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清貧農民・杉山あきら 国会への道 93

2021.07.20 00:54

 娘の意外な面


 19歳になったうちの長女は他人とのコミュニケーションが苦手だ。
 ずっと一人でいて全く苦にならないし、何かに夢中になるということもない。物欲、金銭欲と言ったものもほぼ感じられない。村のデイケアの仕事にはちゃんと行っているが、給料を貯めてどうしたいといったこともないようだ。
 「やりたいことが多すぎて」困っていた、欲張りな自分にはちょっと理解できない人間だ。
 「人生、燃えて生きろ!」とか言っても逆効果になりそうなので、言わずにいる。


 そんな娘に、あろうことか街頭宣伝カーの「ウグイス」を頼んでみた。村内を回るために地区の車を借りたのだ。意外なことに、すんなり「やる」と言った。
 マイクを握ると、普段とは違う良く通る声でしゃべりだした。
 けっこううまいのだ。遠くで手を振ってくれている村民を見つけると「ご声援ありがとうございます!お暑い中、お仕事ご苦労様です!」と叫ぶ。よくわかっている。昔からフリートークはだめだが、スピーチや演劇はうまかったなあ・・。
 なんだかんだで、全行程を声を振り絞ってやりきってくれた。
 「いい声のねーちゃん、雇ったなあ」と言ってくれた人もいた。
 「こいつはこういう路線で育てていくか・・。」などと思った。


 今回、ヒヨコの世話も初めて全面的に任せてみたが、これも大当たりだった!
 実にこまめに世話をする。低血圧で朝いつもつらそうにしているのに、「ヒヨコは無事か」と言って自分から早く起きてくるようになった。
 そう言えば、こいつは以前から動物にはとても親切なのだった。人間にももっと優しく接しろ、と言いたくなる。
 ともかく、この路線(家畜を任す)も伸ばしていこうと心に誓った。