1941年(昭和16)の火星スケッチ(2)
2021.07.28 06:21
1941年(昭和16)の火星スケッチ2回目では、千葉県銚子市の歯科医師、瀧田正俊氏の火星スケッチをご紹介します。
瀧田氏のプロフィールや機材の写真が、伊達氏の天文写真帖に多数残されています。瀧田氏が写真撮影に長けており、伊達氏の要請に応じて写真を多数送付されたのだと思われます。
1942年(昭和17)の東星会総会で撮影された滝田氏です。
歯科診察室での滝田氏。診療器具に時代を感じます。
滝田氏の所有機材です。
ファインダーを覗く滝田氏。
太陽の投影による観測風景。
滝田氏の望遠鏡部品格納箱。(上段矢印は滝田氏自作の分光器)
瀧田氏は、金星の写真撮影による観測にも取り組んでいました。
(参考文献)
日本アマチュア天文史,日本アマチュア天文史編纂会,恒星社厚生閣,1987
(写真・資料は、伊達英太郎氏保管)