⑥リウマチのお薬とどう付き合うか
私が子供だったころは「お医者さんから出された薬は飲むもんだ」というのが常識で、なんの疑問も持たずに素直に飲んだものです。しかし、最近は書籍やインターネットなどで、「お薬はよくない。飲まないほうがよい」という情報が、たくさん出てくるようになりました。それにつれて、リウマチのお薬とどうつきあっていくかは、皆さんにとってより大きなテーマになりつつあるようです。
私のところに相談に来られる方も、ほとんどが、
「副作用の強いお薬はできれば飲みたくない」
「”お薬やめたほうが治りやすくなる”って本で読んだんですが」
「自然療法をやりたいから、できるだけ早く減らしたい」
とおっしゃいます。私自身も服用中はそのように思っていましたので、みなさんのお気持ちはとっても良く分かります。でも、私は断薬を急がないように、もっと慎重になるようにアドバイスしています。
その理由は2つあります。
1つ目の理由は、お薬をやめたからといって、病気が治るわけではないからです。減薬&断薬の前にはそれ相応の準備と心構えが必要です。なんの準備もなしにお薬をやめても、ただ症状がぶり返すだけになってしまいます。心や身体が治る状態になっていない段階で無理にお薬をやめても、ただ苦しいだけです。
お薬をやめる前に知っておかないといけないことがたくさんあります。まずは、「自分自身を癒すこと」が先なんです。しっかりと準備してからのぞむことで、リバウンドもでにくくなり、リバウンドがでたとしても、乗り越えやすくなります。
2つ目の理由は、お薬を絶対にダメなものだと思っていないからです。治すときに断薬した経緯があるのでよく誤解をされるのですが、私自身はお薬否定派ではありません。お薬も時と場合によって上手に使う必要もあると考えています。そのため現時点では、お薬を急いでやめない方がいいと考えられるケースでは、まずは飲みながら治す方向を目指し、将来的にやめれる体制をつくっていくためのアドバイスをおこなっています。
本当のホリスティックケアとは、「西洋医学・東洋医学・自然療法」「心・身体・魂」「薬を飲む・飲まない」といった分類すらない統一された世界観のもとに成り立つものです。そこらへんが分かってくると「ご自身オリジナルの治し方」が見えてきます。
リウマチ感謝!のホリスティックカウンセリングでは、全体的な視点から皆さんひとりひとりにカスタマイズしたアドバイスをおこなっています。ご希望の方は、下記リンクより日程をお選びのうえお申し込みください。