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コスモス

2018.07.14 04:16

https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000176973 【コスモスについて、咲く時期、名前の由来、属性、与謝野晶子の歌、新秋の七草(昭和10年ごろ)などが知りたい。】より

咲く時期、名前の由来、属性について

『植物レファレンス事典』によると、コスモス:Cosmos bipinnatus Cav. キク科の一年草。別名オオハルシャギク(大春車菊)、アキザクラ(秋桜)。等々

『改訂版原色牧野植物大図鑑』によると、コスモス:〔コスモス属〕(アキザクラ、オオハルシャギク)Cosmos bipinnatus Cav. 花は秋。和名は学名の属名をそのまま呼び、ギリシャ語で飾りとか美しいという意味。秋桜。等々。ハルシャギクについての記載も有り。

『園芸植物大事典』2によると、コスモス属:Cosmos(コスモス)属名はギリシア語kosmos(飾り、美しい、の意)に由来し、本属の花が美しいことにちなむ。Cosmos bipinnatus Cav.(ビピンナツス)和:アキザクラ 別:コスモス、オオハルシャギク。現在栽培されている園芸品種には早咲き系と遅咲き系の2系統がある。等々

『世界大百科事典』10によると、コスモス(和名アキザクラ、オオハルシャギク)秋に群生して咲く様子がサクラの花に見えるので秋桜の名があるように、基本種は短日で花芽を分化するため、10月に開花する。…等々

『日本大百科事典』9によると、花卉としてのコスモスはメキシコに起源する。1789年スペインから派遣された植物調査隊のビセンテ・セルバンテスはマドリードのホセ・カバニエス神父に未知のキク科の種子を送った。神父はそれを栽培し、コスモスの名を与えた。日本には幕末に渡来したが、本格的に広がったのは1909年(明治42)文部省が全国の小学校に栽培法を付して配布してからである。等々。

与謝野晶子の歌

『短歌俳句植物表現辞典 歳時記版』に、与謝野晶子の歌2首あり

 心中をせんと泣けるや雨の日の白きこすもす紅きこすもす(「さくら草」)

 こすもすよ強く立てよと云ひに行く女の子かな秋雨の中(「晶子新集」)

新・秋の七草

『秋の七草 ものと人間の文化史145』によると、「昭和一〇年(一九三五)秋、与謝野晶子などの提唱によって『日日新聞』(『毎日新聞』の前身)が新・秋の七草を募集し、ガンライコウ(雁来紅)(ハゲイトウ=葉鶏頭のこと)、シュウカイドウ(秋海棠)、マンジュシャゲ(曼珠沙華)(ヒガンバナ=彼岸花のこと)、キク(菊)、オシロイバナ(白粉花)、イヌタデ(犬蓼)、コスモス(秋桜)の七種を選定した。…」

『私の植物散歩』によると、「昭和十年頃、東京日日新聞社が新たに秋の七草を選んだが…当時著名の七人に、それぞれ一つの花を推薦してもらったもので、それらの人の選んだ花は次のとおりである。雁来紅(長谷川時雨)コスモス(菊池寛)曼珠沙華(斎藤茂吉)赤のまんま(高浜虚子)菊(牧野富太郎)おしろい花(与謝野晶子)秋海棠(永井荷風)」『私の植物散歩』

『秋の七草』

※赤のまんま=アカマンマ=イヌタデ


https://yasousuki.exblog.jp/4452599/ 【コスモス(秋桜)】より

分類:キク科コスモス属 学名:属名 Cosmos 性状:一年草 原産地:メキシコ

花期:6月~12月初  花言葉:乙女のまごころ、愛情、たおやかさ(嫋さ)

コスモス属の仲間の総称。初夏から秋にかけて桃色・白・赤・黄色・オレンジなどの花を咲かせます。

花は本来一重咲きですが、舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種も作られています。

本来は短日性植物ですが、6月から咲く早生品種もあります。

明治初年に渡来当時は、「あきざくら(秋桜)」と呼ばれていました。

高さ2メートル近くにもなり、茎の上部が日光を求めるので、四方から光が当たらないと傾いて倒れやすくなります。弱々しく見えますが、台風などで倒されても茎の途中から根を出し、また立ち上がって花をつけるほど強い。

舌状花:たくさんの花が集まった頭状花としての花弁は8枚。

中央部の花は「筒状花」と呼ばれ、まだ開花していない時は5角形に見えます。

開いた筒状花は、5枚の花びらが見え、黄色い花粉を出します。

一見して花びらに見える花は、花弁の内の1枚が大きくなって頭状花全体の花びらとなっています。これが「舌状花」です。この舌状花は8個ありますので、コスモスとしての花弁は8枚にみえることになります。

中央部の花は「筒状花」と呼ばれ、まだ開花していない時は5角形に見えます。開いた筒状花は、5枚の花びらが見え、黄色い花粉を出します。

↓一見して花びらに見える花は、花弁の内の1枚が大きくなって頭状花全体の花びらとなっています。これが「舌状花」です。この舌状花は8個ありますので、コスモスとしての花弁は8枚にみえることになります