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大いなる気づき

2018.07.21 08:15

https://johosokuhou.com/2021/07/21/49196/  【東京湾の下水問題が再浮上!海外メディアから懸念が相次ぐ!「大腸菌だらけの水泳大会」「人間が泳げる場所なのか」「トイレの臭い」】より

東京湾の下水問題が再浮上!海外メディアから懸念が相次ぐ!「大腸菌だらけの水泳大会」「人間が泳げる場所なのか」「トイレの臭い」

東京オリンピックの開催が目前に迫ってきましたが、ここに来て再び東京湾の下水問題が海外メディアにクローズアップされています。

大手海外メディアのBloomberg(ブルームバーグ)は「東京の水泳会場は悪臭を放っている」というようなタイトルで取り上げ、東京湾からは多数の大腸菌が検出され、トイレのような悪臭が残っていると指摘。

そこで選手らが泳ごくことになるとして、東京湾で競技をして大丈夫なのだろうかと疑問を投げ掛けていました。

他の海外メディアでも同じようなスタンスの報道が目立ち、「東京湾は人が泳ぐ場所ではない」と強い口調で断定しているメディアもあったほどです。

東京湾では色々な浄化作戦が行われてきましたが、その多くは小手先のものが多く、今日まで東京湾の汚染問題を解決することが出来ないままとなっています。


Facebook・兼井 浩さん投稿記事 『The Great Realisation(大いなる気づき)』

Tell me the one about the virus again, then I'll go to bed.

男の子:寝る前に、あのウイルスの話をもう一回だけして

But my boy, you're growing weary, sleepy thoughts about your head.

父親:途中で寝ちゃうよ、きっと

Please! That one's my favourite. I promise just once more.

男の子:お願い、あの話大好きなんだ。一回だけでいいから

Okay, snuggle down my boy, though I know you know full well

父親:わかった、ちゃんと横になって聞くんだよ、もう話は全部知っていると思うけど

The story starts before then, in a world I once dwelled.

話の始まりはね、パパがかつて暮らしていた、今とは違う世界なんだ

It was a world of waste and wonder, of poverty and plenty.

そこは無駄と贅沢にあふれた世界、貧困と豊かさにあふれた世界だった

Back before we understood why hindsight's 2020.

「2020年の気づき」が起きる前

You see the people came up with companies to trade across all lands.

当時、人々は世界中で貿易をするために会社を作った

But they swelled and got bigger than we could ever have planned.

けれど、会社は予想を超えてずっと大きくなってしまった

We'd always had our wants, but now it got so quick.

おかげで、誰もが欲しいものをすぐに手に入れられるようになったんだ

You could have everything you dreamed of in a day and with a click.

クリック1つで何でも次の日に家に届く

We noticed families had stopped talking. That's not to say they never spoke.

気がつくと家族の会話がなくなっていた。ひとことも話さないわけではないけど

But the meaning must have melted and the work life balance broke.

でも大事な話をしなくなったんだ。仕事と生活のバランスもおかしくなった

And the children's eyes got squarer and every toddler had a phone.

子どもたちはテレビばかり。ヨチヨチ歩きの頃からみな自分の携帯を持っている

They filtered out the imperfections but amidst the noise, they felt alone.

足りないものはなくなった。でも、雑音の中でみんな孤独を感じていた

And every day the sky grew thicker, till we couldn't see the stars.

一方で空は大気汚染が進み、星も見えないほどになった

So we flew in planes to find them while down below we filled our cars.

飛行機に乗れば星は見えたよ。でも地上は車で埋め尽くされていた

We'd drive around all day in circles. We'd forgotten how to run.

人々はどこに行くにも自動車を使い、自分の足で走ることを忘れてしまった

We swapped the grass for tarmac, shrunk the parks till there were none.

舗装道路を作るため、原っぱや公園は次々と消えていった

We filled the sea with plastic because our waste was never capped.

ゴミを規制しなかったから、海はプラスチックだらけ

Until each day when you went fishing, you'd pull them out already wrapped.

釣りにいけば、ラップまみれの魚が釣れる

And while we drank and smoked and gambled, our leaders taught us why,

政治家たちは、みんなに酒を飲み、タバコを吸い、ギャンブルを楽しむよう勧めた

It's best to not upset the lobbies, more convenient to die.

政治運動などせずに、おとなしく死んでいったほうがいいよと

But then in 2020, a new virus came our way.

でも、2020年に新しいウイルスがやってきた

The governments reacted and told us all to hide away.

各国政府は緊急対策を講じ 国民に家から出ないよう指示した

But while we all were hidden, amidst the fear and all the while,

みんな恐怖に震えながら家に閉じこもり

The people dusted off their instincts. They remembered how to smile.

そこで忘れていた本能を思い出したんだ。笑い方を思い出し

They started clapping to say thank you, and calling up their mums.

「ありがとう」と言うことを思い出した。実家の母に電話をかけることを思い出した

And while the cars keys were gathering dust, they would look forward to their runs.

車のキーなんかに目もくれず、外でジョギングできる日を楽しみにするようになった

And with the sky less full of planes, the earth began to breathe.

飛行機に乗る人が減り、地球はまた呼吸できるようになった

And the beaches brought new wildlife that scattered off into the seas.

海岸には海の生き物が増え、人が近づくと海に逃げ込む姿が見られるようになった

Some people started dancing, some were singing, some were baking.

家に閉じ込められて、ダンスを始める人。歌を歌い出す人。パン焼きに挑戦する人もいた

We'd grown so used to bad news but some good news was in the making.

それまでは恐ろしいニュースばかりだったのが、ちらほらと良いニュースも聞こえてくるようになった

And so when we found the cure and were allowed to go outside,

とうとうウイルスの治療法が見つかると、外出が許されるようになった

We all preferred the world we found to the one we'd left behind.

そして久しぶりに外に出た人々は、この新しい世界のほうが、ウイルス登場前の世界よりもいいと気づいたんだ

Old habits became extinct, and they made way for the new.

こうして、ウイルス登場前の暮らし方はこの世から消えた。みんな新しい生き方をするようになった

And every simple act of kindness was now given its due.

どんな小さな優しさにも、人々はちゃんと感謝するようになったんだ

But why did it take a virus to bring the people back together?

男の子:でも、みんながもう一度仲良くなるために、どうしてウイルスが必要だったの?

Well, sometimes, you got to get sick, my boy, before you start feeling better.

男性:あのね、良い気分になる前には時々、病気にならなければいけない時もあるんだ

Now lie down, and dream of tomorrow, and all the things that we can do.

さあ、横になって明日の夢を見よう。明日はどんな夢が叶うかなって

And who knows, maybe if you dream strong enough, make some of them will come true.

本気で願えば、夢のどれかは実現するかもしれないよ

We now call it the Great Realisation, and yes, since then there have been many.

このウイルス大流行を今ではみんな「大いなる気づき」と呼んでいる

But that's the story of how it started, and why hindsight's 2020.

その最初のきっかけが、このウイルス大流行だったんだ。だから「2020年の気づき」というわけ

***

映像作家で詩人のトム・ロバーツ氏が、コロナを機に作ったショートムービー。

『The Great Realisation(大いなる気づき)』

■「希望を伝える」トム・ロバーツ氏の独自インタビュー

『Great Realisation(大いなる気づき)』というタイトルは、イギリスの作家チャールズ・ディケンズの小説『Great Expectations(大いなる遺産)』をもとにしています。

ディケンズの『大いなる遺産』は、「田舎」と「都会」という二つの世界を対比して、産業革命で盛り上がるロンドンでの人間の強欲を描写しました。

ロバーツ氏の『大いなる気づき』は、その見事な翻案です。

私はロンドンのロバーツ氏にコンタクトし、メールでインタビューに応えてもらいました。下記は私による抄訳です。

質問 1

子どもに架空の物語を読み聞かせるという形式にしたのはなぜですか?

回答 1

「希望」を伝えるために最も適していると思ったからです。この数ヶ月間、ずっと家で家族の子どもたちに読み聞かせをしてきました。そこで、これは人が勇気や希望について学ぶ素晴らしい方法だと気がつきました。

質問 2

この作品の中で、ご自身で最も気に入っているのはどのセリフですか?

回答 2

And so when we found the cure and were allowed to go outside,

We all preferred the world we found to the one we’d left behind.

やがてウイルスの治療法が見つかり、人々はまた出かけるようになりました。

だれもが、ふと思いました。以前よりも、この新しい世界のほうが、素晴らしいと。

これまでの「普通」に戻るのではなく、世界はもっと良くなるし、そうあるべきです。私はその新しい世界で生きていきたいと思っています。

質問 3

「ニューノーマル」を象徴する言葉があるとすれば、何だとお考えですか?

回答 3

「コミュニティ」です。新型コロナウイルスは私たちを家に閉じ込めました。しかしそれによって、家族とのつながりを取り戻し、地域社会に貢献する機会を得たことも確かです。これは、暗い時代であったとしても、ポジティブな結果が得られる証だと思います。希望を持ちましょう。辛い中でも、幸せは見つけられるはずです。

最後に、トム・ロバーツ氏がワシントンポストの取材に答えたメッセージを借りて、終わりにします。

My job as a poet extends as far as to ask a question and allow brighter minds than mine to venture answers.

詩人としての私の仕事は、問いかけること。私よりも賢い頭脳が大胆な答えを導き出せるようにすることです。

言葉には、人を謙虚に、クリエイティブにする力があるのではないか。26歳のトム・ロバーツ氏は世界に問いかけています。

Source:

AdverTimes(アドタイ)

コロナ禍で広まる世界の言葉 With/Post Covid-19 Communication

動画:

https://www.youtube.com/watch?v=Nw5KQMXDiM4&t=110s