地の時代から風の時代、西から東の文明の時代
Facebook・能村 聡サン投稿記事
『楽観的に生きるコツ』(再投稿) おはようございます。
人は、心に余裕があると、さまざまな「気づき」を得られます。
不愉快なことが生じたとき、困難に出くわしたとき、イライラしたりクヨクヨしたりしていませんか?
楽観的になる方法はいたってシンプルです。
顔を上げて「チャンス到来!」と宣言するだけでいいのです。
不思議なことなのですが、そう宣言すると脳が「チャンス到来!」を検索し始めます。発想が変わります。気づきが得られるかもしれません。
相手を責めたり、状況を嘆くヒマはありません。私たちの心は発信器ですから、ネガティブな感情を発信すると、それらを引き寄せてしまい、現状は更に複雑になってしまいます。
まずは、深呼吸。それから顔を上げて「チャンス到来!」、「ありがとう!」最後に「大丈夫!」これでオッケー!
楽観的な人は、困難の中からチャンスを見い出すことができる人です!
切り換えることが難しい人は、「ちょうどいいときに楽観的になれました。ありがとう」と自分の心の奥に向かって伝えましょう。
生きていることは「チャンス到来!」なのです。
*出展:心の灯 光の風景
メッセージ:もも しおまち書房 刊
https://note.com/yokunarus/n/n56f577b74652 【地の時代から風の時代、西から東の文明の時代〜冬至の伊勢の北斗七星と日の出に思うこと〜】より
先日、12月22日は午前1時から家を出て、伊勢神宮参詣を敢行しました。
冬至の宇治橋から拝める日の出を観たくて、この日、この時間をあえて選んだのですが、
「冬至」「12月22日」「伊勢神宮」「宇治橋」「日の出」
などのキーワードを適当にググると「地の時代から風の時代へ」という記事をチラホラ見受けました。
占星術の世界の話だそうですが、土星と木星が20年周期で出会うのですが、これまで約200年は牡牛座・乙女座・山羊座の「地」の星座で起こっていたものが、2020年12月22日を境にこれからの200年は双子座・天秤座・水瓶座の「風」の星座の中で起こり、それに応じるように私たち人間社会も「パラダイムシフト」が起こるというのです。
うーん、なんだか、ロマンチックな話ではないですか。
どんな変化が起こるか。
土から風ですので、形のあるものから形のないものに価値が置かれる時代、固定化されたものはどんどん流動化されていく時代になる、ということですね。
地の時代、風の時代、かどうかはわかりませんが、今すでに起こっている人類レベルでの価値観の変化ですね。
基幹のインフラである自動車の世界は時代の変化の縮図を見て取れるわかりやすい例かもしれません。
トヨタなどでもうすでに始められているようですが、サブスク(レンタル代のみならず保険、税金込み)で車をレンタルできる時代になりましたからね。高級車を所有して乗り回すことで自己顕示をする、というのもデジタルネイティブの今の若者から見れば「古っ」と思われ、自己顕示どころか「時代を読む知性ない」マイナスプロモーションにしかなり得ないという時代に入っているようで、まあそう言う感覚の時代です。
環境問題についても、「2050年カーボンニュートラル」を政府が進めていますが、2030年にはガソリン車新規販売廃止になります。私の子供たちが成人するころには街中から商店街が消えたようにガソリンスタンドも消え、自動運転の車が市街地を席巻してそうですね。
本年は、世界で私たち人類の価値観、生活様式を根底に揺るがす事件が起こっています。
外出自粛でほぼ強制的に買い物も、働くのもオンラインになり、と私たちの生活は書籍「アフターデジタル」で示されるように、ますますオフラインのない生活に近づきました。オンラインでやっても十分成り立つこと(しかもそちらの方が生産性が高い)のにこれまでなんだかんだ先延ばしにしていたことは、すべてオンラインに移行されようとしています。
話の角度を少し変えます。
文明評論家の村山節氏が研究で「800年ごとに東西の文明の波が入れ替わる」という独自の論を打ち立てられています。
(参考文献「波動進化する世界文明(同氏)、「縄文のコトダマ(林英臣)ともに出版社は博進堂)
詳細は、参考文献に委ねるとして、古代はシュメールの時代から現代に至るまで、800年ごとに文明の波が東西が入れ替わるという見方ができる。
直近の話?になるかどうか分かりませんが、今から800年前、1200年代は蒙古襲来で知られるようにモンゴル帝国が席巻した時代ですが、そのあたり100年前後のモラトリアムを経て徐々に東から西へ、ルネサンスを皮切りに西洋の諸国の活躍が目立つようになります。
さらにその800年前はゲルマン民族の大移動とイスラム帝国の東の時代、またそこから800年前はアレクサンダー大王の大遠征とギリシヤ・ローマの西の時代、と確かに東、西、東、西と入れ替わっているようにも考察できます。(各転換期に100年前後のインターバルがあるのも特徴です)
では、今、2000年の時代はというとその論を当てはめてみるならば、ちょうど西から東に入れ替わる時代であり、モラトリアムの時期となります。
つまり、東洋の時代に差し代わっている時期とも言えるのですが、確かに、近代化が進むと同時に、例えば、マインドフルネスやZENなどのように、もともと東洋にあった文明、文化が西洋人の解釈のフィルターを経て、今の時代に合うものとして再構築されているものもあります。これらの発祥が最先端ITベンチャーの集積地であるシリコンバレーということからも、うなづけることがあるかと思います。
ちなみに、手前味噌ですが、私が坐禅を8年以上続けていることは宗教的自覚があってというよりはライフハックの一環として始めたという経緯があります(基本、無宗教)。それだけにシリコンバレーの影響も間接的に、少なからず影響があってと言う感じです。
不要なものを見極めどんどん引き算していくライフハックの発想も、広義では武、茶、華、能、禅などの生活作法に象徴されるように全部「日本の引き算の美学」「脱力の哲学」にあるではないか」というオチがついたのですが。わざわざライフハックなんて横文字を使わなくても「禅」でいいじゃないかと。
デジタル、ボーダレスの時代になればなるほど、その国や土地の独自のもの、叡智は顕在化することや、表現のエッセンスに取り入れられることによって、経済価値、市場価値にもますます変わっていくでしょう。
「鬼滅の刃」の大ヒットも、ブームであり一過性という見方をする人もいるかと思いますが、私は確かに過熱気味になっている傾向は否めないものの、風の時代、東洋の時代に差し掛かった今の時代、日本人が、それから日本を見る世界の人が、「和」の世界観を知る入口としてこれから大きな役割を果たしていくのではないか、とも思っています。
いずれにせよ、価値観は変わっているのに、結局、なんとなく安定してそうだから、無難そうだからといってそこに止まることは何よりのリスクとしてもう顕在化してしまっています。
800年論をもし使うとなると、何より大きな潮流の変化で、これは、日本にとっても明治維新、世界大戦よりも大きなものということになります。
人はなかなかこれまでの思考パターンを変えられないもの。もちろん、もう人生それほど長くないしそんな未来がやってくる前に死んでるよ、ってな話ならどーでもいいことかもしれない。しかし、これから未来を切り拓こうとする若者、新しいことにチャレンジするという人はここのボタンの掛け違えはしたくないのではないでしょうか。
P.F.ドラッカー「未来への決断」より
すでに怒っていることは何かとの問に対する答えが、企業や産業にとっての可能性を明らかにする。この可能性を現実に転化するには、自らの強みを機会にマッチさせることが必要となる。