ガザとエジプトの国境付近のIDF海軍が撤退へ
2021.07.14 13:01
7月14日イスラエルがエジプトとガザの国境付近に駐留させていたエイラート級コルベットの戦艦サール5は撤退をし、これからは、イスラエルのパレスチナ管理区付近のガス田「ガザマリン」の警備にあたる方針だ。
撤退に踏み切った理由は、昨今のエジプトとイスラエルとの急接近にある。今イスラエルとエジプト両軍は、かつてはいがみ合っていたものの、シナイ半島全土に駐留していたイスラエル国防軍の大部分を撤退させ、現在は、イスラム過激派という共通の敵排除に向けて協力関係を築き距離を徐々に縮めている。
イスラエルのコルベットは、ミサイル迎撃システムバラクやアイアンドームシステムを艦隊に取り込み、かつてシリア海軍を壊滅させた誘導ミサイル「ガブリエル」も搭載しているため、従来のコルベットと比較すると重武装なところが特徴である。