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PRADO | 世界中で愛される質実剛健なSUVクロカン

2021.07.16 04:19

日本の誇る本格派SUVオフロードもオンロードも快適

 ランドクルーザーシリーズの中核を担っている「ランドクルーザープラド」。

初代プラドの登場はH2年で、兄貴分のランクルのボディをひと回り小型化したことで人気を集めた。

 ランクルシリーズは他の国産SUVとは一味違う。大きな特徴は、ボディと独立したラダーフレーム。エンジンやサスペンションなどの機能もこのフレーム部分に納められており、悪路をものともしない頑丈なボディとタフで快適な走りを実現している。

 現行のプラドは、H21年にフルモデルチェンジされた4代目で、都会的な雰囲気を醸し出している。5人乗りと7人乗り、ガソリンエンジン、クリーンディーゼルエンジンが選択可能。ディーゼル車の燃費は、1リッターあたり11.2㎞(WLTCモード)となっている。

 外装・内装ともにオフロードカーとしての質実剛健さを貫き、操縦性能を優先。運転席は視界が良好で、大きな車幅も確認しやすい。

 ランドクルーザーは今年で70周年を迎え、プラドも特別仕様車が登場。プラドはフルモデルチェンジから12年が経過しており、次のフルモデルチェンジを世界中の人が待ちわびている。

 逆に中古車市場から見ると、現行車と大きな違いのない中古車が出回っているのは魅力。また、ファミリー層にも人気があり、車格のわりには意外と値頃なので、本格SUVを狙っている人はぜひ選択肢に入れたい。


▼トヨタ ランドクルーザープラド TX Lパッケージ SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4760×1885×1850㎜

車両重量:2090㎏

ホイールベース:2790㎜

エンジン種類:直列4気筒DOHC

総排気量:2693㏄

最高出力:163ps(120kW)/5200rpm

最大トルク:25.1kg・m(246N・m)/3900rpm

JC08モード燃費:9.0km/L

サスペンション前:ダブルウイッシュボーン式独立懸架コイルスプリング

サスペンション後:トレーリングリンク車軸式コイルスプリング

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ベンチレーテッドディスク

タイヤサイズ:265/65R17

乗車定員:7名


▼トヨタ ランドクルーザープラド(現行モデル)

相場価格

H25~R1年

249~462万円

(Mj-net調べ 2021年7月10日現在)

タマ数は充実しているとは言えないまでも、じっくり探せば十分に納得できるモノが選べるはず。フェイスリフトしたH25年以降のモデルに人気が集まっている。


▼トヨタ プラド 変遷

H2年4月     初代プラドがデビュー

H8年5月     2代目プラドにモデルチェンジ

H14年10月  3代目プラドにモデルチェンジ

H21年9月   4代目プラドにモデルチェンジ

H25年9月   マイナーチェンジ

        大型フロントグリルを採用し

        意匠変更するとともに走行性能面も改良を加える

H29年9月   2度目のマイナーチェンジ意匠変更等をおこなう

R3年6月     「TX"Lパッケージ・70thANNIVERSARY LIMITED"」を発売


▼INTERIOR

SUVらしさの中にも上質な空間を演出

SUVらしい無骨感を漂わせながらも、ウッド調のインテリアを採用するなど上質さを演出する。


▼ENGINE

ヘビーウェイトをモノともしない力強いユニット

決して燃費性能は優れているとは言えないが、2トンオーバーの車重をモノともしない力強いトルクを発揮するユニット。


▼UTILITY

あらゆるレジャーにも対応できる広大なラゲッジ

圧倒的な空間を誇るラゲッジはあらゆるレジャーに対応が可能。7人乗りは格納式の3列シートが用意される。


▼RUNNING

走りシーンを選ばないオールラウンドな走破性

さすが世界に誇るランドクルーザーシリーズだけあって走りの良さは文句なし。市街地はもちろん悪路での走破性の高さも定評あり。


▼EXTERIOR

サイズ感はもちろん、デザインも迫力たっぷり

ボディサイズはもちろん、迫力のあるエクステリアデザインは存在感抜群。ロングセラーモデルとあって2度のマイナーチェンジをおこない、前期、中期、後期の3期に分けられている。それぞれでフロントマスクのデザインが大きく異なっている。