Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「人間性と専門性で考えてほしい…」

2017.01.30 09:16

【Yahoo!ニュース2017.01.26】

この記事の最初の部分にある「3つのこと」は、誤解を解くための材料にはなります。でも、問題を解決するには不十分です。


子どもを預ける保護者が「男性保育士の認知度」「保育士の仕事」「ジェンダーの問題」のことを知らなくても、良識ある現場の保育士さんと向き合うことで良い方向に向かうのではないでしょうか。


記事後半の「男性保育士さんはどう考えている?」の中身が本質を語っています。

性別云々という以前に、人間性と専門性で考えてほしいですね。(中略)保育士という職業は、専門性豊かな人間が一生懸命やっているんだということが、もっともっと浸透してほしいなと思っています。」

※人間性と専門性を持って一生懸命やってることを知ってほしい。


最近、”男性”保育士だからと変に肩肘張って「男にしかできない遊びが云々」「子どもに好かれるためには云々」、果ては「職場の人間関係を良くするには」なんていう記事が、以前より目につくようになった気がする。本当におかしな事を言う。性別云々以前にその人の人間性と専門性有りきだろうに。

※ポイントがズレたおかしな記事を書く人が多いよね。現場は人間性と専門性だよ。


あーあ。
やっぱり千葉市の男性保育士の件、変な方向に火がついちゃったよ。
試しに「男性 保育」でツイート検索してみると、まあたくさんの意見があること。議論になり、世論喚起になるのは良いことだけどね。
でも、保育士の仕事が「着替えや排泄介助」に落とし込まれて議論されてるのがなぁ。
当たり前ですが、保育の仕事は、着替えや排泄介助に終始するものではありません。個々の子どもの発達を様々な観点から支えること、保護者や家庭の子育ての支援をすること。
その保育の仕事に本質的には男女差はないと思って仕事しています。(現場レベルでの得意不得意はあるけどね)

※「着替えや排泄介助」だけが保育士の専門性だと誤解してはダメです。「子どもの発達を支えること」「子育ての支援をすること」これこそ専門性!


「<男性か女性か>ということよりも、その<人>の問題なんじゃないなのかな?と思っています。(中略)男でも女でも、同僚や保護者から信頼してもらえる<人>であることが、自分は大事だと思っています」

※信頼してもらえる<人>であるために自己研鑽することが大事なんですね。


結論

保護者は保育士の人間性と専門性を信じること、保育士は誠実に保護者との信頼関係を築くことが大切

※私が行政にやってほしいことは、

①「保護者が保育士を信じられるようにする」

②「保育士が保護者と信頼関係を築ことができる」

このためにどんな具体的な施策をするべきかアイデアを出して欲しいです。