Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

三島町「会津西方駅・会津宮下駅 周辺」 2017年 冬

2017.01.29 13:16

雪景色の中の「第一只見川橋梁」を見たいとJR只見線を利用し三島町に向かい、会津西方駅と会津宮下駅の周辺を歩いた。

   

只見線の乗車は、これで20回目となる。今日は次の予定を立てた。 

・「第二只見川橋梁」を渡る列車を撮影

・国道400号線を徒歩で歩きカフェ「ハシノハシ」に行く

・三島神社に参拝する

・宮下温泉に浸かる

・会津西方駅から「第一只見川橋梁ビューポイント」に向かう

・会津宮下駅前にある三島町観光交流館「からんころん」に行く

*参考:

・福島県:只見線ポータルサイト

・NHK:新日本風土記「動画で見るニッポンみちしる~JR只見線」 

・東日本旅客鉄道株式会社「只見線について」 (2013年5月22日) 

・拙著:「次はいつ乗る?只見線」カテゴリ ー只見線沿線の撮影スポットー / ー只見線の冬

 

 


 

 

今朝早く郡山駅に向かう。まだ夜明け前。日曜日ということもあってか、始発列車に乗り込もうとする“夜通し客”が多く見られた。

  

駅舎に入り改札を通り、磐越西線始発列車の2両目に乗り込んだ 。


5:55、会津若松行きは定時に郡山を出発。

 

切符は、日曜日ということで「小さなホリデーパス」を、初めて利用した。“南東北フリーエリア”でJR東日本仙台支社管内の路線限定で、土日祝日一日乗り放題となっている。只見線は只見駅まで乗車可能だ。

 

駅に置いてあるパンフレットの裏には、切符の概要が分かりやすく記載されていて、乗車可能な路線図の記載もある。但し、福島県内の水戸支社管内(いわき・相双地区)と新潟支所館内(磐越西線の喜多方以西)の路線には乗車できない。

 

 

列車は暗闇の中を疾走した。喜久田、磐梯熱海、中山宿の各駅を過ぎ、沼上トンネルをくぐり会津地方に入ると、あたりが明るくなった。猪苗代を過ぎると、「磐梯山」の端正な稜線が正面に見られた。

 

  

  

7:09、会津若松に到着。改札を抜け、表に出る。凍結したような霧がかかり、幻想的だった。この駅入口に置かれた「赤べこ」の後ろ姿には、いつも癒される。

   

KIOSKで買い物を済ませ、再び自動改札を通り、連絡橋を渡る。これから乗る只見線の列車キハ40形はすでに入線していた。右奥に「磐梯山」が朧げに見えた。

7:37、定時に列車は4番線から会津若松を出発。車内のほぼ全てのBOX席は占有され、ベンチシートは部活のジャージに身を包んだ高校生に埋められた。また、中華圏からと思われるカップルもいた。

  

  

七日町西若松を過ぎ、列車は霧に覆われた大川(阿賀川)を渡った。

 

 

列車は会津本郷会津高田根岸新鶴若宮の各駅で停発車を繰り返しながら、会津平野を駆け抜けた。会津坂下で高校生と数人の乗客を降し、車内は一層静かになる。

 

会津坂下を出発してまもなく、車窓からは朝日に照らされた“雪原”が、霧の中から姿を現した。

  

  

七折峠に入り、塔寺を過ぎ、会津坂本の手前で右(北)の車窓を見ると、雪山がキレイに見えた。「西大日岳」(2,091m)、「大日岳」(2,128m)、「御西岳」(2,012m)、「飯豊山」(2,105m)からなる飯豊連峰だ。

 

  

列車は柳津町に入り会津柳津郷戸を経て、滝谷を出発直後に滝谷川橋梁を渡り三島町に入った。*各橋梁のリンク先は土木学会附属土木図書館歴史的鋼橋集覧

 

 

会津桧原を過ぎ桧の原トンネルを抜けると、まもなく「第一只見川橋梁」を渡った。午前中は逆光のため、下流(北)側を撮影する。柳津ダムが創り出す只見川の“湖面鏡”は、青空を映し出していた。この青のグラデュエーションは、二度と同じものを見られない自然の産物だと思う。

 

 

 

9:04、名入トンネルを抜け会津西方に到着。初めて下車した。

 

駅は待合小屋があるだけの無人駅で、国道400号線に平行している。

 

 

会津西方駅を後にし国道を西進、宮下方面に向かて歩き出し、只見線の「第二只見川橋梁」が見える位置に向かった。

 

 

約5分で只見川に接し、川岸の上を進む。除雪はされていたが、日陰の場所は路面が凍結していた。

しばらくすると、列車の音が近づいてきた。私が乗ってきた列車が次駅・会津宮下ですれ違いを行った会津若松行きの列車だ。先を急ぎ、列車が橋を渡る音の変化で振り返り、カメラを構えシャッターを切った。何とか撮ることができたが、「第二橋梁」の全体が捉えられず、残念だった。


  

撮影を終え、国道400号線を先にを進んだ。時々振り返り、「第二只見川橋梁」が良く見える場所を探した。

  

そして、木に遮られる直前が良いと一枚撮影した。コンクリートの護岸が写りこんでいるのが惜しいが、まずまずの撮影場所だと思った。先ほど撮った列車を、ここから撮影する場合、会津西方駅を降りて走れば可能だと思う。次回、チャレンジしてみたいと思った。


 

 

国道400号線をしばらく進むと、昨年11月4日に訪れた「桐の里倶楽部」が現れた。地階が日帰り温泉になっていて、只見川が直下に見える構造になている。ここから「第二橋梁」が見えるといわれている。

 

旅館「宮下温泉 ふるさと荘」の前を過ぎ、赤い塗装がまぶしい三島大橋を左手に見ながら、国道400号線を先に進む。除雪はされているが、木立の陰になっているため雪が残っていた。

  

さらに進むと、ガードレールが途切れた場所があった。雪捨て場になっているようだ。

 

 

国道400号線は只見川から離れ、少し先で只見線とほぼ平行して走る国道252号線(沼田街道)にぶつかった。

  

9:43、国道252号線に合流し右折すると、目的地のカフェ「ハシノハシ」が右手に見えた。

 

駐車場に看板が出ていないため『まさかっ!』と思ったが、階段を上り、中を覗いてみる。開いていなかった。椅子がテーブルに載り、オープンは先のようだった。10時頃にはと思ったが、スマホで確認すると12時開店だった。またしても、事前の調査無く、失敗してしまった。

この「ハシノハシ」はオーナー・酒井さんは三島町出身で、東京でカフェの勉強をした後、三島町に戻り、昨年2月27日にオープンさせたという。次の機会、三島町を訪れる際に改めて訪れたいと思い、次の目的地に向かった。

 

 

国道252号線の高清水橋(1986(昭和61)年 竣工)を渡った。「ハシノハシ」は、この高清水“橋”の“端”に位置している事が店名の由来となっている。中路式のアーチ橋が、迫ってくる感覚だった。

 

橋上から上流、南西方向を見ると東北電力㈱宮下発電所と宮下ダムが見えた。

   

橋を渡り切ると、県道237号線との交差点に出る。昨年11月4日に早戸駅からこの県道使って会津宮下駅まで自転車で走ったが、冬季は積雪のため通行止めになる。その案内板が掲示されていた。

 

 

交差点を左に入り、この県道237号線を宮下地区の中心に向かって歩く。すると、三島町役場の入り口の脇に「赤城清水」なる水飲み場があった。

さっそく、空いたペットボトルを注ぎ入れ飲んでみる。

『温かい』

水には違い無いが、程よい温もりに清涼感があった。口に含んだ瞬間、笑顔になった。“井戸水は一定水温”とはいうが、これ感動のうちで体験することができた。会津の自然、会津の水の恵み。すばらしい!

 

 

 

10:14、会津宮下駅に到着。屋根は冠雪していたが、今日の陽気であちこちで“ドサッ、ドサッ”と落雪していた。

 

駅入り口の柱には「第一只見川橋梁ビューポイント」行きのバスの案内板(英語併記)が掲示されていた。

この看板の内容は、三島町観光協会のHP(http://www.mishima-kankou.net/)にも掲載されている。一日一便で出発は朝7時20分(日・祝は運休)。  

  

駅舎に入り、トイレを借りた。入り口はやや狭いが、中はキレイで、男性の大用は洋式だった。観光路線・只見線のとって、国内の観光客ばかりでなくインバウンドを広く呼び込むためにはトイレの整備は欠かせない。このトイレを見て、安心した。

 

    

トイレを済ませ駅を出て左(西)を線路沿いに歩き、「三島神社」に到着。

 

三島町の町名の由来ともなった三島神社。この参道を只見線が貫いている。次の機会、この参道を横切る列車、キハ40形を撮ってみたい、と思った。

参拝し、次の目的地である日帰り温泉に向かった。  

 

  

県道237号線から左折し、県立宮下病院を右に見て町道を進み、介護福祉施設を左手に見ながら坂を下ってゆく。「宮下温泉 栄光館」の看板を右に曲がり、上りまた下りカーブを曲がり見下ろすと、「宮下温泉 栄光館」が見えた。

 

10:32、「宮下温泉 栄光館」に到着。

 

中に入ると、ホールは明るく、木のぬくもりが感じられた。

  

ロビーには、只見線の写真が展示されていた。

 

受付で日帰り入浴料550円を支払い、風呂場に案内される。脱衣所の戸を開けると明るい空間が飛び込んできた。

 

入り口の脇には「温泉分析書」と「別表」が掲示されていた。

概要は以下の通り。

・源 泉:宮下温泉 第二源泉
・泉 温:60.9℃
・湧出量:126.9L/min
・泉 質:ナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉

 

浴室には誰もいなかったので、浴室内も撮らせていただく。二面ガラス張り。開放的だった。

 

湯に浸かると、大谷川河口の扇状地形と只見川の広い川幅が目の前に広がる。素晴らしい眺めだった。

...30分ほど温泉に浸かり、「宮下温泉 栄光館」を後にした。よく温まった。

 

 

「宮下温泉 栄光館」から町道に戻り、赤の塗装が鮮烈な三島大橋で只見川を渡る。塗装したばかりのようで、光沢を放っていた。

  

町道の橋梁ではあるが、2013(平成25)年に制度化された「直轄修繕代行事業」を利用し国の事業としてメンテナンスが行われいてる。先ほどの塗装もこの事業の一部のようだ。

  

橋上から只見川上流を見ると、先に渡った高清水橋が見えた。両岸が見えず、橋が宙に浮いているように見えた。


 

三島大橋を渡り、国道400号線を右に曲がり、先に通った道を会津西方駅に向かった。右手を見ると、対岸に先ほど訪れた「宮下温泉 栄光館」が見えた。

 

  

11:55、国道400号線の緩やかな坂を上り、会津西方駅に到着。約3時間ぶりだ。

ここから「第一只見川橋梁ビューポイント」に向かう。最寄りである、この会津西方駅から徒歩での所要時間を測ってみた。

 

 

駅前を通る国道400号線を進み左に急カーブ、ほぼ直角に曲がり緩やかな坂を登る。まもなく、右に曲がる路地を入る。この道はGoogleMap®にも、国土地理院の地図にも掲載されていない。心配だったが、進むにつれて、それが杞憂であることが確信できた。

 

しばらく家の間を歩くが、まもなく緩やかな坂になり林の間を抜けてゆく。キレイに除雪されていて、この道が盲腸道でないことが分かった。さらに進むと、T字路を示す標識が現れ、ホッとした。

 

国道400号線と分かれて約7分、“地図に掲載された”町道にぶつかり右折。そして南に進むと、まもなく、只見川に架かる「歳時記橋」が現れた。

 

歳時記橋を進みこれから行く「第一只見川橋梁ビューポイント」の“拠点”となっている、道の駅「尾瀬街道みしま宿」を見上げた。

 

橋上から西(上流側)に目を向けると、「第二只見川橋梁」が見え、柳津ダムの“湖面鏡”に映し出されていた。見下ろす形になり、今朝のように、国道400号線から見るものとは違った。

 

東(下流側)を見ると、廃道となった国道252号線(沼田街道)の旧道(川井新道)が、険しい壁面をなだらかに登ってくる様子が判別できた。積雪のある、この時期に現れる旧道の痕跡だった。こうしてみると、只見川の峡谷を削り取った旧道で、駒啼瀬峠を越える過酷さを一層実感できた。

 

 

歳時記橋を渡り切ると、緩やかなカーブになった。この崖の上に道の駅はある。ここの斜面を登る事ができれば「第一橋梁ビューポイント」はグッと近くなる。決して歩道を整備できない傾斜ではない、と感じた。

 

先に進む。すると、道の駅付近につながっていると思われる、“道”らしきものが現れた。除雪はされていなかったが、ここを登ってみる事にした。

 

積雪は50cm程度。足を取られながら上った。

 

 

12:27、歳時記橋から10分とかからず、道の駅「尾瀬街道みしま宿」に到着。会津西方駅からは30分程かかった。歩けない距離ではなく、途中の見る事ができる景色の内容を考えると、長くはないと思った。

 

道の駅の南西角の柱には、会津宮下駅とを結ぶ町営バスの案内板があった。会津宮下駅どほぼ同様のものだった。


  

展望デッキに登り、先ほど渡ってきた「歳時記橋」を眺める。今頃気づいたが、青空が消えて一面雲に覆われていた。


  

展望デッキで遅い昼食を摂ってから、「第一只見川橋梁ビューポイント」に向かって移動を開始。牧堀沢にかかる「駒啼瀬歩道橋」は除雪されていた。

 

「第一只見川ビューポイント」に向かう坂には階段があるのだが、雪を踏み固めた“歩道”となっていた。

 

より高い所にあるC・Dポイントは、冬季閉鎖されていた。

 

唯一立ち入りができるBポイントには、4人の先客があり、そのうち2人が三脚を構えていた。

  

13時を過ぎると左手(西)から列車音が近づいてきた。「第二橋梁」を渡る音が終わり、会津西方駅に停車。再び、汽笛を鳴らし発車する音が聞こえてきた。

 

列車の音は名入トンネルで消され、そして再び聞こえると、2両編成のキハ40形が現れた。急ぎ、ズームにして湖面鏡に映る列車を撮ろうと思ったが...。

 

ズームし過ぎて、柳津ダム湖(只見川)に映り込むキハ40形を撮ることができなかった。列車の撮影が難しい事を改めて思った。

   

撮影を終え、会津西方駅に戻るため、「第一只見川ビューポイント」を後にし国道252号線を歩いた。歩道は見当たらず、路側帯を歩くが、すく脇をを車がけっこうなスピードで通り抜けてゆくため怖い。私は小走りで駆け抜けた。

 

国道252号線を左に折れ、歳時記橋につながる町道に入る。途中、国道252号線に登ってゆく側道が見えた。ここはGoogleMap®や、国土地理院の地図にも記載されている。しかし、除雪はされていなかった。

 

道の駅を出発して約30分で、会津西方駅に戻ってきた。下りが多く、往路に比べ早くなったようだ。駅の上空には冬の雲が広がっていた。

この会津西方駅の北には、以下の観光・交流施設がある。

会津タンス株式会社(http://www.aizukiri.co.jp/

三島町生活工芸館http://www.okuaizu-amikumi.jp/

・三島町交流センターやまびこhttp://www.yuruibata.jp/

森の校舎カタクリhttp://katakuriokuaizu.wixsite.com/index

 

待合室で列車を待つ事にした。地元の方が用意したものだろうか、座布団が3つ敷いてあった。


それぞれ、徒歩圏内だが、坂を登るため『歩くのはちょっと...』という場合、タクシーとなる。壁には、柳津町のタクシー会社の案内板が掲げられていた。三島町内にはタクシー会社は無い。

  

 

14:31、会津川口行きの列車が到着し、乗り込んだ。

 

 列車が発車するとまもなく、今朝撮影した「第二只見川橋梁」を渡った。

  

 

14:35、会津宮下に到着。駅舎に向かうため、構内踏切を渡った。

会津宮下駅は1941(昭和16)年10月から1956(昭和31)年9月までの15年間、会津線(全通前の只見線の福島県側の名称)の終点となっていた。そのため、構内には転車台もある。

 

   

駅舎を出て、すぐそばにある三島観光交流館「からんころん」に向かった。三島町特産の桐で作った下駄の音が“からんころん”と軽やかで乾いた音がするらしい。施設名はそれに由来するという。

  

入ろうと思い近づくと、ヒジャブで頭を覆った女性とその連れもタクシーから降り入り口に向かった。アジア圏の方だと思いうが、インドネシア人だろうか。

 

「からんころん」の内部。ここを訪れるのは2度目になるが、観光案内所とカフェ、それぞれの役割が絶妙に混在していた。

 

室内の資料や土産品などを見た後、コーヒーを注文し列車を待つ事にした。ちなみに、毎月第2・4土日曜日には蕎麦も食べる事ができる。

 

 

 

...約1時間「からんころん」に滞在し、会津宮下駅に移動。陽が落ち始め、薄暗くなってきていた。駅には2組の客が居て、どちらもアジア系のカップルだった。

 

16:10、会津川口発、会津若松行きのキハ40形が入線。私が先ほど乗った列車の折り返しの列車だ。

16:12、定刻に列車は会津宮下を出発。

 

  

 

列車は低速で三島町から柳津町を抜け、会津坂下町に入る。そして七折峠を下り会津盆地内を進み、会津美里町の積雪した田園を進んだ。

 

 

  

17:37、会津若松に到着。結構乗客が乗っているとは思ったが、ほぼ席が埋まっていようだ。今日は日曜日だが、只見線の先行きは悪くないと思った。

 

学生があふれるホームはありきたりだが、様々な老若男女、国籍も多様な乗客がホームを歩く様は観光路線にふさわしいと思った。


 

このあと、予定では18時12分発の列車に乗換え、郡山に帰るつもりだったが、一本遅らせる事にした。「からんころん」で読んだ雑誌に載っていた場所を訪れるためだ。  

改札を出て、駅前のロータリーを抜け左折し、北上する。駅の貨物ターミナルを左に見ながら歩くと間もなく目的地に到着。 會津酒楽会館 渡辺宗太郎商店http://www.souta-shoten.com/)だ。

 

中に入ると、日本酒はあまりなく、焼酎やあられなどのお菓子、そして県外の日本酒が目についた。

店内を見て回り始めて間もなく、店主が『地下にもたくさんありますよ』と声をかけてくださる。そして、左手の短い階段を降りると、びっしりと会津を中心とする県内の日本酒が並べられていた。

名は聞いていたが見たことを無かった酒もあり、郡山の仁井田本家の自然酒に至っては「にごり酒」と「燗誂」等、地元の店頭でもなかなか見かけないものもあった。私は、300mlの冷酒を二本購入し、ここを後にした。

時間が経つのを忘れてしまう品揃えだった。駅から近く、会津を中心に福島県の日本酒“力”を堪能でき、素晴らしい店だと思った。多くの人に訪れてもらいたい。

  

駅に戻り郡山行きの列車(19時04分発)を待つ事にしたが、折り返しの列車が線路内点検のため、24分遅れで出発することになり、郡山には約30分遅れで到着した。 

 

 

今回、「第一只見川橋梁」は雪化粧一面とはならず次回へのお楽しみとなったが、「第一只見川ビューポイント」の最寄り駅である会津西方と会津宮下の両駅周辺を楽しむ事ができた。

雪が無ければ、会津西方駅から足を延ばし「三島町生活工芸館」で特産品である編み組細工を見る事も可能だ。但し、徒歩圏内に観光スポットがあるが、会津西方駅周辺には休憩所が無い。駅を改修し、カフェを併設すれば観光拠点になり得ると思った。

 

「第一只見川橋梁ビューポイント」は、インバウンドを含めた観光客にとって、“王道”の観光スポットになりつつあるように感じる。会津西方と会津宮下両最寄り駅は、この資源を有効に活用する拠点となるよう大いに期待したい。

 

 

(了)

  

 

・ ・ ・ ・ ・ ・

*参考:

・福島県 生活環境部 只見線再開準備室 :「只見線の復旧・復興に関する取組みについて

 

【只見線への寄付案内】

福島県はJR只見線全線復旧後の「上下分離」経営での維持費や集客・地域振興策の実施費用として寄付を募集中(クレジット可)。

①福島県ホームページ:只見線復旧復興基金寄附金・只見線応援団加入申し込みの方法 *現在は只見線ポータルサイト「只見線応援団」URL:https://tadami-line.jp/support/

 

②福島県:企業版ふるさと納税

URL:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005g/kigyou-furusato-zei.html

[寄付金の使途]

(引用)寄附金は、只見線を活用した体験型ツアーや周遊ルートの整備、只見線関連コンテンツの充実化等に活用させていただきます。 沿線地域における日本一の秘境路線と言われる観光資源を活用し、更なる利用者の拡大と認知度向上を図ります。

 

以上、よろしくお願い申し上げます。