フォーマットを変える
実は、今日も大掃除の続きなのですが、一昨日の続きを書いてみたいと思います。
今までの話しとは真逆になるかもわかりませんが、私は様々なフォーマットを試してみました。
もちろんセミナーショッピングをした訳ではありません。また、人の考えを利用してフォーマットを変えてきた訳ではありません。
本当に基本的なことを色々と組み合わせてみました。
例えば東洋医学で言う気水血です。これだけだともの凄く単純なフォーマットです。 しかし、一説によると「気」には衛気、営気、宗気、真気があります。
それぞれに役割があると言われています。また、機能としては、推動、温煦、防禦、固摂、栄養、気化という区分があるそうです。 こういう言葉や、その作用というのは、誰かの概念を利用しています。
これも一つ一つが単純なフォーマットですが、それらを組み合わせることで様々な回答ができます。これ以外に「水」も水滞と水虚(津液不足)、「気」にも気滞と気虚、血にも血滞と血虚があります。気水血に虚実が加わったフォーマットと言えます。
基本的フォーマットの組み合わせによって、様々な角度から症状を分析できます。単純に気水血のフォーマットで診た場合と、「気」の虚実を加えた場合のフォーマットでは病態の把握に違いがでてきます。
例えば気水血で診ると、「気」の反応なのに、虚実を加えると「水」「実」(水滞)のような状態だと捉えられたりします。これは、その病態が持っている特性の違いなんじゃないかと思います。 何故このような変化があるのか最初、かなり疑問がありました。
というより頭の中が??マークになり、自分の診断を信じられないようにもなってしまいました。
しかし、最初に枠組み(フォーマット)を決めた中でしか反応しないということに気づきました。つまり、枠組みが非常に重要で、どのような問題意識で診ているのかが需要だということに気づいた訳です。