時には益体もない話を

ホームページの更新をしていない。

特にこうしなければ、という指針を誰からも示されない類のものであるから、全責任は私にあるとどれだけ言っても過言になることはない。

ブログはここ最近わりかし頻繁に更新している。このところ少し余裕がなくて書いていなかったけれど。ひとつ山を越えたので、これでようやく積んでいた本が読める！と思ったものの次の山が控えているし、その背後にはまた違う山が見えているし、更にその向こうには大きめの山が朧気ながら確かな存在感を放ってきている。アアーせっかく積んである本を解消する気が起きたのにな。起きたのにだ。まぁ地球が滅ぶより先に人類の積読が解消されることはないと思うから、今日も安心して本を積む。

すごく久しぶりに、注文していないCDを店頭で買った。灰田高鴻の『スインギンドラゴンタイガーブギ』のコンピレーションアルバム。

戦後日本を舞台にしたジャズ漫画。灰田さんの漫画は独特の艶やかさがあって好き。この頃のジャズの雰囲気ともよく合う。

作中でも引用された楽曲含め、当時のジャズのスタンダードナンバーなどをまとめたコンピ盤が出た、という事は聞いていたけれど買いそびれていたものが、通りすがりのお店で売っていたから、これはこれはと買ってしまった。スポティファイでも公開してるけれど、あのCMが入るたびにうるせぇと思ってしまう。そしてサブスクに定額払うなら掘りまくって「これは」と思ったものを買う方がいいと思ってしまう。

元々ジャズの入りはもう少し後の時代、ビルエヴァンスとかあの辺のジャズから入ったから、こちらは少し雰囲気が違う。確かヴィレヴァンが昔出してた3枚組のコンピ盤、値段もえらく安く仕上げたものが最初だった。今でこそ〇〇風が席巻してスカスカになっているけれど、昔は気骨ある音楽がたくさん置いてある店だった。元々の店名もそうだし。イースト店が無くなってしまったのは本当に残念だ。あそこにあったジャック・ロンドンのお高いロンTはどうなったんだろうか。誰かに買われてったことを切に願う。