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世界がもし100人の村だったら

2021.07.30 11:53


『世界がもし100人の村だったら』

(たべもの編)

 


世界には 77 億人の人がいますが、

もしもそれを 100 人の村に縮めて、

食べ物のありかたを見てみるとどうなるでしょう。

 


100 人のうち、

47 人は農村に、

53 人は都市に住んでいます。 

 


畑を耕したり,

家畜をそだてたりしてたべものをつくっている人は、20 人です。

15 人がアジア人、

3 人がアフリカ人、

2 人が南北アメリカやヨーロッパなどの人です。 

 


20 人のうち、

13 人はトラクターで、

7 人は人の力で耕しています。

 


村人は、

食事エネルギーの半分以上を、

穀物からとっています。



100 人の村人のうち、

50 人は米を、

26 人は小麦を、

7 人はとうもろこしを、

ほかはいも類などを主食にしています。

 


村人 100 人のうち、

16 人は 1 年を 110 万円以上で暮らし、

いろいろなものをたくさんたべています。

そのうち 2 人は日本の人で、

1 年を平均 360 万円で暮らしています。



43 人は1 年を 64 万円で暮らし、

きちんとたべています。

41 人は、1 年を 8 万円以下で暮らし、

時々しかたべられません。

 


100 人のうち、太りすぎの人は15 人です。

アメリカでは、砂糖にすると,

1 人が 1 日にティースプーン 50 杯分の糖分をとっています。 

日本では、12 杯です。

 


アメリカの大人を 100 人とすると、

60 人は太りすぎです。

そのうち 14 人は超肥満です。 

 

アメリカの子どもを 100 人とすると、

25 人が太りすぎです。

アメリカでは、太りすぎが死亡原因の第 2 位です。

 


世界がもし 100 人の村だったら、

1 年のあいだに、

75 人は 20 キロの、

25 人は 80 キロの肉をたべています。

村ではこれまで肉類を食べるかどうかは風土や文化によりさまざまでした。 

でもいまは、お金があればだれもがたべるようになりました。

 


1 人が1年にたべる肉は、

インドでは 5 キロ、

中国では 45 キロですが、

イタリアでは 80 キロ です。

 


1 人が 1 年に食べる卵は、

インドでは 30 個、

アメリカでは 174 個、

日本では 226 個です。 

家畜の餌は穀物です。

 


肉や牛乳や卵をたべるということは、

穀物をたべることです。

たとえば、1 キロの牛肉をたべると、

11 キロの穀物をたべたことになります。

 


この村でとれる魚を 100 尾とすると、

18 尾を中国が、

9 尾をペルーが、

5 尾をアメリカが、

5 尾を日本が、

5 尾をインドネシアがとっています。



でも,魚のとりすぎのため村の 4 分の 3 の漁場で魚が減ってきています。



村人はこの 100 尾のほかに、

50 尾の養殖の魚もたべています。 

養殖の魚は、囲われたところでそだてられ、

脂がのりやすい餌をあたえられます。

寄生虫を殺し、病気をふせぐためにいろいろな薬もあたえられます。

 


畑でトラクターをうごかし、

化学肥料や農薬をつくり、

たべものを工場で加工し、

包装するものをつくり、

運ぶには,石油がいります。



アメリカの 4 人家族は、

1 年にたべる牛肉のために、

1000 リットルの石油をつかいます。 

アメリカでは、石油の 15%をたべもののためにつかっています。

 


わたしたちが暮らす日本は、

春夏秋冬、旬の食材にめぐまれています。 



それでは、たべものはどうなっているでしょう。



ヨーロッパは、せまい国がほとんどです。

でも、食料自給率は…

フランスが 121%,

ドイツが 99%,

イギリスが 61%です。 


日本の食料自給率は 40%です。

わたしたちのからだの 60%は、

よその国の資源をつかって、

よその国の人がつくったたべものでできています。

 


わたしたちのたべものをつくっている畑の 70%はよその国にあります。 

わたしたちのたべものをつくるために,

よその国で1年につかわれる水は、

日本でつかわれる全ての水の 1.1 倍です。



日本の穀物自給率は 28%です。

砂漠の国、サウジアラビアは 29%です。

大豆の自給率は 5%。

小麦も野菜も、おおかたは輸入です。

和牛の餌も 70%以上は輸入です。

 


もしも日本でつくられるたべものだけでやりくりするとしたら,

私たちは 1 日 2600 キロカロリーとっているのを、1900 キロカロリーにへらさなくてはな りません。


小麦を 50%、

肉を 90%、

油やバターを 90%、

魚を 15%へらして、

米を 30%、

いも類を 600% ふやさなくてはなりません。

 


日本のわたしたちは、

食費のうち 8%を生鮮食品に、

30%を外食に、

62%を加工食品につかって います。



加工食品は、

日本が世界一たくさん輸入しています。



加工食品には、添加物が欠かせません。

日本では、1500 種類の食品添加物を 1 人が 1 年に 24 キロたべていることになります。

 


小学生と中学生を 100 人とすると、

朝食をかならずたべるのは 77 人です。 

19 人はたべないことがあります。

2 人はほとんどたべません。



70 人は給食をいつも、

あるいはときどきのこします。 



日本のわたしたちは、世界でいちばんたくさんのたべのこしを捨てています。 

 


わたしたちが捨てるたべのこしは、

年に 2000 万トン以上です。 

世界の食料援助量は、

年に 1000 万トンです。