忘れられないお客様の話し。

フレンズ麻生店の尾田川です。

美容師を16年しています。

先日、

担当していたお客様が亡くなったとご家族の方から聞きました…

一年前に次回予約をしていたのに連絡無しでご来店されなかったので、心配だったのでサロンに登録してあるメールシステムから連絡したところ、

お客様からすぐにメールをいただきました。

『少し体調を崩してしまったので、入院しています、また元気になったら行きますね。』

との事でした。

僕は、

心配でしたがすぐに元気になるもんだと思って

また直ぐに会えると思って

『僕はいつでもサロンにいるので元気になったらまた来てくださいね！』

って返したことを覚えています。

そして、あっという間に一年が経ち。

一緒に来店していたご家族の方から

亡くなったと聞きました…

子宮ガンだったそうです。

とてもサバサバしていたお客様は、

僕のような小僧にいつも暖かく接してくれていました、、

パーマをかけたら

次にお会いした時には

『あれ、全然ダメだったわー！扱いにくくて大変だったよ！』

って

言ってましたが、その後もずっと指名してくれていました…

カルテを見返していたら

そのお客様と話した会話が沢山蘇りました。

麻生の中華料理屋さんの話し、

姪っ子にプリキュアのタオルを買いたいんだけどどこに売ってるか知ってる？って話し、

雪が凄すぎて電車が動かないから今日は行けないわって事とか、

最後にお会いしたときは、コカコーラのレシピは世界に三人しかいないって話しでした。

まだまだ若い方だったのに、

もう会えないのがとても残念です…

美容師は沢山の出会いのある仕事、

技術力や接客が至らなくて失客することももちろん沢山あります。

でも、亡くなってしまうってこともあるんだと知りました…

僕は、お客様が死ぬまで担当させていただく気持ちで美容師をしていますが

担当している方が亡くなってしまうととても寂しい気持ちになってしまうんだと思いました…

本当に可愛がってもらっていたなぁ

また会いたいなぁ

心からそう思いました。