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ダウン症のお母さんからの報告

2021.07.13 09:25

Photo 36114693 / Asian Down © Denys Kuvaiev | Dreamstime.com(写真はイメージです)

ダウン症のある娘が2歳の頃から体をみていただいています。

歩き始めてはいたものの、筋緊張が弱いという特徴もあって、体をうまく使えているのか、筋肉や骨格が無理なく機能しているのか、何かと不安を抱くことがありました。たとえば、「関節の動きがあまりよくない」「左右差がある」などの結果は見えるのに、なぜそうなっているのか、体のなかのことが親の目にはなかなかわからないからです。そうしたきっかけから萩原先生にみていただくことにしました。

もちろん、ダウン症のある子どもたちには、専門の療育や理学療法士による訓練の機会もたくさんあります。そのなかでも、オステオパシーはそういう病名や性質のカテゴリーに限らず、個人差のある体そのものに触れていただく、もっと言えば、その日その時の状態にアプローチしていただけるので、娘自身が抱える問題点について丁寧に関わっていただける印象を持ちました。

一番驚いたことは、施術後、いつもはぐずりがちな夕方になっても、とても穏やかににこにこと過ごす娘の様子でした。指示もよく通り、言葉数も増えます。1回目は気のせいかとも思えました。ところが、毎回、施術後に同じことが起こるので、これはオステオパシーの作用だと今ではそう考えています。体のコンディションが整うとき、心にも作用するということがよく理解できました。

このことに気づいた意義は自分にとってとても大きなものでした。体づくりは発達の土台だと考え、身体の声をきき、整えながら、訓練を続けていくことを大切にしています。今現在は、飛んだり跳ねたり走ったり、思い切り外で遊べるまでに成長しました。(Y.O. 3歳女子の母)