Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

daiyuuki 全身当事者主義

テルマ&ルイーズ 女たちのロードムービーというだけではないエポックメイキングな傑作映画

2021.07.25 08:55

   結婚生活に息詰まっている主婦のテルマ(ジーナ・デイビス)と、彼女と高校時代からの親友であるウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は、週末を利用して車でバカンスに出掛けた。

しかし、その途中テルマが強姦されそうになり、ルイーズが相手の男を殺してしまったことから、ふたりの運命の歯車が狂い始めていく……。

リドリー・スコット監督が1991年に撮った、アメリカン・ニュー・シネマをほうふつさせる女たちのロード・ムービー。

アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞しているが、それだけでは評価が低いのでは? と思わせるほど、女ふたりの心意気が胸にしみる秀作である。

ジーナ・デイビス演じるテルマが親友のルイーズと週末旅行に出掛けることを言えないぐらい旦那にがんじがらめになっていることを丁寧に描くことで、テルマが男からレイプされそうになり男を射殺したことをきっかけにどんどん道を踏み外しアウトローになっていく展開が女性脚本家カーリー・クーリならではで説得力があり、テルマが亭主関白の旦那に電話で「あんたは私の父親じゃないわ!くたばれ!」と言い放つシーンやテルマとルイーズが言い寄ってきたトラックの運転手のトラックを吹っ飛ばすシーンなど男女問わずスカッとするはず。

逃避行の中で脇の甘いテルマとタフなルイーズが次第に同じようにタフな女アウトローになっていく展開とラストのふたりで崖を飛ぶシーンの痛快さが、印象的な傑作ロードムービー。