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脳を鍛えるには運動しかない!

2021.07.24 08:46

Facebook・竹元 久了さん投稿記事   🔵脳を鍛えるには運動しかない!

脳は私たちの最高層であり、体は脳の支配下にあると思われがちですが、実際は逆で体が主導権を握っています。

なので実は脳を鍛えるには頭を使うトレーニングより体を使うトレーニングの方が効果的なのです。

i引用

脳は私たちの最高層であり、体は脳の支配下にあると思われがちです。

しかし、実際は逆で体が主導権を握っているのです。これは動物の長い進化の過程を見れば理解できます。体は脳よりも先に発達しました。

体のない脳はありませんが、脳がない動物はいくらでもいます。

つまり、脳は進化の歴史の中でも新参者なのです。

従って、脳は体の蚊隷になってしまっているのです。

脳は頭骸骨の中に閉じ込められているので、外の世界の事は全く分かりません。

しかし、体に刺激があると脳が働き出すようになります。

脳を活性化するには、頭を使うトレーニンクが効果的と思われがちですが、実は、手足を動かす事ほど脳の活性化に繋がるものはありません。

最新の脳科学によって、運動をして筋肉を動かす事で、脳の神経成長因子が35%も増える事が分かっています。

古代ギリシアの哲学者アリストテレスは歩きながら講義や討論を行っていました。

運動と思考を結び付けると非常に効率がいい事を体験的に分かっていたのだと思います。

作曲家のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンも、散歩をしながら傑作を生み出した事はよく知られています。

アップルの創業者ステイーフ・ジョブズ、フェイスブックの創業者マーク・サッカーバーグ、ツイッターの創業者ジャック・ドーシーなどは、散歩ミーティングの実践者として知られています。

歩きながらミーティングを行う事で、独創的なアイデアが生まれやすくなります。

天才たちは「散歩は最強の脳トレである」という事を知っていたのです。

人は歩いている時、自然と考え事をする事が多いです。

歩くと、足の裏や下半身の様々な筋肉からの神経刺激が大脳新皮質の感覚野に伝わり、

その過程で脳幹を刺激します。

実際、歩く事でふくらはぎの筋肉を使い、血液を心臓へ送り返して血行を良くし、脳に血流を送る事ができます。

血流が良くなれば、脳の回転数も上がるという訳です。

足や手や口を動かす運動系の機能は、脳の表面中央付近に分布しています。

その脳領域を充分に働かせるという事は、そこに至る脳の血流を良くするという事です。

特に足を動かすための機能は、頭頂部に近い所にある脳領域が担っているので、よく歩いているうちに、血流が脳の高い所まで汲み上げられます。

歩くという行為は、足を中心とする全身運動なので、脳全体に血液が巡りやすくなります。

散歩をした後に脳が働きやすいのは、そういう理屈からも説明する事ができます。

足と脳は連動しているため、足から脳を活性化しようという事です。

脳がシータ波優位の状態にある時、人間は記憶力や情報の吸収力が高まります。

体を動かしている最中には、海馬からシータ波が活発に出るようになります。

歩いている時にも記憶力や情報の吸収力を高めるシータ波が海馬から活発に出ています。

歩く事によって、場所が変わるという環境の変化もシータ波が出る要因となっているようです。

初めて行くような場所では、好奇心が最大化し、海馬からシータ波が活発に出ます。

これは、海馬が初めて見る場所を記憶しようとするからです。

人間の脳は、何もしなければストレスに晒されやすくなるという性質を持っています。

私たちの祖先は外敵から身を守るために常に危険を察知する必要がありました。

そのため、脳はアドレナリンやクルココルチコイドなどのストレス系ホルモンを分泌してきました。

脳はこのような構造になっているため、安全で平和な現代社会に身を置いていても、私たちの心の中では理由なき心配、不安、恐怖、怒りなどが渦巻いている訳です。

このようなストレス過多にならないためにも、体を動かすのはとても効果的です.

歩くと脳に刺激が直接伝わり、著しく活性化されて快の状態になります.

脳が快であれば、不快な感情や思考が長引く事はありません。

自然に心が軽くなり、将来に対する漠然とした不安、

複雑な人間関係から生じる不安や怒りなどは消えてなくなります。

人間は歩きながら悩み続ける事ができないようになっているからです。

嫌な事が忘れられるというだけでなく、ストレス耐性が高まるのです。

運動して交感神経が優位になると、一旦ストレスホルモンが急増します。

しかし、運動を止めると今度はストレスホルモンが激減し、

その後、約48時間はストレスホルモンが抑制されます。

ストレスホルモンに晒されないようにするためには、

48時間に1回は運動するのが理想的です。

人類の祖先が直立二足歩行によって脳を飛躍的に発達させて進化し、

高度な文明を築き上げてきた夢からも分かるように、

ウオーキングは私たちの人生を一変させる力を持っているのです。