水泳教室に来ている(泳ぎが苦手な)子たちから学んだこと
今日から、私の勤務校では、水泳教室が始まりました。泳ぎが苦手な子が、希望して集まってくるのです。(希望しない子は、申し込まない。)
私は、4年生の4人(2年前に担任した)、「顔付けもできない」と聞いている子たちを担当しました。まずは、小プールへ。
まず、「みんなは、何ができるん?」と聞きました。すると、競うように、各自が”今できること”を見せてくれたのです。小プールという安心できる場だったからか、久しぶりの私との時間ということではりきったからか、理由はわからないのですが、とにかく”すっごいやる気”を出し始めたのです。こうなると、しめしめニヤリ!((´∀`)) 私は教えなくてもいいのです。(←語弊がありますね!「これをやります」という”おしつけ”をしなくてもいい、ということです。)
そうするうちに、私が指示をしなくても、4人がそれぞれのやりたいことを(小プールでですが)やり始めたのです。「すごーい!」「上手!」「おどろき!」など、ほめる度に、どんどん自分から泳ぎの練習を始め、そして、続けていたのでした。時々は、「先生にも先生らしく、見本させて」とお願いして、させてもらいました(笑)。
「なんだ、できるんやね、みんな!顔付けができないって聞いていたんだけど!」と言うと、「・・・、大プールは・・・、こわいねん」と口をそろえて言う4人。「でも、今のみんななら、十分できそうだよ。一人ずつ、先生が持ってあげるから。」と言うと、4人とも、よーし!とやる気になって、いざ大プールへ!水中じゃんけんとか、背浮きとか、けのびとか、バタ足とか、小プールでできたことを、大プールでもできることを確かめて、みんな大満足で、1日目が終了しました!
(前置きが長くなりました!)
何を伝えたいかと言うと、「子どものやる気を引き出すこと」「子どもを信じて任せること」が、結局は子どもに力をつけさせることになるんだな、ということです。今日この4人のいいところは、「とりあえずやってみる」というチャレンジ精神です!「無理!」と言って、はじめからやらないのでは、絶対に上達しませんね。百人一首にも通じるところがきっとあると思います。
(私のあこがれの)松岡修造氏は、著書の中で「”ムリ”とか”できない”はNGワード!心が逃げているよ!」「これらの言葉を使っていたら、さぼるくせがついてしまう」「”ムリ”とか”できない”ではなく、”やってみる”と言うようにしよう」「”ムリ””できない”は、”成長できない”と周りに宣言しているのと同じだよ」と書いていましたので、関連させて、紹介しておきます。
今日のオンライン教室では、途中からでも参加してくれる子が数人いました。夏休みになり、塾にも通い始め、帰宅したばかりでの参加は、多分、親からの”おしつけ”ではなく、本人のやる気による参加だったと思います。このように、真剣に百人一首に取り組む姿勢、自分の夢をかなえるため、目標を達成するために、精一杯取り組む姿勢を嬉しく思います。きっと百人一首を通じて、人生において大切なことを学んでくれているんだと思います。そして、その姿勢から、私自身も刺激を受け、大切なことを教わることができるのです。また、私のオンライン教室を頼ってくれていることにも、大きな喜びとやりがいを感じます!改めて、オンライン教室に参加させてくれている保護者の方に、敬意と感謝を表したいです。