忌避し、人狼を選んだ。前田は「狙われつつ、守られるという安心感は欲しい。」と占い師・預言者を挙げた。森高は「私が人狼になって霊媒師って嘘つきたいかな。」と答えた。


=ストーリー=

拉致・監禁された高校生たちに殺し合いをさせ、生き残ったものには1億円が与えられる“殺戮ゲーム”人呼んで<人狼ゲーム>。

目覚めると私はそれに参加していた。今回の参加者は、全員が人狼ゲームを勝ち上がった経験者らしい。私、高野蘭子も同じ。家族を借金から救うために、もう一度このゲームに勝たないといけない。新しく追加された「キューピッド」と「恋人」のルールで混迷する状況のなか、「人狼」に加えて「恋人」の役職を得た私は、見え隠れするゲーム運営側の気配を感じつつ完全勝利を目指す……!


=クレジット=

人狼ゲーム ラヴァーズ

新宿武蔵野館にて公開中

(C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会

配給:AMG エンタテインメント


映画『人狼ゲーム ラヴァーズ/AMGエンタテインメント㈱』初日舞台挨拶


記者:荒田雅×撮影:金剛正臣