CIDP
2021.07.22 09:27
CIDPのaの病態ですが、ギランバレー症候群などと同じく、免疫性疾患であり、IVIGが有効であるという特徴があります。
ギランバレー症候群との違いとして、慢性経過で、ステロイドが再発抑制に有効であり、維持療法に用いられます。
次に、bの特徴的身体所見ですが、典型例では、運動が感覚より前景にたつ傾向にあり、左右対称の症状を呈します。
c、鑑別のポイントですが、まず、病歴がGBS違って、数か月程度の経過再発寛解を繰り返す傾向にあります。
・CIDPの検査所見についてみてみましょう。
NCSで、脱髄パターンをしめし、ルンバールでは、タンパク細胞解離を示します。MRIで、造影病変が認められることがあります。
この中で最も重要なのは、病歴と、NCSで、脱髄パターンであることです。
診断基準も出ていますので、リンク先を見てみるといいでしょう。
dの標準治療ですが、ギランバレー症候群などと同じく、免疫性疾患であり、IVIGが有効であるという特徴があります。ギランバレー症候群との違いとして、慢性経過で、ステロイドが再発抑制に有効であり、維持療法に用いられます。ステロイドで維持できない場合は、免疫抑制剤の併用や、IVIGの間欠的投与が用いられます。
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