マリー・アントワネットの弟君
2021.07.17 11:25
マリー・アントワネットは16人兄姉弟の下から2番目。成人した姉だけでも6人、成人した兄は3人です。
アントワネットの下には1歳違いの弟がいます。
後に、太っちょフランツとあだ名が付いたマクシミリアン・フランツ大公。
フランツ大公は28歳でケルン大司教になりました。
文化・芸術への理解が深く、ボンのアカデミーを大学にしたのも、ボンに国民劇場を創設したのもフランツ大公です。
音楽を好み、モーツァルトをケルンの宮廷楽士に希望しましたが、これは母のマリア・テレジアに反対されて潰えました。
後にベートーヴェンを支援していますが、もう一人、ベートーヴェンを支援した大公は、アントワネットとマクシミリアン・フランツ大公の甥、皇帝レオポルト2世の末子ルドルフ大公です。
ルドルフ大公がベートーヴェンの支援者であったことは、よく知られていますが、マクシミリアン・フランツ大公はあまり知られていないように思います。
フランス革命でボンを離れた大公は、ウィーンで生涯を終えました。