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[戦車塗装] 旧日本軍の一式砲戦車(ホニ)を製作・塗装する(前編)

2017.02.02 15:00

Imperial Japanese Army Self-Propelled Gun - The Type 1 Gun tank Ho-Ni

ついに手を出してしまいました。戦車兵つきの自走砲であります。というのもこれまで戦車兵フィギュアの塗装を頑なに避けてきておりました。特に理由があるわけではなく、なんとなく面倒くさそうだから、という理由からですが、さすがにこの一式砲戦車で無人のがらんどう、というのもいかがなものか、ということで重い腰をあげて、ついに戦車兵を塗装した次第なのであります。

今回はちゃんと旧日本軍の形式で製作しております。立派に戦った先人を思うと目頭が熱くなります。僕も立派に生きなくてはいかんなぁと思いつつ、外資で働いているのはいかがなものか。まぁそこはそれ、これはこれ。

ちゃんとフィギュア塗りましたよ!初めてフィギュア塗りました。思っていたより100倍くらい楽しいですね!!


一式砲戦車(ホニ)の塗装レシピ


一式砲戦車(ホニ)の製作

さて製作に使うキットですが、タミヤさんであります。キットのお値段もお手頃です。2000円未満ですね。2種類ありますが、どちらも戦車自体は同じもので、後者はそこに日本兵のフィギュアが追加で付いているようです。この記事執筆時点では、後者の人形6体付きの方が安い、という謎な状態になっております。。

安心のタミヤ製なので製作はすんなりいきます。特に問題なく組み立てられると思います。僕も説明書を読んでその通りに作りました。改造等はしていません。



一式砲戦車(ホニ)の塗装

それでは塗装に入ります。今回はちゃんと帝国陸軍の車両として作るので、箱絵を参考に塗装をします。塗料の詳細は塗装レシピをご確認くださいませ。


基本塗装

まずはMr.カラー 日本陸軍戦車後期迷彩色カラーセットの枯草色で基本塗装をしていきます。ラッカー系塗料の筆塗りはどうもしっくりこなくてあまり好きではないのですが、まぁ塗料も余っているので、素直に使うことにしました。ラッカー溶剤でムニついたらどうなるか今度やってみようかな。。

ちなみに以前土地色をベースに塗装したこともあったのですが、どうも好きな感じではなかったので、枯草色が僕の中ではベストです。

ひとまず基本塗装完了。ラッカー塗料が塗りにくかったら、スポイトでラッカー溶剤をとって1滴か2滴入れると格段に塗りやすくなります。1度塗りだと薄い箇所が出てくるので、2度ほど塗ります。


迷彩塗装:2色目

2色目は同じく日本陸軍戦車後期迷彩色カラーセットの草色です。3色セットをそれぞれ使っていくだけなので分かりやすくて良いですな。

迷彩柄は箱絵を見つつ、ほぼフリーハンドです。それっぽく塗って楽しみましょう。転輪もいくつか塗ってあります。乾いたところで2度目を塗ります。


迷彩塗装: 3色目

3色目は土地色です。こちらもフリーハンドでそれっぽく塗ります。乾いたらこちらも2度目を塗ります。ただどうもいつもアクリル塗料を使っているのに比べて粘りが強くて、厚塗りになりがちなのが今後の課題です。。

写真で反射している所の厚塗りっぷりが胸に突き刺さります。。


スミ入れ + フィルタリング

今回はメリハリを強くしたいので、エナメル塗料のフラットブラックをライターオイルで薄めたものを使います。車体に塗りたくったあとで乾燥したら、エナメル溶剤をつけた綿棒で残す汚れを考えながら拭き取っていきます。

それっぽくなってきました!


デカールをあてる

ここいらで付属のデカールをよしなに当てました。写真はないですが。。そしてつや消しトップコートで保護します。


ドライブラシ

ここからどう仕上げていくか考えてみたのですが、どうにも妙案が浮かびません。仕方がないので、一度雰囲気をつかむべく、ドライブラシをしておくことにします。エッジがキリッとするので、これで次のアクションをどうするか、思いつくといいな、ということで。

ドライブラシの詳細は下記にて解説しております。

とはいえホワイトではきつすぎるので、明るいグレーがいいなっと塗料箱を漁っていると、アクリルではありますが、スカイグレイがありました。失敗したらアウトになることを承知で使ってみることにしました。迷彩塗装をしてから2日くらい経っていたので、ちょっとアクリル溶剤をつけて撫でたくらいでは溶けまい、ということで。

やっているうちに楽しくなってきて大胆に攻めておりました。

ちなみに本来であればエナメル塗料を使うのが良いです。エナメル溶剤で拭き取れば、下地のアクリル塗装はそのまま影響を受けず、失敗したところを拭き取ってしまうことができます。アクリルで失敗すると、アクリル溶剤を使わざるを得ず、失敗をふき取ろうとすると、下地の迷彩塗装までぐちゃぐちゃに色が混じってしまう可能性があります。迷彩塗装では超絶リスキーなので、今考えるとどうしてそんな大胆な行為に出たのか、我ながら理解に苦しみます。

写真が明るい時間のものなので、きっと土日で幸せな気持ちだったんだろうなーと思います。。

こんな感じの筆でやっています。

側面も大胆に。

砲身は外れてしまったので、別途やりつつ、あとで合体であります。

というわけで前編はここまで、後編に続きます。