【Lesson】門下弾き合い会🌻
先日、自宅レッスン生の皆さんによる、門下弾き合い会を行いました。
去年はできなかった弾き合い会。
YouTubeで演奏動画をシェアしたりもしましたが、
やはり同じ空間で互いの演奏を共有することは大切だと感じました。
それにしても2年ぶりの弾き合い会は、改めてみんなの成長を感じる一日となりました。
コロナ禍でレッスンをスタートした子、
受験を乗り越えてレッスンを再開した子、
今まさに受験生として奮闘している子、
音楽の道へ進む覚悟が固まった子…
一人一人置かれている状況は違いますが、この日のために準備してきた頑張りがそれぞれに伝わってきました。
内面や環境だけでなく、見た目もグッと成長した子供たち✨
そして今回はゲストにチェロの河田悠太さんをお迎えして、生徒さんとのコラボも実現しました!!
こちらは嵐の「カイト」をチェロと共演した様子。
オリンピックの時期と重なりタイムリーなプログラムでした↓
アンサンブルの楽しさと、いろんな楽器の個性を知って欲しいと思い、メロディーも伴奏もポップスも何でも万能なチェロに今回お願いしました♫
発表会はドレスを着て大きなステージに立ち、華やかな一日を親子で味わうことができますが、弾き合い会は勉強会のようなもの。
自分の演奏を披露したら終わり‼︎にはしてほしくないのです。
その勉強会らしい一面が見えたシーン↓
こちらはバッハのインヴェンションの聴き比べをしているところです。
①まずは小6の生徒さんにピアノで原曲通り演奏してもらいました。
②次に右手をヴァイオリンの生徒さん、左手をチェロの河田くんに弾いてもらって、弦二台での演奏を聴いてみます。
③弦のお二人と一緒に、私がピアノで和声をつけてトリオ編成で演奏してみました。
ヴァイオリンパートの脳、
チェロパートの脳、
どちらも同時に操って演奏する多声音楽の難しさを正しく理解し、さらに隠された和声を想像するという試みでした。
弾き合い会の活用の仕方は人それぞれ。
特に忙しい中高生や大人の方にとって、目標の場となったことが個人的には嬉しいです。
中高生は塾や部活、大人の方はお仕事で日々大忙しでも、「好き」の気持ちが後押しして続けてくださっています。
それにしても皆さん多才です!
いろんなことを両立しながら時間を見つけ、決して十分とはいえないその時間を有効に使っていらっしゃいます。
もちろん何か一つの道を極めることも、これまた大変であり面白い世界です。
来月コンクールを控えている生徒さんは、弾き合い会の演奏を振り返り、また修正してステップアップしてほしいです。
その他の皆さんも“弾き逃げ”せずに😅
弾き合い会後こそ、良い演奏を目指して向き合ってほしいです。
最後に河田くんとピアソラの「ル・グラン・タンゴ」を演奏しました。
今年はピアソラ生誕100年というメモリアルイヤーだそうです!
これまた偶然ピッタリな選曲でした。
最後にまだまだ感染対策に気が抜けない状況でしたが、皆さんの個々の気配りと、この開放的な空間のおかげで、無事に終えられてホッとしております。
また来年の夏も今から楽しみです🌻