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満月とテマスカルのお話

2021.07.28 16:58



少し前になりますが


こないだの満月は


お友達の


グアテマラ人とコロンビア人の


若い夫婦が毎新月、満月に執り行う


恒例のテマスカルに


入ってきました。。




テマスカルとは


北米ではスウェットロッジ


このアメリカ大陸の


スペイン語圏では


テマスカルと言われてますが


伝統的なセレモニースタイルの


サウナというか。。




地面の上にドーム型の


熱気がこもるスペースを作り


その中の中心に穴を掘り


薪を燃やして数時間かけて石を焼き


その焼いた石を穴に入れ


このドームを布で密閉し


焼いた石に水をかけて


スチームで中を熱します。。




その中で歌を歌ったり


祈りたいことや手放したいことを


シェアし合う。。




そんな儀式を新月、満月で行うのが


カミノロホ(Camino Rojo)の


伝統的な習慣です。。




Camino Rojoとはこのアメリカ大陸


北米から南米まで


もともとの先住民達が持つ


この地球と先祖達と


宇宙と大いなる神秘と


繋がりながら生きていく道


そのような伝統的な


文化、教え、あり方を


Camino Rojo(赤い道)


と言い


私の解釈はそんな感じです。。




このテマスカルのセレモニーは


まず東西南北、天と地にお祈りをして


1人ずつコパールという


樹脂を燃やした煙で


体とオーラを浄化して


それからこのドームに入ります。


このドームは子宮を象徴していて


セレモニーを終えて


ここから出るときは


新しく生まれるという


意味があります。。




焼いた石を1つずつ


テマスカルの中心に入れて


1つずつ石に


コパールなどを擦り付けて


祈りを入れて


入り口を覆って


石に水をかけて


スチームで熱気ムンムンの中で


歌ったり言葉をシェアして


ひとしきりしてから


入り口を開ける。。




これが1ラウンド


1プエルタ


Puerta とはドアを意味します。


これを4プエルタやるのが


基本的なセレモニーの流れ。。




各プエルタごとに


テーマがあり


4大元素


火・風・地・水


それぞれのエレメントに


合わせた歌を歌います。。


たまにオマケで


もうひとプエルタ。。


ということもあります。。




基本的にはテマスカルは


子宮に例えられるので


プエルタごとに


外に出ることはしません。。


なぜなら私達と同じ。。


一度生まれたら


子宮に戻ることは


できませんからね。。




でも厳格なセレモニーでもないし


初めて参加の人も多いので


各プエルタで


外に出て


休憩することもあります。。




そんな流れで


テマスカルの中で


グループで汗をかき


ひと時を過ごして


心身ともにスッキリ


浄化ができました。。




夕方から始めて


終わった頃にはもう日が暮れてて


家に向かう帰り道


空にはまんまる大きな満月が


出てました。。




ということで


今回はこのカミノロホの


伝統的な定番のセレモニー


テマスカルについて


書いてみました。




最後まで読んでくださって


ありがとうございます。