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豆腐の間借り

「17歳の瞳に映る世界」

2021.07.21 11:45

「17歳の瞳に映る世界」(原題:Never Rarely Sometimes Always)は2020年に公開されたドラマ映画。監督はエリザ・ヒットマン、主演は本作が長編映画デビューとなり歌声も披露しているシドニー・フラニガン。

図らずも「プロミシングヤングウーマン」に引き続いて女性の現実を描いた作品を観た。エモーショナルな表現は排除され淡々と描かれるけれど、少女達を取り巻く環境、緊張感、寄るべなさがひしひしと伝わってきてとても胸が痛かった。

原題になった「Never Rarely Sometimes Always」を答えるオータムが初めて感情を露わにするシーンは本当につらい。そして少女達の繋がりの深さ、支え合わないと生きていけない現実に泣いた。女性も男性も、そして若い人に観て欲しい。