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MAJIBLO

足掛け半年。拘りのエプロンが完成しました。

2021.07.30 03:26

何故か、エプロンネタが偶然にも続く訳ですが

今回ご紹介するエプロンは、MAJIKAO設立時から一緒に物作りをさせて頂いている

京都の自転車店コンズサイクルさんから

``自転車屋が本気で考える自転車屋のスタッフが欲しいと思うエプロンを作りたい``

と、お題を頂き今年の2月頃からこの企画はスタートしました。

約半年程、時間は頂戴した物の

それ相応なクオリティに仕上がったのではないかと

自分で思うのもアレですが、思うわけです。

さてこのエプロンのコンセプトを大きく2つで分けると

1.コンズサイクルの全スタッフさんが実際に身につけたくなる欲しいと思うエプロン。

 これ即ち全販売スタッフの意見を踏襲したいという事。

2 . 全ての工程を、Made in 京都で完結させたい。

 作り手の背景を来店されるお客さん、購入して頂くユーザーさんに知って欲しいという事


以上2点のコンセプトを、細かいDetail and写真と一緒にご紹介していきます。

上記写真は最終販売品ですが

一番初めの、企画MTGではこれの倍ぐらい様々な箇所にポケットが付いていたり

ウエス掛けだけのループがあったりなど、非常に重装備なデザインでラフ案を頂きました。

確かに全スタッフさんの意見を踏襲するとなると、そうなりますよね。

ってこちらも納得ですが、逆にそれだけ熱を入れてアイデアを出して頂いている事も

こちらでしっかりと受け止め。

プロディースする側としての、MAJIKAOは、それらスタッフ様の気持ちを

全て叶える事が最も肝心な部分。

しかし、予算面の事もありますから(縫製作業が増えるので)

販売の事も、考えると現実味はあまりない訳で、ここで一つ紆余曲折。

しかし、何度かMTGを重ねる内に

逆にこれだけは必要、これだけはいつもコンズサイクル独自で

徹底遵守(整備する際に)して守っているみたいなのをエプロンに取り込めたらいいよね

という事で

再度頂いた案を、MAJIKAOスタッフのmajikao7氏がレスポンス良く

PC上でシュミレーション。

そして、最終量産品として残ったツール達がこちら 

虫ゴムを嵌め込める、移動式ベルト

コンズサイクルさんで最も使用頻度の高いという虫ゴム

普段、大箱に無造作に入っているらしく、整備中にわざわざ取りに行くのが煩わしい。

それを解消する為の物。

そして生地は非常に丈夫なテント生地を採用、

また真ん中は通通になっているので

ウエスを通して掛ける事も出来るという非常に優れもの。

見た目としても、それなんですか?って気になる方もおられるのでは。

そして、さらにこれ上と下にフックボタンがあってそれを外すと

まさかのショルダー部分に位置を変更する事が可能。

デザインとしても面白いし、アイデア一つとしてGood design 賞並みではないでしょうか。

ミリタリー好きな人はわかりますでしょうか、

若干ライフルなどの弾帯からインスパイアされています。

続きましてはこちら。

最も使うサイズのアーレンキーをセンターのポケットに3本収納する事が出来る訳ですが

使い続けると、アーレンキーの底部分が劣化して底が破けてくるのでは?

という懸念から、下はテント生地を重ねて補強。

これは今回縫製して頂いた日ノ出テントさんのアイデアでした。

流石としか言いようがありません。

で、このポケット

上はしっかりと縫われているんですが、下はフックボタンを外すとリリースされます。

これの理由の一つとして、整備する際

中腰や、しゃがんだりする事があり下も縫われていると、物が取り出しにくいという訳です。

さらには、ポケットの中身が落ちるリスクもあり

これにはコンズサイクルさん流石、現場の声だなーと思いました。

で、捲るとMAJIKAOの生地が羽裏の如くいらっしゃ〜いです。

今回は群衆文様をチョイス頂きました。

生地も厚めの綿100%なんでベースの生地と違和感なくハマっているのもポイント高しです。

また右下のペダルレンチは、自転車をお客さんに納車される際

ペダルが閉まっているかの、チェックを必ずするように決まっているとの事で

使用頻度が高い工具でもあるペダルレンチを前方に持ってきております。

見た目にも可愛らしいですもんね。

続いてはこれ。何かわかりますか?

注目は真ん中のスリッドです。

これ恐らく今回の製作に置いて一番拘られた所なのではと思いますが

その理由が次の写真で

自転車にも着たまま乗れる!

わざわざ、エプロンを脱着しなくとも、整備が完了した、

お客さんの自転車を着たまんま試走が出来るという。優れもの。

真ん中にスリッドを入れるという非常に単純、シンプルな事ではあるのですが

恐らくこれで作業効率はグッと上がるでしょうし、こんなメカエプロンが欲しかったって

思う人も居られるんではないでしょうか。


MAJIKAOとしても、この点非常に勉強させて戴きました。

以上が、このエプロンの細かいDetailです。



最後に、地場(京都)で完結したという点に置いて少しお話を。

今回、コンズサイクルさんとMAJIKAO以外に縫製に関してご協力頂いのが

京都は東山仁王門通りにある(厳密には東大路通沿い)日ノ出テントさん。

京都では100年以上続く老舗さんでトラックの荷台に被せる幌や、

店先のシェードなどの生地を得意とし、自社でバッグや小物(凄く可愛い)

なども製作されている工房です。

そんな歴史のある工房に、MAJIKAOスタッフと一緒に飛び込みで依頼。

もちろんそれが初対面で、繋がりも一切なかったのですが、京都で作りたいという思いや

物作りの取り組みをお伝えすると、今回の企画に賛同して頂ける事になり

何とかご協力頂けました。

ロゴにも趣がありますね。

これにてコンズサイクルオリジナルエプロンは完成です。

最後に。今回のこの一連の企画を是非取材させて

欲しいと京都新聞の方からお声掛け頂きました。

上の2枚は、そんな取材風景の一コマ。若干プチお披露目会みたいな雰囲気。

オリンピック真っ只中という事もあり、まだいつ掲載して頂けるか分かりませんが

こちらもチェックして頂けると幸いです。


エプロン詳細↓


コンズサイクルオリジナルエプロン
生地 綿100%
販売場所 コンズサイクル/桂川街道店/常盤店/蛸薬師店/草津店/モモテラス/洛北阪急スクエア/西大路店/グリーンパーク
販売価格 ¥16,800(税込)