心に向き合う
昨日、今日とセッションの際、お二人の違うクライアントの方から、同じような感想をいただきました。
(この記事はお二人から内容も含めて承諾を得て書いています。細かい設定などは省いているのでわかりづらいかもしれませんが)
もちろんダイエットでもボディメイクでも、リハビリやアスリートが勝つためのトレーニングでも、我々パーソナルトレーナーがやることは「フィジカルトレーニング」の指導です。
しかしそれがどんな目的でもその目的を達成するために重要なのは「心と脳」の充足です。
だから目的を達成するために必然的にお客様の心に触れなければ「その先の壁」を越えられない瞬間が来ることがあります。
それはトレーナーにとってもとても難しい判断が必要な瞬間ですし、全てのお客様の内面にまで踏み込んでいるわけではありません。
でも僕はその方が壁を越えることを願っています。
それによってその方の未来が少しでも良い方に向かうのだから。
でも決して正攻法で正面から切り込むわけではありません。
時間をかけてフィジカルな部分のアドバイスをするように見せかけながら、少しずつ伏線を張って、その方自身が「ハッ」と気づき、雲が晴れて陽がさす瞬間が来るように順序立ててお伝えします。
その気づきの瞬間がお二人にとって昨日と今日だったのです。
「全部つながりました」
「過去になぜあんな風になったのか?やっとわかりました」
「どうすれば良いのか?進むべき方向が見えました」
「悩むべくして悩んでいたみたい」
そしてお二人に共通して言われたこと
「最初からこうなるのがわかっていてあんな風に言っていたのですか?」
もちろん僕も完全ではない。
人生で失敗も後悔もきっと普通の人よりも数限りなくしています。
だからこそ「道に迷っている人」の気持ちに寄り添いたい。
完全ではないけれど、でも進むべき地図を広げる手助けはできる。
でも人ってわかっていてもできない事も多いものだから、少しずつ実感できるように、わかりやすいところから道を照らして軌道修正をして。
小さくてもはっきりとつかみ取れる成功を積み重ねてもらえるように。
そして「ここだ!」と感じた時、それが大きな壁を越える瞬間。
その時は思い切りジャンプするのを後押しします。
今一人で悩んでいる方もきっと必ず道が開ける瞬間が来ると信じてください。
そのためには「心の在り方=マインドセット」を見直して欲しい。
でもそれが一人ではできない事も多いのです。
その時に単に「同じ価値観」「同じ環境」「同じ信条」の人に話しても「共感」することはできても見方を変えることは難しいかもしれません。
そんな時、それができる誰かに勇気を持って助けを求めたり、相談して欲しいと心から思っています。
そして僕はできるだけ多くの方の心に寄り添い、道を照らす光でありたいと願っています。