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ショッピングモール

2017.02.06 08:08

ケニアの商圏の肌感を掴みたかったこともあり、ショッピングモールをいくつか周ってみました。総じて言えることは、「日本の地方のショッピングモール(イオンとか)よりはショボいな」という印象。

だいたい、規模感で言うと、4~6階建てくらいのビルに、ワンフロアそれぞれに20~30店舗が入っている感じです。

ただ、日本とは違って、上の階に行くほどしょぼくなります。恐らく、どのモールも出来て数年とかの新しい建物なので、入る店舗もあまり多くなく、それぞれが探り探りな状態なのだと思います。

上の階はまだ工事中というモールもけっこうあったりで、まだまだこれからという感じです。


6箇所のモールに行きましたが、共通項としては、

・必ずNukmattが入っている(日本のスーパーみたいな何でも屋)

・サファリコムが凄い(言わずと知れたM-PESAの仕掛け人です)

・欧米人が多い(ヨーロッパからの観光とか?)

・入り口のセキュリティが厳重(必ず金属探知ゲートをくぐり、バッグの中身が検められる)

あたりでしょうか。



▼Yaya shopping center(http://yaya-centre.com/)

タウンから車で20分ほど。ここはナイロビに着いて初めて行ったモールで、まずは空港で出来なかった両替をしました。いくつか部屋の中に小部屋があって、ドアの向こう側で何がなされているか分からないようになってます。(ちょっと怖かった)

大黒屋とか質屋のイメージだと思います。

中央の吹き抜けから階段が5階まであって、カフェにはアジア人の姿も見られました。


▼The JUNCTION(http://www.thejunction.co.ke/)

サファリコムで現地携帯を購入しました。普通の携帯ショップという感じで、店員がウェルカムな雰囲気で凄く好感が持てました。

1人の黒人男性は、日本語を話してきて、更に別の単語をねだるなどのハングリー精神豊かな感じで見習いたいと思います。(僕からはお疲れ様ですを教えた)


▼Nakumatt Prestige Plaza(http://www.myspotfinder.com/listings/nakumatt-prestige-ngong-road/)

寂れた地元のモールという感じ。TripAdvisorなどでも、上位に上がってくるところではありません。地域密着型なのかな。JAVAというカフェに入りました。


▼VillageMarket(http://villagemarket-kenya.com/)

トロピカルなリゾート地的な感じの作りになってます。日本の御殿場の一部を切り取って思い切りしょぼくした感じ。

入ってる店はブランド系が多く、Tシャツなども普通に5000~6000円ほどします。恐らく、先進国から来た人たちのお土産屋さんなのでしょう。


▼Galleria Shopping Mall(http://www.galleria.co.ke/)

ここはあまり中は周れず、商談でランチに使ったくらいでしたが、来店しているお客さん達の熱気は感じられました。


▼WestgateShoppingMall(https://www.westgate.co.ke/)

吹き抜けの所に噴水があるなど、館内が全体的にマイナスイオンで充満しているイメージがあります笑

とてもゴージャスな印象を受けました。ただ、中に入ってる店舗はやはり高級系な所が多く、お土産モノのハンドメイドカバンのブランドなどは、1個1万~2万円くらいです。



ただ、こうしたショッピングモールの隆盛はあるものの、一方でテロ組織による襲撃事件の標的にされていたりする事も忘れてはならないところだと思います。(もちろん、全てのモールが危険なわけではないし、極端な事例であることを理解した上で)


また、小売という目線で考えた時に、100円均一ショップのモデルも面白いなと思います。

セネガルのダカールで既にSeynoya SARLが100円均一ショップを始められている事例がありました。(正確には1100CFA、約200円)

個人的にやられているブログも大変参考になります。初日の3日間でなんと600人以上の来場者があったのだとか。

もちろん、野口さんや共同創業者のセイディナさんの苦労があった上での好調な滑り出しなのだと思いますが、セネガルでも浸透している「JAPANブランド」の話も興味深いです。

1100CFAほどの価格帯の商品はセネガルにもたくさんあるようですが、中国製で安かろう・悪かろうなのだそうで。逆に日本製の商品はTOYOTAブランドなどの先人が創り上げてきたブランドで、「品質が良い」というイメージがあるのだそうです。

特にこういった小売で見られる動きとして、中国からの卸市場があります。

深センや義烏などがそれにあたるのでしょう。ぜひ僕もこの市場は見に行きたいと思っています。



また、参考までに調べた日本の100円ショップのマーケット事情が面白かったので転載させて頂きます。僕の地元などでも、普段見かけるのはダイソーだったりキャンドゥだったりするのですが、経常利益率や時価総額などで考えるとセリアが圧倒的です。

扱ってる商材や売り方など、色々な背景もあるとは思いますが。。。

結局は「仕入れ」て市場で「売る」というアクションに尽きるので、そこの足し算引き算でしかないと思っていたのですが、同じ小売業界で価格帯も全く同じ100円均一なのに、ここまでの違いが出るのは面白いですね。