再プログラミング
https://life-and-mind.com/nlp-course-experience-ootani-36821 【実践心理学NLPで無意識を再プログラミングして、健康を取り戻し家族関係まで良好になった。】より
繰り返す人間関係の悩みから、深刻な病気を患われ、一生ステロイド(副腎皮質ホルモン)治療が必要と診断された大谷さん。
なぜ、頭でわかっているのに、悩みを引き起こす問題行動を取ってしまうのか?
自分を突き動かすのはなにか?
病気の根源はなにか?
懸命に考え、無意識(深層心理)が影響しているという理解に到達。
意を決し、実践心理学NLPを学び始め、無意識の取り扱いを知り、現在は病気を乗り越えられています。そして、定期検診で経過観察しつつ、一生続くと言われていたステロイド治療を絶つことに成功されました。
ご自身の一連の変化から、家族関係も良好になり、両親やお嬢さんの良い面を次々と発見されたそうです。
以前は、周りが悪いと思うことが多かったんです。
今は、周りが悪いわけじゃない。自分が変われば、世界が変わると実感しています。
このように語る大谷さんは、無意識の取り扱いから、どういった体験をされたのでしょうか。
早速詳しく見ていきましょう。
大谷 理香子さん(おおたに りかこ)マ クルール代表
国民健康保険連合会やトレーニングジムのトレーナーを通し、身体と心に関心を持つ。
大病をきっかけに自分らしい生き方をしたいと思い、2018年に会社を辞め、実践心理学NLPを学び始める。潜在意識と向き合うに連れ、自分らしさを取り戻すことができるようになる。
自身の体験を経て、個々の問題をクリアにできれば誰もが幸せになれると信じ、NLPとレイキを融合させたオリジナルセッションをスタートさせた。
● 大谷さんのプライベートサイトはこちら
⇒ https://select-type.com/p/ma-couleur/
1.私にとって心理学NLPとは
ー大谷さんにとって、心理学NLPとはなんですか?
私にとって、幸せになる法則だと思います。
多かれ少なかれ、誰でもトラウマや、マイナスのビリーフ(思い込み)を抱えているものです。 もしかすると、持っていちゃいけないと、多くの人が思い込んでいるかもしれないですが、本当は、持っているからこそ成長できると思います。
その成長を促進してくれる、具体的な法則が心理学NLPにありました。それらに取り組んでいるうちに、身体は健康を取り戻し、家族関係は良くなり、幸せと感じることが増えてきています。
心理学NLPで得たことはたくさんありますが、いくつか挙げてみます。
ネガティブな結果は、無意識が行動を起こさせていたことを理解して楽になった
相反する気持ち(葛藤)を統合するワークにより、母を受容できて自分も受容できた
心にはびこっていた父からの否定的な声を消したら、依存が無くなり、服用中の薬を減らすことが出来た
自分が変わると決めたら、家族関係がよくなった
自分を受容できた結果、娘が自己開示してくれるようになった
嫌な部分も真摯に見つめて取り組んだら、長期間のステロイド服用にも関わらず目が良くなっていった
自分を受容したら、肺のあたりの痛みが消え、呼吸が楽になった
自分が変わったことで、両親の素晴らしい面が次々と見えてきた
これからの進むべきビジョンが見えた
自分が生まれてきた意味、自分の命の使い方:使命(ミッション)がわかった
文字で読むと、『なんで?』と思うような事があるかもしれませんが、全て私にとっての真実です。
振り返ってみると、期待以上の成果を手にし、今はそれを当然と思っています。
自分が変われば、世界が変わることを実感しています。
2.繰り返す人間関係の問題の果てに身体が徐々に麻痺していった
ー学びを始める前に、大変な病気をされたとのことですね。その頃のこと、少し教えていただけますか。
30代になって転職して、以前と同じような人間関係の問題が再発しました。『なんでなんだろう?』って思っている矢先に、ちょっと大きなトラブルを起こしました。
そして、徐々に身体が麻痺していくような病気になっていきました。2ヶ月ぐらいで55.6㎏ぐらいあった体重が40kg代前半ぐらいまで落ちました。身体の麻痺で嚥下ができなくなって、水を飲んでも鼻から水が出るような状況でした。体温は34度8分ぐらい。
なかなか原因が見つかりませんでしたが、最終的に行った病院で、サルコイドーシスの可能性が高いと診断されました。ガンではないのですが、細胞・末梢神経を壊してしまう肉腫が、私の肺と脾臓に出ていました。
「一か八かの施術しかない」という状況で、ステロイドを点滴で大量摂取して、鼻から栄養剤を摂取しました。1ヶ月くらい続きましたが、なんとか生かさせていただきました。
いま病状は安定していて半年に1回、検診に行っています。ステロイドの服用も中断できて、ずっと進行してない状況が続いています。他にも、ステロイドを長期服用したら出ると言われる副作用は、回避できています。
ーこの頃、何があったのでしょうか?
これを発症したのは、フィットネスクラブで勤務していた頃で、人的な問題です。
役職に就くのですが、私と性に合う子たちはすごく育って伸びていき、私と似ている子は、うまく育てられないという課題がありました。
クラブの利用者さんの中にも、私のファンも、逆のアンチもいっぱいいるという状況でした。店舗を異動しても、売り上げは上がるんですけど、人的課題は必ず出てきました。これを繰り返していました。
そして、このパターンを前の職場でもやっていたことに気づきました。それで、『あっ原因は私ってことか』と。このパターンは、自分が原因だと気づきました。
また、筋トレのトレーナーだった頃、健康にはメンタル的な課題も関係があることを知りました。運動で何とかしていこうと思っても、身体を鍛えるだけじゃうまくいかないとわかり、意識ってなんだって?て興味を持っていったんですよね。
それらの知識を持って、心理学NLPと出会い、無意識やビリーフについて学んだことで、いろいろなことが繋がりました。あの頃起きていたことも、その仕組みがよく分かります。
3.実践心理学NLPの学びで、特に印象的だったこと
ー大変な病気を経験されて、ご自身の知識や気付きから、実践心理学NLPを学ばれましたね。たくさん学ばれていますが、どういったことが特に印象的でしたか?
詳細なことを挙げだすときりがないですが、各セミナーで特に印象的だったワークや学び、大きな変容だったことなどをお話ししますね。
3-1.NLPプラクティショナー認定プレミアムコース
基本となる最初のコースでは、いろいろなスタートを切れたなと思っています。印象的なワークやスキルなどの学びを4つご紹介します。
①パーツ・インテグレーション(葛藤の統合)で自己承認
自分の中にある部分(パート)を統合する、『パーツ・インテグレーション』は本当にびっくりしました。
自分の嫌な部分から始めるので、私の場合は『人の目は怖い』を扱いました。そこをきっかけにして、心の中を探求していったんです。
行き着いたのは、『母から自分を守りたい』と『母も自分自身を守りたい』という2つの視点でした。お互いに受け入れないでいた状況が見えてきました。
お互いが傷つきたくなくて、自分を守りたいがために、いろんな思い込みを作っていたんだなっていうことが、すごくよく分かったんです。保身ですね。
『人の目は怖い』と思う自分は嫌だと思っていましたが、これは私にとって財産というか、それがあったから頑張ってこれたって分かったんです。一生懸命自分を守っていただけだったんです。
真に自分を承認できたのはこのときでした。
そうして自己受容が始まって行きました。
②オーディトリー・スウィッシュで、問題を起こしていたプログラムの書き換え
これは自分に制限をかける音声を消すようなワークで、終わったときに大泣きしたのを覚えています。
扱ったのは、父の声でした。卒園アルバムを書いているときに父にけなされたんです。子供心にずっと怒っていました。
終わったときに軽くなって、『あっ、こんなにも声に惑わされているんだな』というのを実感したときでもあります。体感覚としても、耳から身体に入り込んでいた制限をかけるような声が、すっと抜けていったのを感じました。
そして、こういうNLPの方法で、自分の無意識にプログラミングされて問題を起こしているプログラムを、リプログラムしていけば、私は囚われなくて良くなるとわかってきました。
③ラポールスキルで、家族との関係改善
ラポールとは架け橋と言った意味で、信頼関係を構築するような働きかけを指しています。NLPではラポールの効果的なスキルが学べます。
私のNLPプラクティショナーコース参加の目的の一つが、『家族関係を良くする』でした。
ラポールの重要性を知って、自分から行動を変えてみようと思いました。
その頃、『おはよう』、『いただきます』と言う言葉が、家族間で交わされなくなっていると気づいて、言うようにしました。まず娘がちゃんと言ってくれました。徐々に母も父も受け入れてくれて、今は皆『おはよう』を言えます。
自分が変われば相手も変わるんだなっていうのも、すごく体感できました。
自己受容ができるようになって、あいさつといった言葉を交わすことが出来るようになって、自己承認である、自分を褒める、認める、労う、のスタートが切れました。
その結果、私と両親の関係が変わり始めました。同時に娘の話を聞けるようになり、娘を褒める、労う、認めるができるようになって、娘が私に自己開示できるようになってきたっていう変容が起きました。
④NLPの前提で思考が柔軟に
NLPの前提の一つに、【失敗はない、フィードバックがあるだけ】というものがあります。これが多くの変容のきっかけになっています。
遡ると、NLPプラクティショナーを学んでいた最初の頃、担当講師の真希子先生から『いやぁ、フィードバックがあるだけですから』っていう一言をもらえました。これは大きかったです。
なんと言うか、【すごく抜けた感】っていうのが持てて、思考が柔軟になり、変化のスタートだったように思います。
NLPの前提18個はこちら。
⇒ https://www.nlpjapan.co.jp/000215.html
NLPプラクティショナーコースを振り返ると
そして、実はこの①②③④は私がこれまで大切にしていたことや、しがみついていた考え、いわゆるビリーフの変化が起きています。ビリーフチェンジと言う、大きな変容です。
ビリーフというのは、信念、価値観、思い込みと言ったこと全般を指しています。
私は実家が美容院で、従業員さんはたくさんいましたが、子供時代からお店の手伝いをしていました。また母親が非常に若くて、父が母に甘かったのと、妹はきかん坊なのとで、いろいろ我慢することが多かったんです。
それで、お姉ちゃんの自分は『私が我慢をすれば家族はうまくいく』と思っていて、複雑でした。
自分が傷ついても他者が良ければいいと、子供のころから言ってたんですよね。自分よりも、他者に、他者にって感じでした。
でも実は、自分が満たされないと、人への影響は悪くなると思うんです。私の場合は、そういう負の実績がいっぱい溜まっていたので、いくつものワークを通じてビリーフチェンジが起きて、まず自分を満たすことを始めるようになりました。
そしてNLPの前提のような、新しい役立つ信念:ビリーフを得て、過去の役に立っていない思い込み:ビリーフを変え、行動が変わって、変容が加速していったと思います。