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BOYS AGE presents カセットテープを聴け! 第19回:ア・トライブ・コールド・クエスト『ミッドナイト・マローダーズ』

2017.02.02 10:00

日本より海外の方が遥かに知名度があるのもあって完全に気持ちが腐り始めている気鋭の音楽家ボーイズ・エイジが、カセット・リリースされた作品のみを選び、プロの音楽評論家にレヴューで対決を挑むトンデモ企画!


今回のお題は、ア・トライブ・コールド・クエストが1993年にリリースした3rdアルバム『ミッドナイト・マローダーズ』。「ニュースクール」と呼ばれるヒップホップの潮流を生み出したトライブは、紛れもなく90年代を代表するグループの一組。そしてこの『ミッドナイト・マローダーズ』は、彼らがもっとも大きな商業的成功を収めた作品です。ヒップホップの重低音とジャズを結合させた革新的な『ロウ・エンド・セオリー』に続くアルバムであり、そこからサンプリング主体へと立ち返って生み出された最高傑作の一枚ですね。


ア・トライブ・コールド・クエスト『ミッドナイト・マローダーズ』(購入@中目黒 waltz


ボーイズ・エイジ Kazと対決する音楽評論家は、二回目の登場となる青山晃大!


さあ、果たして今回の勝者は!?


>>>先攻

レヴュー①:音楽評論家 青山晃大の場合

本連載は「カセットテープを聴け!」というタイトルだが、2016年の夏、カセットテープ型のパンフレットを制作・販売した映画が日本で公開されたのを知っているだろうか。その映画のタイトルは『DOPE/ドープ!』。ファレル・ウィリアムスがプロデュースと楽曲提供を務めた、現代の黒人コミュニティが舞台の青春映画だ。主人公はカリフォルニアでも特に治安が悪い地区に住んでいるが、本人はギャングスタでも売人でもなく、学校では優等生の90年代ヒップホップ・オタク。彼の親友はインド系の少年とレズビアンの女子というマイノリティで、3人は「オレオ」(外は黒でも中身は白!)という名前のパンク・バンドを組んでいる。学校では体育会系の同級生に新品のナイキをかつあげされそうになり、外に出ればギャング連中を避けて通るギーク達なのに、とある出会いからドラッグ・ディールを巡るゴタゴタに巻き込まれてしまう――。


ギャングスタの慣習や、「ニガー」という言葉についてのやり取りなど、日本人には分かりづらい黒人社会のトピックをネタにした笑えるユーモア満載。だが、そのストーリーには、本来は優秀な才能を持つ人間でも、一歩間違えればストリートのルールに足を引っ張られてすぐに道を踏み外してしまう、黒人社会へのシリアスなメッセージがある。それはケンドリック・ラマーが『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』で描いてみせたものとも共通する問題意識だ。現在のアメリカでは、警官による黒人青年射殺事件の続出と、それに抗議するBlack Lives Matterのムーヴメントの広がりともリンクして、音楽・映画・ドラマ・ミュージカル等々のエンターテイメント界から黒人コミュニティの在り方や文化、歴史を題材にした革新的な作品が続々と生まれているが、『DOPE/ドープ!』も同様の時代性を共有した映画だと言えるだろう。


主人公がオタクなだけあって、90年代を中心としたヒップホップ・ナンバーが全編で鳴り響く同作の中でも、一際印象的なシーンで2曲を使用されていたのがア・トライブ・コールド・クエストである。言わずと知れた90年代ヒップホップ最重要グループの1つであり、ファレルも影響を公言してはばからないのだから、その重用も当然と言えば当然。だが、2016年の今にア・トライブ・コールド・クエストを聴くのは、クラシックとしての価値以上に大切な意味があるんじゃないかと思う。なぜなら、近年続出する傑作にまつわる文脈を紐解いていくと、さまざまな側面で彼らが20年以上前に残した足跡に通じる歴史の連続性が見出せるからだ。


例えば、前述したケンドリック・ラマーの『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』。音楽面において、同作はアフリカン・アメリカンが辿ってきた歴史を包括するように、ジャズやブルーズといった黒人音楽の遺産を最先端のヒップホップと繋いで更新した作品だった。ジャズとヒップホップの邂逅というファミリー・ツリーを遡るとフライング・ロータスからJ・ディラ、あるいはザ・ルーツ、コモンらソウルクエリアンズ周辺などを経て、最終的にア・トライブ・コールド・クエストへと辿り着く。単にジャズをサンプリングしたヒップホップというのは彼ら以前にも存在したが、歴史的な意義や文脈までを内包した融合という点で、彼らは間違いなくジャズ・ヒップホップのオリジネーターと言える。


また、2016年を代表する傑作となったビヨンセの『レモネード』。このアルバム、特にヴィジュアル面において顕著だったのが、西アフリカの土着文化であるボディ・ペインティングや服装の重用だった。アフロセントリックなヴィジュアル展開と言えば、初期のトライブがアフリカの伝統衣装ダシキを身にまとってステージに上がっていたことは有名だし、そのさらに先を辿れば彼らも所属メンバーだったズールー・ネイションと、ヒップホップのオリジネイターであるアフリカ・バンバータへと遡ることができる。


その他、彼らがジャングル・ブラザーズやデ・ラ・ソウルと組んでいた〈ネイティヴ・タン〉の自由闊達な気風が、後世のヒップホップ・クルー/シーンに及ぼした影響も忘れてはならない。ギャング的な強い結束ではなく、気の合う仲間が自然と集まったような緩やかでピースフルな連帯。彼らの存在がなければ、NYの〈プロ・イラ〉やLAの〈オッドフューチャー〉といったクルーの在り様、またチャンス・ザ・ラッパーを筆頭とするソーシャル・エクスペリメントや〈セイヴ・マネー〉を中心とした現シカゴ・シーンのヴァイヴスだって、今とは全く違ったものになっていただろう。


このように、今から振り返ってア・トライブ・コールド・クエストを聴くと、無数に枝分かれしていったヒップホップと黒人音楽の今と過去を中継するハブとして、あるいは源流としての、現代のブラック・カルチャーにおける彼らの重要性が見えてくる。さらに、歴史的な重要性だけでなく、彼らが発していたメッセージ自体も現代的な示唆に富んだものだ。それは端的に言えば、多様性の許容と祝福。ストリートに生きる黒人として警察の横暴には厳しい視線を投げかけつつも、「ファック・ザ・ポリス!」や「ファイト・ザ・パワー!」とは叫ばない。地元クイーンズを誇り高くレペゼンしつつ、アメリカの他地域やロンドン、東京にまでパーティへの誘いを投げかける。決して対立を煽ることなく、多様な文化のあり方を許容していく彼らのアティチュードは、あらゆる国・地域で政治的・文化的な分断と断絶が進む2016年だからこそ改めて評価されるべきだ。


結局このアルバムの作品論ではなく、ア・トライブ・コールド・クエストについての全体論のようになってしまったが、彼らの残したレコード、特にグループとして絶頂期にあった1st『ピープルズ・インスティンクティヴ・トラヴェルズ・アンド・ザ・パス・オブ・リズム』と2nd『ザ・ロウ・エンド・セオリー』、そして、この3rd『ミッドナイト・マローダーズ』の3作品はどれも甲乙つけがたい傑作なので、興味を持たれた方はぜひすべてのアルバムを聴いてみて欲しい。1stのジャケットに描かれた、色とりどりのNYの街並とそこに集う人々。それが2ndでは女性の姿を形作り、この3rdで遂には立ち上がって、ヒップホップ史を彩る才人達のポートレートをバックに喋り出す。ヒップホップ史上でも最も鮮やかなこの物語は、後に連なる歴史の行先を照らす明かりとして、今でも輝き続けている。


【サイン・マガジンのクリエイティヴ・ディレクター、田中宗一郎の通信簿】

 ★★★★

よく出来ました。クラスの久しぶりの転入生、晃大くん二回目の作文も、さすが進学校で何年も学んできただけあって、クラスの皆の誰もが思わず驚きを隠せない、とてもしっかりした作文でした。


何よりも93年リリースの歴史的な傑作を2017年の今というパースペクティブから眺めながら、今と過去をきちんと接続することで、対象の歴史的、社会的なポジションをしっかりと浮かび上がらせる晃大くんの身振りは堂に入ったものがあります。


また、導入の時点で、焦って対象にカメラを近づけてしまうのではなく、論旨を展開するためのプラットフォームとして映画『DOPE/ドープ!』を枕に、2017年的な光景を広角のレンズできちんと捉えることで、晃大くんの見ている世界に読み手であるクラスの皆を引き込む手法も実にお見事。音楽的な説明も社会的な位置づけも終始、適切です。


ポップ音楽がエンタテイメントのみならず、社会的な表現であり、歴史とは切っても切れないことを理解しているクラスのお友達なら、誰もが思わず溜飲を下げずにいられなかった作文に違いありません。ただクラスの中には、結局、音楽なんてエンタメでしょ、BGMでしょ、自分が好きか嫌いかの問題でしょ、という風に考えているお友達もたくさんいます。


勿論、先生は皆が晃大くんのようにポップ音楽に接して欲しいな、とは思っています。と同時に「音楽なんて好きか嫌いでしょ、人それぞれでしょ」と本気で思っている頭のいいお友達にも語りかけることが、この作文の課題でもあると先生は考えています。今回の作文の★ひとつの減点のポイントはそこです。これから先の晃大くんの作文では、そこに対する工夫も見てみたいかな。


そのために何よりも大事なことは、対象である記号をどんな風にざわめかせることが出来るか、輝かせることが出来るか、音の粒子が浮かび上がってくるような工夫をすることが出来るか、だと先生は思います。ただ、先生の通信簿を気にするあまり、投球フォームを崩してしまうことのなきよう。


晃大くんの作文のスタイルは、今の日本の音楽評論の中で、すべての中心に位置すると言っても過言ではないほど、すべてのパラメータにおいて適切で、バランスが取れています。クラスに晃大くんがいてくれて本当に良かった。先生は心からそう思っています。なので、先ほどの先生の余計なアドバイスについては、これから10年後も晃大くんが書き続けていく中で、どこか頭の片隅に置いてもらえればと思います。これからも頑張ってね!


>>>後攻

レヴュー②:Boys AgeのKazの場合

これは昔、ジャジー・ヒップホップの超名盤って習った気がする。以上、俺の知ってる唯一のATCQインフォメーションでした。公式サイトは現在ハッキングされている可能性があるとはGoogle先生談(8月3日現在)。そもそもジャジーってなんだよって言われたら、「ジャズ風」とか「ジャズっぽい」としか説明できない。じゃあジャズってなんだよって言われたら、その質問は深く核心に迫った哲学的話だが、あえてこう言おう。太陽に向かってあなたは太陽ですかと訊くか? つまりジャズは、ジャズだ。


このアルバムについて調べたんだけど、ロン・カーターっていうベーシストが参加してる。好きなんだ、ロン・カーターのベース・プレイ。とても歌心に溢れてて、音も特徴的だ。一度でも聴いていれば、これは奴だ、ってわかるぐらい強力無比。あと、MCを担当しているQティップって人も名前は知ってる。キューティップ……ビリヤードのキューの先っちょかな?


そうそう、これを書く数日前にTENDOUJIやWalkingsのメンバーとビリヤードをしたな。人生初ビリヤードだったが、映画『ハスラー』を見ていた俺の背中は燻し銀に煤けていたろう……ブレイクショットに4連続ミスったり、手玉(自分が撞く白い玉)が台の上から吹っ飛んでったりしたが、彼らも君たちも何も見なかった、いいね? なんだかんだで結構勝った。彼らも別に経験豊富ってわけでもないって言ってたし、面白おかしい撞(つ)き方をしてるのもいたし。俺も姿勢最悪だったろうな。背筋と腰が死んだ。


ヒップホップってなんだろね? これも、太陽を以下略的サムシングなのか。確か、アフリカ・バンバータっておっちゃんが名付けたんだっけか。そういえば90年代の海外の子供向けアニメ映画はやたら無駄なミュージカル・シーンがあったが、とりわけラップの頻度が高かった気がする。ラップとヒップホップは≠かな。その辺もようわからん。レイジやレッチリをヒップホップとは呼ばないもんな。なるほど、わからん。


ラップというかヒップホップを題材にした映画といえば、エミネムの『8mile(エイトマイル)』かな。かつて中学生の頃、俺はハチマイルと呼んで赤っ恥を書いたが、お前らエイトキロメーターとか言わねぇだろ糞が。日本ではすっかり教えてくれるシリーズのサブカルオタクみたいな立ち位置を捏造された彼の印象は、“Without Me(ウィダウト・ミー)”っていう曲で(たしか)ドクター・ドレと一緒にPVに映りながら「ジャスティン、お●んち● PLEEEASE!」って歌ってたことか……どシモネタじゃねーか。最低なのは俺と空耳アワーっていう文化だよ。ドドドド童貞ちゃうわ。全部タモさんが悪い。


多分ほかにもそーいう映画あるだろ。『天使にラブソングを2』では流行りのR&Bやヒップホップを取り入れてたし、ストリート・ダンスの映画もあった。シャキール・オニール(プロバスケ選手)のあの糞精霊ラップ・ファンタジーは忘れろ、いいね?


そんぐらいしかないぞ。そんなに聴かなかったジャンルだしな。友達に教えてもらって、バッドバッドノットグッド? ってバンドがカッケーってなったり、コートニーズのシングルに参加してるラッパーがカッケーってなったり、昔はRIP SLYMEが好きで〈Zepp〉にも行ったなーとか。ケツメイシは下品な頃の方がよかったけど、もう年齢的にキツイよねとか。三木道三は結局レゲエ扱いでいいのかとか。ホームメイド家族やトンガリキッズはどうしたとか。


でも、この世で一番かっこいい日本人MCは、SOUL’D OUTのDIGGY-MOですファイナルアンサー。アラララララララアアラララアラァッ!(シュババババババッ)。やれやれだぜ。


【サイン・マガジンのクリエイティヴ・ディレクター、田中宗一郎の通信簿】 

★★★

よく出来ました。あまり興味のないレコードについてカズくんが作文を書いてくれる時はいつものことながら、しっかし、ざっくりとしてんな! いくら何でもヒップホップって括りは大雑把すぎんだろうがよ! 怖いもの知らずかっ!


と、昨日生まれて初めてツイッターのアカウントが乗っ取りにあったばかりでそのショックが癒えてないせいか、思わず教育者らしからぬ口調になってしまった先生を許して下さい。だって、いきなりアイコンが裸のお姉ちゃんになって、おケツのアップの写真に、アタシ、もう準備オーケーよ♡、みたいなツイートを固定されてたんですから。


しかも、アイコンを復旧して、固定ツイートを削除しても、他の人のキャッシュにはその固定エロ・ツイートが残ったまま。別のツイートを固定するまでは、むしろ先生のアカウントが乗っ取られたことが伝わらず、先生がいきなりエロ・ツイートを固定してるようになってしまっていたのです。20分で100人フォロワー減りました。そりゃ、そうだ。


それにしても、嫌がるカズくんを無理やり説得して、20回近くも続けてきたこの企画ですが、先生としては本当にいろんな発見があったし、カズくんには迷惑ばかりだったと思うけど、やった甲斐があったな、と改めて思います。プロの音楽評論家を採点するという無茶苦茶なアイデアはさておき、カズくんの原稿は世界的に言っても、かなりの希少なスタンスを提示したんではないでしょうか。


そもそも先生、音楽家が書くディスク・レヴューとか大嫌いなんですよ。いや、勿論、レニー・ケイみたいな人の書くものは完全に別格ですよ。先生が言ってるのはここ日本での話。特に誰もが自分自身の知ってる範囲でのことしか書かないというスタンスが猛烈に気に食わないんです。


モノを書くというのはこういうことでもあります。自分が知っていることしか書いてはいけない、だが自分が知らないことを書けなければ意味がない。音楽についての凡百の文章の大半は、こうした命題に向き合おうという意識を徹底的に欠いています。しかし、カズくんの作文はこうした命題に対し、コロンブスの卵的な手法できちんと向き合ってしまった。その手法とは「いやー、俺、よく知らないからさ、で、それが何か?」という態度です。


今回のカズくんの作文も、普通なら誰もが「何だよ、それ?」とカチンと来るはずのそうした態度で書かれていながら、きちんとした読み物になっている。なるほど、あまり知らない人からすると、そういうことになるのね。そんな読み方も出来るし、そうだよねー、わかんないよねー、ヒップホップって。という読み方も出来る。これはひとつの発明です。こんな立場からポップ音楽に対して向き合った文章はおよそ存在しない。


と、少しばかり意味深で大仰なことを書いてみましたが、かなり眉唾です。ただいずれにせよ、カズくんの作文はかなり希少な読み物であるのは間違いありません。でもね、文句をひとつだけ。


批評というのは、終わりのない再定義の繰り返しのことを言います。もし「ジャズとは何か?」という問いがあるとすれば、勿論、答えはありません。特に先生の場合、反プラトニズムの立場を取っていますから、「その本質とは何か?」という考え方はしません。そもそも本質など存在しませんから。


だからこそ、ジャズとは◉◉なのだ、いや、▲▲だ、いや違う、■■なのだ、と嘯きながら、常に絶え間なく新たな定義を下していかねばならない。カズくんからすれば、「うわー、意味わかんねー」かもしれませんが、そうした身振りが唯一対象を輝かせるのです。「ジャズとは何か?」という問いがなければ、ジャズという言葉は死んでしまいます。


実際にこの数十年間、誰も「ジャズとは何か?」と問いかけることがなかったせいで、ジャズは瀕死の状態にあった。批評が担っているのはどんな時も対象を活き活きとざわめかせることです。


と、毎回、先生からの不機嫌な流れ弾に付き合ってくれて、どうもありがとう。でも、そろそろカズくんたちの卒業式も近づいてきています。なので、これは先生からの贈る言葉です。海援隊的な。つまり、余計だよ、いらねーよ、ってことです。でも、あと少し頑張ってね!


勝者:青山晃大 


 早春は別れの季節。ハチャメチャな運営だった本校にも卒業式が迫っていることが、遂に先生から明かされました。心なしか、先生の通信簿も卒業後のみんなの進路を気にかけている様子が窺えて、ちょっぴり切なくなりますね。でも、卒業式までまだ少しだけ時間は残されています。授業は続きますよ! 今回はクラスで一番の秀才と言われている転入生、晃大くんが手堅く勝利しましたが、次回はブラジルからの転入生が再び登場するとかしないとか。楽しみに待っていてね!

〈バーガー・レコーズ〉はじめ、世界中のレーベルから年間に何枚もアルバムをリリースしてしまう多作な作家。この連載のトップ画像もKAZが手掛けている。ボーイズ・エイジの最新作『The Red』はLAのレーベル〈デンジャー・コレクティヴ〉から。詳しいディスコグラフィは上記のサイトをチェック。

過去の『カセットテープを聴け!』はこちらから!