事業をやる上での大切なこと
Quest編集長の横山くんの紹介で、昨日はロート製薬ケニア支社長の阿子島さんと飲む機会を頂けました。
やっている事業自体が素晴らしく、色々と現地で苦労なさっている事も伝わってきました。
今はメンバー10人のうち、日本人は阿子島さんともう一人の駐在員のみで、あとは現地ケニア人とのことですので、やはり商習慣というかビジネス感覚と言うか、それ以前の価値観とかが全然違うようです。
飲みの場で一番印象に残ったのは、「覚悟が決まっている人間がいるか」と「組織は役割分担でしかない」という話。
前者に関しては、特にアフリカのような環境条件がもろもろ厳しいエリアでは、萎えてしまうケースがほとんどだと思います。それはビジネスだけに限らず、日常生活でも常に問いかけてくるのでしょう。そんな中でも、「自分は絶対にコレを成し遂げるんだ」という信念にも似たものがある人間じゃないとやっていけないよね、と。
サイバーエージェントでもそうでしたが、結局「やる気がある人間」が強いんですよね。そういう人って徹底的に細部までこだわるので。
しかも粘り強くてしつっこいので、競合としては敵にしたくない相手この上ない笑
後者にしても、「自分は支社長だけど関係ない。本社の社長もたまに会うけど、特に気にしてない。お金を出してくれるスポンサーみたいな。」と仰っていたのが印象的でした。かなり表現に語弊がありそうですが。。大枠こんなニュアンスでした。
誰のポジションが偉いとかどうとかではなく、ただ、それぞれ自分のこなせる役割にコミットしているだけなのだと。これも激しく同意でした。
阿子島さんのようにアフリカの第一線でめちゃくちゃ頑張る人と、そのビジョンを理解してバックアップしてくれる社長のような存在と、その他のディテールをサポートしてくれるバックオフィスの助けと。
事業もそうですが、誰が何をやっているとか、何ができるから偉いとか、本当にそういうのどうでも良いと思います。成し遂げたいビジョンがあって、そこに対して「俺はこれができるからコミットするわー」「じゃあたしはこっちかな」ってな感じで、私情とか関係なしに信条に向かって突き進むのが一番あるべき事業の姿だと思うわけです。