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藤田晋 invitational RTDリーグ

小林の追撃vs石橋の逃げ!開幕戦を制したのは!?RTDリーグ2017 WHITE DIVISION 第1節 1、2回戦レポート

2017.02.01 12:00


1/30(月)21:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDリーグWHITE DIVISION 第1節 1,2回戦の様子をお届けします。

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。


1回戦の対局者は、起家から順に

内川 幸太郎(日本プロ麻雀連盟)

小林 剛(麻将連合(μ))

石橋 伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)

勝又 健志(日本プロ麻雀連盟)

RTDリーグ2016決勝から3か月。早くも2017シーズンが開幕となった。

今シーズンはなんと全卓放送!基本的に月曜・木曜の21:00から2半荘ずつの放送となる。


2017シーズンの幕開けは、初出場内川の強烈な6000オールだった。

しかし、これで動じるようなメンツでもない。

1本場では、小林がいつも通り仕掛けていく。

この7sポンから仕掛け始めると、5sポンのペン3pテンパイから、7pもポンして、あっという間のトイトイテンパイ。

3pに待ち替えした瞬間に内川が3pを掴んで5200。

まずは小林が失点を取り返す。


東3局では、オヤ番の石橋。

何を切るか?基本手順は2mだ。

ただ、マンズが場に安く、カン3mは絶好に見える。それなら、打7sか。

石橋の選択は打4m。

良い待ちのカン3mだけ先に決め、場に高いピンズ受けにソウズのフォローを求める。

結果としてはダイレクトに6pを引き、リーチで4000オールとなったが、石橋らしいバランスの良い1打であった。


すると、2本場でも石橋がリーチで高目の2mを勝又から打ち取って12000。

内川をまくって、石橋が大きく抜け出した。


しかし、続く3本場では、小林のハネマンが炸裂。

一気に石橋に迫る。


すると、ここから小林が驚異の粘りで石橋を追い込んでいった。

まずは、オヤ番の内川が發、3sとポンしてトイトイのテンパイ。

これに対し、白を仕掛けていた小林が1枚切れの9mを掴んでしまう。

しかし、「内川の少考7m手出しで9mシャンポンがあると思った」と語る小林は、この9mを止めて北切りで粘る。

すると、9mからメンツができると、ノーチャンスなった6sを石橋が差し込み気味に打って1000。

ここは一時休戦だ。


そして、小林がオヤ番のこのリーチで再び開戦。ヤマにごっそり残っている。

これに対し、發をポンしていた石橋も9mチーでテンパイ。

開幕戦か火花散るトップ争い、その行方は…

小林が6pを掴み、追い上げも一歩届かず、石橋が逃げ切りトップを決めた。


なお、2回戦は、このハネマンを決めたたろうがトップ。

実は、この放送をたろうの家で別件の打ち合わせの合間に観ていたのだが、このハネマンをツモった瞬間、たろうから満面の笑みでガッツポーズが飛び出したのだ。

まるで、「この局面を初めて見ました」とでもいう感じだ。

私は、「あ、あの…これ、収録ですけど?」という野暮な言葉を飲み込む。

彼らにとって、それほどまでに心が熱くなる戦いということなのだ。

日本最高峰の麻雀が繰り広げられるRTDリーグ2017。

選手たちの熱い想いとともに、ついに開幕!

鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)

■次回3、4回戦は2/2(木)21:00~ AbemaTV 麻雀チャンネルにて放送予定